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大学受験勉強はいつからで間に合う?通塾タイミングも解説

大学受験勉強はいつからで間に合う?通塾タイミングも解説

「大学受験の勉強はいつから始めるべき?」
「各学年で大学受験に向けて何をするべき?」
「塾や予備校にはいつから通うべき?」

大学入試を受ける予定の高校生のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

結論、高校3年生からでも受験勉強は間に合うものの、受験勉強をスムーズに進めたい場合や難関大・国公立大を目指す場合は早めに対策を開始するのがおすすめです。

今回の記事では、大学受験対策を始めるべき時期や学年別の学習ポイント、塾・予備校に通うタイミングについて解説します。

本記事を通じて、大学受験に対する不安を解消しましょう。

大学受験勉強はいつから始めれば間に合う?

大学受験勉強はいつから始めれば間に合う?

受験を経験した大学生が勉強を開始したタイミングとして最も多いのは、高校3年生という調査結果があります。

しかし、受験勉強を開始すべき時期は人によって異なり、高校3年生からの対策では遅い場合も。

ここでは、受験を経験した大学生が勉強を開始したタイミングを入試方法ごとに紹介するとともに、高校3年生よりも早い段階で受験勉強を開始すべきパターンについても解説します。

受験勉強を開始するタイミングとして最も多いのは高校3年生

ベネッセ教育総合研究所が受験を経験した大学生を対象に行った調査によると、高校3年生で受験勉強を開始した人が最も多いことが明らかになっています。

入試方法受験勉強の開始時期
高校1年生高校2年生高校3年生その他
一般・センター入試※1(3,338名)5.7% 30.6% 60.7% 3.0%
一般推薦入試※2(477名)4.6% 24.7%  67.5% 3.1%
AO入試※3(245名)4.1% 22.0% 64.5% 9.4%
指定校推薦(573名)5.4% 20.1% 63.2% 11.3%
※1. センター試験:現在の「共通テスト」にあたる入試方法
※2. 一般推薦入試:現在の「学校推薦型選抜」にあたる入試方法
※3. 現在の「総合型選抜」にあたる入試方法
参照:「第2回 大学生の学習・生活実態調査報告書」ベネッセ教育総合研究所

どの入試方法においても、6割以上が高校3年生から受験勉強を開始していることがデータからわかります。

調査結果を踏まえると、大学受験の勉強は3年生からでも間に合うといえるでしょう。

スムーズに受験勉強を進められるのは高校1・2年生

前述の調査結果によると高校3年生で受験勉強を始める人が最も多いですが、時間的・精神的に余裕をもって対策を進めたい場合は、高校1・2年生から開始すると良いでしょう。

受験勉強では、基礎固めを十分に行ったうえで問題演習や過去問演習に取り組む必要があります。

高校3年生から受験勉強を開始する場合、夏ごろには基礎固めを完了させ、秋以降は演習に取り組むのが理想です。

限られた時間のなかで基礎固め・演習を行うため、短期間で集中して取り組めるものの、時間が足りず基礎の抜け漏れが生じる場合もあるでしょう。

一方、高校1・2年生から受験勉強を開始し基礎固めを完了できれば、高校3年生で演習に時間を費やせます。

各対策にじっくりと取り組めるのはもちろん、早めに始めることでライバルにも差をつけられるでしょう。

難関大・国公立大を目指す場合は早めにスタートすると良い

難関大・国公立大を目指す場合は、高校1・2年生などから受験勉強をスタートするのがおすすめです。

難関大・国公立大では入試問題のレベルが高いほか、記述問題や長文問題など独自の問題が出題されることが多い傾向にあります。

そのため、早い段階で基礎を固め、応用・演習や過去問対策に時間を費やしましょう

また、国公立大では一次試験にあたる共通テストの受験科目数が多い点にも注意が必要です。

私立大の入試は一般的に2~3教科で受験できる一方で、国公立大では一次試験にあたる共通テストで基本的に6教科8科目程度の受験が求められます。

広い出題範囲をカバーするためにも、受験勉強は早めに開始しましょう。

【学年別】大学合格に向けた受験勉強のポイント

【学年別】大学合格に向けた受験勉強のポイント

大学合格に向けた受験勉強で押さえるべきポイントは、学年によって異なります。

各学年の受験勉強のポイントは以下の通り。

  • 高校1年生|基礎固めをしっかり行う
  • 高校2年生|志望校を意識して学習を進める
  • 高校3年生の春~夏|基礎固めを完了する&入試までの計画を決める
  • 高校3年生の秋~冬|応用力強化・過去問対策で受験本番に備える

それぞれ詳しく解説します。

高校1年生|基礎固めをしっかり行う

高校1年生では、受験勉強の要となる基礎固めをしっかり行いましょう。

特に、高校2・3年生の学習でも必要な単元をしっかり勉強しておくと、その後の学習もスムーズに進みます。英語なら英単語や英文法、数学なら2次関数や三角比などがあげられます。

