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【学年別】塾の冬期講習の費用|申込時期・選ぶポイントも解説

【学年別】塾の冬期講習の費用|申込時期・選ぶポイントも解説

本記事では、冬期講習の受講を検討している方に向けて、冬期講習に関する以下4つを解説します。

  • 冬期講習の費用目安
  • 冬期講習の目的・授業内容・実施時期・申し込み時期
  • 冬期講習を受ける5つのメリット
  • 冬期講習を受ける塾や予備校を選ぶポイント・注意点

本記事を通じて冬期講習を受けるべきかどうか、受けるならどのような塾・予備校が良いのかを判断する目安がわかります。

費用の相場や具体的なメリットがわからず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

【小学生・中学生・高校生ごとに解説】冬期講習の費用目安

【小学生・中学生・高校生ごとに解説】冬期講習の費用目安

ここでは、冬期講習の費用目安を学年別に解説します。

冬期講習は学年や受講目的、年末年始の特訓授業を受講するかどうかによって費用が変動するのが特徴です。

以下は、通常の冬期講習の費用目安です。費用目安を知ることで塾や予備校を比較しやすくなるため、ぜひ参考にしてください。

年末年始の特訓授業とは?

一般的に冬休みは2週間前後、そのうち年末年始の休みは1週間前後です。

年末年始には通常の冬期講習とは別に入試対策の特訓授業を行う塾が多く、通常の冬期講習に加えて受講すると費用が高くなる傾向があります。

特訓授業の受講が任意か必須かも塾によって異なるため注意しましょう。

小学生の場合:10,000円~100,000円

小学生の冬期講習の費用目安は、10,000円~100,000円。

授業1コマあたりの料金目安が3,000円程度のため、数コマの受講なら10,000円程度、2教科12コマなど複数教科・コマの受講なら40,000円程度です。

また、受講目的が授業の予習・復習であるか、受験対策であるかで費用は異なります

小学1~5年生の場合、主要科目の国語や算数の予習・復習や、苦手科目の克服のための受講が一般的です。

一方、小学6年生は国語・算数に加えて、理科・社会の学習も欠かせません。中学校の入学前に、小学校で習う範囲の苦手は克服しておきたいものです。

中学受験を目的とする場合、受講科目や受講数が多くなるため費用が高くなります。

受験を控えた小学6年生の場合、冬期講習と年末年始の特訓授業を合わせると、総額が100,000円を超えることもあります。

中学生の場合:15,000円~100,000円

中学生の費用目安は、15,000円~100,000円。中学生も目的や科目数、受講数によって、費用が異なります。

5教科すべての予習・復習や受験対策に冬期講習を活用しようとすると、それなりの費用がかかります。

1コマあたりの料金目安が3,000円~4,000円程度のため、仮に5教科を6コマずつ、計30コマを受講すると100,000円程度を見積もっておきましょう。

高校生の場合:15,000円~200,000円

高校生の冬期講習は、1~2年生で苦手科目の復習や新学期の予習、3年生で受験対策が目的となることが多いでしょう。

小中学生と同様に、科目数や受講数によって費用が変動しますが、目安は15,000〜200,000円程度です。

受験対策を目的として冬期講習を利用する場合、小論文などの独自問題対策や国公立大学などの受験科目数が多い入試の対策では、費用が高くなる傾向があります。

特に国公立大学の入試対策では、1次試験となる共通テストで5教科7科目程度の受験が求められるため、すべての教科を受講すると受講数が増え、費用が高くなるでしょう。

集団塾を例に出すと、高校生の冬期講習は1講座(5コマ)につき、約20,000円が目安。

仮に国公立大学を志望する場合、入試に必要な5教科7科目(情報Ⅰを含めると6教科8科目)のほか小論文や数英の独自対策を行うと、200,000円程度の費用がかかることもあります。

