「大学受験に向けて塾に行く必要はある?」
「大学受験に向けて塾に通う人はどれくらいいる?」
「大学受験に向けて塾に通うメリットはどんなものがある?」
上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
大学受験生が塾に通うことは必須ではありませんが、通うことで得られるメリットは多々あります
。
この記事では、塾に行くべきか考える際に留意すべきポイントやメリットやデメリット、塾の選び方について解説します。
塾への疑問や迷いを解消して、より良い選択をできるようぜひ参考にしてください。
この記事の目次
大学受験をする高校生は塾に行くべき?
大学受験をする高校生は「塾に行くべきかどうか」と悩むこともあるでしょう。通塾すべきかどうかは生徒の進路や学習状況、環境によって異なります。
実際に塾に通っている高校生の割合や行くべき生徒の特徴、通い始める学年について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
塾に通っている生徒は高校生の33.2%
大学受験において塾が必要かどうかは個人の状況により異なりますが、必須ではありません。文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査」によると、1週間に1日以上塾に通っている高校生は、全体の33.2%
でした。
上記は大学受験を行わない生徒も対象の調査となっています。大学進学率が58.9%であることを考慮すると、大学受験を行う生徒の通塾率はより高いでしょう。
とはいえ大学受験において塾は必須ではなく、子どもの学力や志望校のレベルによって判断するのをおすすめします。子どもとご家族でよく相談して最適な選択をすることが重要です。
独学で大学に合格する生徒もいる
塾に通わず、独学で合格する生徒も一定数います。基礎学力や自己管理能力があり、通っている高校の学習カリキュラムが大学受験の内容をカバーできるなら、十分合格を狙えるでしょう。
独学で勉強する場合、塾や予備校のような画一的なカリキュラムに縛られず、科目や内容を自分で自由に決められるメリットがあります。自分に合ったペースで学習できるため、制約されるのが苦手な生徒におすすめです。
ただし、独学で受験対策をする場合は、情報収集を自分で行う必要がある点にも注意が必要
です。
「受験は情報戦」ともいうように、二次試験の対策方法や併願校選びなど、情報収集は受験において非常に重要です。学校の先生に聞いたりインターネットを活用し、必要な正しい情報をしっかり集められるようにしましょう。
塾に通うべき生徒の特徴
塾に通わなくても大学に合格できる生徒もいますが、以下のような特徴のある生徒は塾に通うと良いでしょう。
塾に通うべき生徒の特徴 | 塾に通うメリット |
一人だとだらけてしまう | ・競争意識を持てる ・同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる |
勉強の進め方や志望校の対策方法がわからない | ・教師からアドバイスを受けられる ・適切な学習方法で効率アップできる |
進学校ではない学校に通っている | ・学校だけでは不足する情報を補える ・より充実した学習環境に身を置ける |
周囲の環境によってやる気が左右される、独学では不安、という場合は塾に通うことで大学受験に向けて効果的に学習できる
でしょう。
いつから塾へ通うべきか
以下の3つの理由から、早めに塾に行くことをおすすめします。
- 一般入試よりも推薦入試による入学者数が多い
=評定平均や高校生活での努力や成果を重視する入試の割合が増加している - 本格的な受験対策に充てる時間の確保
- 勉強習慣の確立
近年、学校型選抜や総合型選抜入試といった推薦入試を選択する生徒が増えてきています。推薦入試では調査書が重要視されるので、高校1~2年生の成績にも気を配る必要がある
でしょう。
受験対策のためにはあらかじめ教科の履修をほぼ終了させ、受験問題の演習に時間を割く必要があります
。弱点の洗い出しや克服に充てる時間も考慮しましょう。
部活動や習い事で忙しいと通塾が難しい場合もありますが、できる限り早い段階から通い始めることをおすすめします。
高校1年生から通っていないと遅い?