高校1年生から受験勉強を開始する場合、入試間近の受験生のように張り詰めて勉強をする必要はありません。余裕を持ってじっくりと学習できます。

志望校のレベルや実力にもよりますが、学校の授業をきちんと受けて各単元を正しく理解することを目指しましょう。

また、基礎固めに加えて学習習慣の形成も重要です。学習習慣は一朝一夕でつくものではないため、入試が近くなってからいきなり長時間の学習を行うのは難しいもの。

そのため、高校1年生の段階から勉強する習慣をつけておきましょう。

さらに、学校推薦型選抜を視野に入れている場合は高校1年生の成績も重要となるため、授業や定期テスト対策に真剣に取り組む必要があります。

平均評定4.3以上、定期テスト80点以上を1つの目標にしておけば、出願できる大学の選択肢が増えるでしょう。

進路の選択肢を広げるためにも、高校1年生から基礎固めや学習習慣をつけることを意識してください。

高校2年生|志望校を意識して学習を進める

高校2年生では引き続き基礎固めに取り組みつつ、志望校を意識した対策を行いましょう。

そのために、まずは志望校を決めることが大切。志望校を絞れない場合でも、目指す大学のレベルや学部などを決めておくことで、目標が具体的になるためより効率的な受験対策ができます。

一方、高校2年生は、部活動や学校行事で忙しくなることが多いでしょう。そのため、無理なく受験勉強を行うためには、メリハリをつけて取り組むことが大切です。

部活動や学校行事に全力を尽くしつつ、帰宅後に短時間で集中して勉強に取り組むなど、時間を有効活用できるように意識しましょう。

志望校が決まったら過去問を解いてみる

志望校が決まったら、過去問を解いてみましょう。

高校2年生の段階で過去問を解けなくても気にする必要はありません。ここで重要なのは、現状の学力と出題レベルとの差を把握したり、志望先の出題傾向や問題形式を理解したりすること。

過去問を実際に解くことで、自分には何が足りないのか、足りないものを補うためにはどのような対策をすべきかを考える良いきっかけとなります。

高校3年生の春~夏|基礎固めを完了する&入試までの計画を決める

受験勉強を開始する時期やペースによって異なりますが、1つの目安として高校3年生の夏までに基礎固めの完了を目指しましょう。

夏までに基礎が固まっていると、その後の問題演習や過去問対策などの受験勉強をスムーズに進められます。

また、入試までの限られた時間を効果的に活用するには、志望校のレベルと自分の学力を踏まえた学習計画を立てることも重要

計画を立てる際は学校の先生や塾、予備校の教師と相談すると良いでしょう。

自分の状況に合った学習方法を把握できるだけでなく、志望校合格に向けた具体的な道筋が見えてきます。

トライのオンライン個別指導塾では担任の教育プランナーが合格に向けてサポート

参考:《公式》トライのオンライン個別指導塾│授業満足度No.1

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トライのオンライン個別指導塾では、専任の教師とは別に教育プランナーが担任としてつきます。

学習カリキュラムの策定から教師の選任、日々の勉強サポートなど、教師とは異なる形で生徒の目標達成を全力で後押しします。

また、定期的に行われるトライの教育プランナーとの学習面談では進路選択や志望校決め、受験までの学習スケジュールについても相談可能です。

各地の受験情報や学校事情にも精通しているため、一人ひとりが効率的に受験対策を行えるよう適切なサポートを提供します。

トライのオンライン個別指導塾

高校3年生の秋~冬|応用力強化・過去問対策で受験本番に備える

高校3年生の秋から冬にかけては、受験本番に向けて応用力の強化に取り組みます。

基礎学力がついていることが前提ではありますが、理解が不十分な箇所や不安な箇所があれば基礎に戻って復習しましょう。

また、問題演習や応用力の強化とともに、過去問対策も行いましょう。過去問を通じて志望校の出題傾向に慣れつつ、必要な対策を行います。

出題分野に苦手な単元があるなら復習したり、配点の高い分野に重点をおいて学習したりすると良いでしょう。

応用力強化や過去問対策を中心に、必要に応じて基礎に立ち返ることが志望校合格への鍵となります。

塾・予備校にはいつから通うべき?

塾・予備校にはいつから通うべき?

受験勉強を進めるにあたり、塾や予備校にいつから通うべきか迷いますよね。

結論、効率よく受験対策を進めるために、塾や予備校にはできるだけ早く通うのがおすすめ。

しかし、部活動や学校行事が忙しい場合は負担になる場合もあるため、状況にあわせて通塾を開始する時期を検討しましょう。

ここでは、大学受験に向けて塾や予備校にいつから通い始めるべきか解説します。

塾・予備校にはできるだけ早く通い始めると良い

塾や予備校は大学受験対策に精通しています。

そのため受験に向けた授業を受けられるほか、受験計画をどのように立てるべきか、その時々でどのような勉強をするべきか、一人ひとりに適切なアドバイスを受けられるでしょう。