また、個別指導塾の場合、集団塾の相場よりも高くなることがほとんどです。

冬期講習の目的・授業内容・実施時期・申し込み時期

冬期講習の目的・授業内容・実施時期・申し込み時期

冬期講習の受講を検討するにあたり、受講目的や講習内容、実施・申込時期など基本情報を理解しましょう。

  • 冬期講習の目的
  • 講習内容
  • 実施時期
  • 申し込み時期

それぞれ詳しく解説します。

冬期講習では冬休み期間に集中的・効果的に学習する

冬期講習は、冬休み期間中に集中して学力を高められる重要な機会です。冬期講習の目的と授業内容は、「予習・復習」と「受験対策」の2つに分けられます。

なお、子どもの状況によって受講目的が異なります。

受験生ではない場合は3学期に向けて1・2学期の復習と予習を行うこと、受験生は志望校合格を目指して集中的かつ効果的に受験対策を進めることが目的です。

予習・復習

予習・復習を目的とした冬期講習では、1学期と2学期に学んだ内容の総復習を行います。

人間の脳は、数日経つと学んだことの8割を忘れるといわれています。つまり、学んだ直後は問題なく理解できていたとしても、冬休みには忘れてしまっている可能性が高いのです。

また、3学期の学年末テストでは、1・2学期の復習内容が出題されることもあります。

冬期講習で復習を行うことで、忘れていた学習内容を思い出し定着を図れるうえに、学年末テストの対策にも繋がります。

1・2学期の学習範囲の復習に加え、3学期で学習する内容の予習も重要です。

予習で理解が難しい点を事前に把握できるため、授業の要点が理解しやすくなります。授業自体が復習にもなるため、知識の定着も図れるでしょう。

受験対策

受験を控えている子どもにとって、冬期講習は受験対策ができる最後の長期休暇。そのため、受験対策のラストスパートとして参加する受験生も多いです。

具体的には、入試によく出る問題や志望校の過去問・出題傾向に焦点を当てた演習が行われます。

演習を通じて実践力を鍛えつつ、試験の時間配分にも意識を向けられると効果的な受験対策が可能です。

一方、まだ塾に通っていない人が冬期講習だけで受験対策を完璧にするのは難しいかもしれません。

塾に慣れるまでに時間がかかるうえに、講習期間が短く、十分な対策ができない可能性があります。

冬期講習は受験対策のために重要ですが、講習をきっかけに通塾を考えている場合は十分な効果を見込めないことがあることも理解しておきましょう。

冬期講習の実施時期は12月下旬~1月上旬頃

塾や予備校によって異なりますが、学校の冬休み期間にあたる12月下旬から1月上旬に冬期講習を実施するケースが多いです。

冬期講習は1~2週間と短めなので、明確な目的・目標を持って取り組みましょう。

大晦日・正月三が日の実施は塾によって異なる

大晦日や正月三が日を休校にする塾や予備校もあります。大晦日や正月三が日の受講を検討しているなら、事前に確認すると良いでしょう。

一方で「正月特訓」として、1月1日から講習を実施する塾・予備校もあります。講習時間が長めに設定されている場合が多く、他の受験生に差をつける絶好のチャンスです。

正月特訓を通じて、良いスタートダッシュを切りましょう。

冬期講習の申し込みは11月下旬~12月中旬頃

一般的に冬期講習の申し込み期間は、冬休み前の11月下旬から12月中旬までです。

塾や予備校ごとに申し込みできる期間や講習の定員が異なるため、受講を考えている場合は早めに確認しましょう。

冬期講習を受ける5つのメリット

冬期講習を受ける5つのメリット

冬期講習の受講には、以下の5つのメリットがあります。

メリットを踏まえて、冬期講習を受けるべきかどうかを判断しましょう。

  1. 1学期・2学期に習った内容を総復習できる
  2. 3学期の学習内容を予習できる
  3. 受験生は試験直前対策ができる
  4. 休暇中も継続して勉強できる
  5. 入塾前の体験授業としてもおすすめ

1.1学期・2学期に習った内容を総復習できる

冬期講習を通じて、1学期と2学期に学んだ内容を総復習できます。

学習時は問題なく理解できていても、数か月後にはすっかり忘れていることも多いもの。復習を通じて、忘れていた単元の理解度を高めましょう。

特に苦手分野の復習を冬期講習で行うと効果的です。

また、苦手科目が算数や数学、英語であれば、徹底的に復習を行いましょう。

数学や英語は積み上げ型の教科で、学んだ知識を活用しながら新しいことを学んでいきます。そのため、わからないまま放置すると、その後の学習に悪影響を与えるかもしれません。

新学期を自信を持って迎えるためにも、冬期講習を利用して、苦手な単元や教科をきちんと復習しましょう。

2.3学期の学習内容を予習できる

冬期講習は、3学期の授業内容の予習にも役立ちます。

授業が行われない冬期講習の期間では、余裕をもって予習に取り組めます。また、予習をしておくことでその単元の要点を掴めるため、授業の理解度を高められるでしょう。

そのため、冬期講習で予習を行うことで、3学期の授業に万全な状態で臨むことが可能です。

3.受験生は試験直前対策ができる

受験生にとって、冬期講習は集中して受験対策を行う絶好の機会です。

集団塾の場合は、演習問題を通して、入試でよく出るポイントや得点力を高めるコツを教わることができます。

個別指導塾の場合はそれだけでなく、学習状況に合わせて苦手な分野を復習したり、志望校の過去問や出題傾向が似ている他校の問題に取り組んだりすることも可能です。

また、推薦入試を考えている場合、面接や小論文対策も欠かせません。多くの塾や予備校では、冬期講習で面接練習や小論文対策も行っています。

志望校の合格実績がある塾や予備校を選ぶことで、志望校の出題傾向に合わせた対策も可能です。

自信を持って受験に臨むためにも、合格に何が必要なのかを判断し、適切な講習を選びましょう。

4.休暇中も継続して勉強できる

冬休みは学校の授業がないため、学習習慣が途切れてしまう子どもが多いもの。しかし、冬期講習を受けることにより、休暇中も学習習慣を保てます。

学習習慣が確立できていない子どもにとって、冬期講習は習慣づけのきっかけになるでしょう。

長期休暇で学校の授業が進まないか期間にこれまでの復習に集中して取り組むことで、結果として学習のやり方が身について習慣化することができます。

5.入塾前の体験授業としてもおすすめ

入塾を考えている塾や予備校で、冬期講習を受けるのもおすすめです。

通常の体験授業だけでは、その塾・予備校が子どもに合っているかを見極めきれないことも。

冬期講習を活用すれば、数日間にわたって授業を受けられるため、塾や予備校が子どもに合っているかどうか、どのような学習効果が期待できるかを判断しやすくなります。

冬期講習を受けることで塾や予備校の教育方針、授業の質、雰囲気などを時間をかけて確認できます。

塾に通い始めようとする子どもや保護者にとって、塾選びの重要な判断材料となるでしょう。

冬期講習を受ける塾や予備校を選ぶポイント・注意点

冬期講習を受ける塾や予備校を選ぶポイント・注意点

冬期講習の受講を考える上で、注意すべきポイントを5つ紹介します。子どもに合った塾や予備校を選ぶ判断材料にしてください。

  • 目的とカリキュラムが合っているか確認する
  • 授業のレベルが合っているか確認する
  • 通塾が負担にならないか確認する
  • 授業料が負担にならないか確認する
  • 複数の塾や予備校で比較・検討する

目的とカリキュラムが合っているか確認する

冬期講習の目的が授業の予習・復習にあるのか、あるいは受験対策にあるのかを明確にし、目的に合った塾や予備校を選びましょう。費やした時間と金額に見合った成果を得やすくなります。

各社の公式サイトやパンフレットだけで判断できない場合、塾や予備校の教師・担当スタッフに相談しましょう。

トライのオンライン個別指導塾では子どもの学習目的に合わせた授業が可能

トライのオンライン個別指導塾では、子どもの学習目的に合わせた様々なコースを提供しています。

たとえば、高校生向けでは7つのコースが用意されています。

コース名特徴
定期テスト対策コース苦手科目の克服から得意科目の強化まで対応
大学入試対策コース子どもの受験に合わせた専門的な対策
内部進学・推薦対策コース豊富な実績に基づいた志望理由書・面接の対策が可能
総合型入試対策コース合格に必要な「自分の考えを伝える力」を強化
難関大学入試対策コース合格実績や指導経験のある教師がサポート
歯薬獣対策コース特徴的な二次試験や面接対策など、独学では難しい部分をカバー
医学部対策コース医学部合格に向けた専用のカリキュラム作成を実施
参照:高校生のコース│トライのオンライン個別指導塾