部活や学校行事で忙しく時間が限られていたとしても、無理なく勉強との両立ができます。

また、早い段階から受験対策を始めることで、進路の選択肢を広げられます

たとえば、高校1年生から高い平均評定を獲得できていれば、一般選抜だけでなく学校推薦型選抜や総合型選抜で受験するチャンスを得られるでしょう。

高校1・2年生の間に基礎を固められたら、高校3年生で同級生よりも多くの時間を志望校対策に割けるため、難関大学や国公立大学に合格する可能性を高められます。

そのため、塾や予備校にはできるだけ早く通い始めるのがおすすめです。

部活動や学校行事が落ち着いてから通うのもおすすめ

部活や学校行事が忙しい場合は、落ち着いたタイミングで塾や予備校に通い始めることも考えましょう。

勉強との両立を目指して通塾・通学するのも選択肢の1つですが、無理は禁物。

人生で一度限りの高校生活なので、悔いが残らないように部活や学校行事を頑張るのも良いでしょう。

塾や予備校に通えなくても、受験に向けてできることはたくさんあります。

学校の授業にまじめに取り組んだり、毎日15分は家で勉強したりするなど、基礎固めに取り組んでいれば受験勉強を比較的スムーズに進められます

ただ、学習が効率良く進められない、分からないところが多いなどの悩みがあるのであれば、短い時間でも塾や予備校に通うことをおすすめします。

トライのオンライン個別指導塾なら少ない負担で始められる

通塾が必要な塾や予備校では、部活動や学校行事が忙しいと体力的・時間的に負担になることがあります。

早いうちから塾や予備校を利用したいけれど負担を減らしたいという方には、トライのオンライン個別指導塾がおすすめです。

トライのオンライン個別指導塾では自宅でプロ家庭教師の授業を受けられるため、無理なく受験対策を進められます。

さらに、教師とスケジュールが合えば、昼間や深夜でも受講が可能です。部活動や学校行事で忙しい人でも授業を受けやすいでしょう。

仮に急用で授業が受けられなくなったとしても、授業前日の22時までに連絡すれば無料で振替が可能です。

また、高校生向けに様々なコースを提供しているため、目的や志望校に合った指導を受けられます。

志望校合格に向けて無理なく、かつ効率的に受験対策を進めたい方は、ぜひトライのオンライン個別指導塾の利用をご検討ください。

トライのオンライン個別指導塾

大学受験に関するよくある質問

大学受験に関するよくある質問

最後に、大学受験対策に関するよくある質問を解説します。

Q.高校3年生から受験勉強をするのは遅すぎる?
Q.受験勉強の時間はどれくらい確保すべき?

Q.高校3年生から受験勉強をするのは遅すぎる?

高校3年生から受験勉強を始めるのは一般的で、遅すぎるわけではありません。しかし、志望校のレベルや学力によっては間に合わないこともあります。

受験科目数の多い国公立大学を志望している場合、高校3年生からの受験勉強を開始しても対策が間に合わず、志望校に合格するのが難しいでしょう。

また、高校1・2年生の段階で基礎が十分に理解できておらず基礎固めに時間を要する場合、同様に対策が間に合わないかもしれません。

なお、高校1.2年生のうちに受験勉強を開始できれば、高校3年生の段階で周囲と差をつけた状態で対策を進められます。

そのため、開始時期は早ければ早いほど有利でしょう。

Q.受験勉強の時間はどれくらい確保すべき?

ベネッセ教育総合研究所の「第2回 放課後の生活時間調査-子どもたちの24時間- ダイジェスト版 [2013]」によると、高校2年生の平均勉強時間は1時間34分です。

ただし、データには受験をしない生徒も含まれています。

学校生活の忙しさや実力、志望校のレベルによって必要な勉強時間は異なりますが、大学受験をするなら平日3時間、休日5~7時間の勉強時間を確保することが望ましいでしょう。

まとめ

今回の記事では、大学受験に向けた勉強を始めるべき時期や学年別の学習ポイント、塾や予備校に通うタイミングを解説しました。

要点は以下の3つです。

  • 大学受験の勉強を始めるべき時期:一般的には高校3年生からでも間に合うが、志望校のレベルや実力によっては高校1・2年生から開始するのが良い。
  • 学年別の学習ポイント:高校1年生では基礎固め、高校2年生から志望校を意識した対策を開始する。高校3年生はの春~夏には基礎固めを完了して受験対策の計画を立て、秋~冬には応用力強化・過去問対策に取り組む。
  • 塾・予備校に通うタイミング:できるだけ早い方がよいが、学校行事や部活動が落ち着いてから通うのもおすすめ。

受験勉強の開始は先延ばしにせず、高校1・2年生など早い段階からコツコツと進めることで、進路の選択肢を広げられます。

「もっと早くから受験勉強を始めておけば良かった」「受験対策が間に合わなかった」と後悔しないよう、できるだけ早めに受験勉強を開始しましょう。

学校行事や部活動が忙しい場合は、自宅でプロの授業を受けられて無理なく受験対策を進められる、トライのオンライン個別指導塾の利用をぜひご検討ください。