トライでは、子どもの学習目的に合った授業が受けられます。

志望校に在学中もしくは卒業した学生教師や、何名もの子どもを合格に導いてきたプロ教師の指導を受けることで、合格に大きく近づけるでしょう。

授業のレベルが合っているか確認する

目的とカリキュラムが一致していても、授業のレベルが子どもに合っていなければ、期待していた学習効果を得られないかもしれません。

特に、冬期講習が通常授業の一部として行われる場合、普段塾に通っていない子どもには学習内容や授業進度が合わないことがあります。

そのため、あらかじめ講習のレベルや進度を確認しておきましょう。

普段から通っている塾の冬期講習であっても、現状に合った講習を選択できているかの判断が求められます。

子どもの学力に合った講習を選び、学習効果を最大限に引き出しましょう

通塾が負担にならないか確認する

冬期講習は寒い季節に実施されるため、通塾が負担になることがあります。

講習の時間によっては通勤・退勤の時間帯と被ったり、雪や凍結が原因で電車が遅延したりすることも考えられます。

子どもが無理なく、安全に通塾できるかを前もって確認しましょう。

オンライン家庭教師なら通塾の負担を軽減できる

オンライン家庭教師は自宅で授業を受けられるため、通塾時の天候や状況に悩まずに授業を受けられます。

塾や予備校が遠い場合や通塾の負担を減らしたい場合は、オンライン家庭教師を検討すると良いでしょう。

授業料が負担にならないか確認する

冬期講習の授業料が家計に負担を与えないかどうかの確認も重要です。普段から通塾している場合、通常授業の料金に加えて、冬期講習の費用が追加でかかります。

通塾していない場合、通塾生と比較して普段の勉強を行っていない分、通常より多くの授業が必要になる可能性があります。

加えて、医学部受験など選択するコースによっては、費用が高くなる場合も。コースの内容だけではなく費用も事前に確認し、予算に合ったものを選びましょう。

複数の塾や予備校で比較・検討する

塾や予備校によって授業内容や費用が異なるため、複数の塾や予備校の比較が大切。

子どもにとって最適な冬期講習を見つけるために、以下5つのポイントを比較しましょう。

  • 教師の質
  • 指導方法
  • 講習内容
  • 通塾の負担
  • 料金体系

すでに通塾している場合でも、他の塾や予備校で行われる冬期講習の受講を検討する価値はあります。

冬期講習をきっかけに、子どもの学習目的によりふさわしい塾がないかどうかを調べてみると良いでしょう。

冬期講習に関するよくある質問

冬期講習に関するよくある質問

最後に、冬期講習に関するよくある質問を2つ解説します。

Q.冬期講習と直前講習の違いは?
Q.冬期講習の注意点はある?

Q.冬期講習と直前講習の違いは?

冬期講習と直前講習の主な違いは、開催時期と目的にあります。

冬期講習は冬休み期間、つまり12月下旬から1月上旬にかけて開催されます。

一方、直前講習は受験期直前または受験期、具体的には1月から3月にかけて行われることが大半。

また、冬期講習では学校の授業の予習・復習もしくは受験対策を目的とし、直前講習は入試に向けた集中的な対策を目的としています。

開催時期や受講目的に合わせて、適切な講習を選びましょう。

Q.冬期講習の注意点はある?

冬期講習には注意点も存在します。子どもの学力に合ったコースを選ばないと、期待していた効果を得られない可能性がある点です。

特に受験生は時間に限りがあるため、目的と自身の学力レベルを客観的に判断し、ふさわしいコースを選択しましょう。

また、受験生ではない場合、学習へのモチベーションが低いことも考えられます。そのため、子どもの意見を聞かず強制的に冬期講習に参加させるのは避けましょう。

本人のやる気が伴わない場合、費用に見合う効果が得られないこともあります。

子どもの意欲や状況に合わせて、冬期講習を受けるかどうかを判断しましょう。

まとめ

まとめ

本記事では冬期講習の費用に加えて、講習の目的やメリット、塾や予備校選びのポイントを解説しました。

費用は学年ごとに異なりますが、目安は以下のとおりです。

  • 小学生:10,000~100,000円
  • 中学生:15,000~100,000円
  • 高校生:15,000~200,000円

冬期講習を選ぶうえで特に重要なのは、受講目的とカリキュラムが一致しているかどうかです。

授業の復習・予習のためか受験対策のためかを明確にして、適切な塾・予備校やカリキュラムを選びましょう。