高校2年生以降で塾に通い始めることは、必ずしも遅いわけではありません。自主学習や学校の授業で十分に理解できていれば、塾に通う必要性は高くありません。
塾に通うのが難しい場合は、学校の授業を集中して受けること、学校の宿題は必ずやることなど、基本的な学習に徹底的にこだわりましょう。
早い時期から塾に通うと、評定に関わる定期テスト対策の時間を確保できるほか、基礎固めや学習習慣の確立もできるため、スムーズに本格的な受験勉強に進むことができます。
本人の意欲や学習レベル、部活動や習い事の忙しさなどによって入塾タイミングを判断
してください。
塾以外で学習する方法も
通塾が難しい場合には、塾以外で学習する以下の選択肢もあります。
学習方法 | 特徴 |
自主学習 | ・授業や参考書、インターネット上の学習資料などを活用する ・自分のペースで学習できる |
オンライン授業・オンライン学習 | ・オンラインで講義を受けたり問題演習を行ったりする ・時間や場所の制約なく学習できる |
塾や予備校による講座の一部受講 | ・苦手分野のみ受講できる ・費用を抑えられる |
塾以外の学習方法では自ら意欲的に取り組むことが重要
です。自身の学力や学習スタイル、目標に合わせて判断してください。
大学受験対策で塾に通う7つのメリット
大学受験対策で塾に通うことには以下のメリットがあります。
- 高品質な授業が受けられる
- よい学習環境で勉強できる
- モチベーションが高められる
- 授業以外の学習サポートを受けられる
- 充実した受験情報を得られる
- 教材を活用できる
- 志望大学に特化したカリキュラムで対策できる
大学受験は独学で合格することも可能ですが、塾に行くメリットを確認して子どもがより効果的に学べる環境を整えてあげましょう。
詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。
メリット1. 高品質な授業が受けられる
「高品質な授業が受けられる」ことは、塾に通うことの一番のメリットとして挙げられるでしょう。主に以下のようなものが考えられます。
- 指導経験豊富な教師の授業
- 志望校出身の教師による授業
- 志望校に合わせた教材やカリキュラム
- 生徒一人ひとりに合わせた授業
このような授業は、生徒の能力や学習効果を最大限に引き出すことができるでしょう。塾選びの際に重要なポイントでもあるため、よく考慮して選ぶことをおすすめします。
メリット2. よい学習環境で勉強できる
塾には静かで集中できる自習室が完備されていることが多いため、効果的な学習時間を確保できます。自宅以外の環境で勉強することで、遊びやスマートフォンの操作などの誘惑を断ち切り、集中力が高まるでしょう。
塾の自習室では周りの生徒も勉強に集中しているため、自然と学習意欲も高まります
。混雑した図書館やカフェと比べて塾の在籍生だけが利用できる自習室は座席も確保しやすく、快適なことが多いです。
メリット3. モチベーションを高められる
塾にはモチベーションの維持・向上に必要な下記のポイントもそろっています。
- 生徒同士の仲間意識
- 生徒同士の競争意欲
- 教師による効果的なフィードバック
塾では同じ目標を持つ仲間と高め合いながら、受験対策に精通した教師から効率的な学習方法・テクニックを習得可能です。自習室を活用すれば、他に頑張っている生徒を見て、モチベーションが高い状態で学習することもできるでしょう。
また、塾内で実施されるテストや模擬試験の点数を競うことで切磋琢磨していけるところも大きなメリット
です。
独学では難しいモチベーションの維持も、通塾することで解決できるかもしれません。
メリット4. 授業以外の学習サポートを受けられる
塾では個別の質問や相談に対して、経験豊富な教師から専門的なアドバイスや解説を受けられるため、学習の理解度が深められます。
塾の授業で生じる疑問点に対して教師が回答してくれることもある上、自習中でも質問できる環境が整っていることが多いです。
難しい問題や考え方についても納得がいくまで質問できれば、わからない問題を放置してしまう、という事態を避けられるでしょう。
また、塾は学習面だけでなく受験に対する心理的なサポート
も行います。受験にはつきものであるストレスや不安を、一人で抱えるのは辛いもの。それらに寄り添い、解消してくれる心強い存在として活用するのも良いでしょう。
メリット5. 充実した受験情報を得られる
受験情報を豊富に持っている塾では、大学や学部の入試傾向や過去の出題傾向、対策のポイントなど、塾の生徒以外には公開していないような情報を得られます。
大学受験の状況は年度によって変化しますので、塾で最新の入試情報を収集し、合格を目指しやすい学習計画を立てられるようにしましょう。
トライのオンライン個別指導塾では担任の教育プランナーが一貫してサポート
トライのオンライン個別指導塾は、教師のサポートはもちろん、教育プランナーによるサポートも充実
しています。
一般的なオンライン個別指導塾では担当者がバラバラになってしまいがちですが、トライのオンライン個別指導塾では、専任のプランナーが一貫したサポートをおこないます。
子どもに最適な学習計画を立て、ぴったりな教師を選抜し、受験面でのサポートもおこないます。
トライの教育プランナーは各地の受験情報や学校事情にも精通している、教育のプロフェッショナル。子どもも保護者もいつでも頼れる存在です。
参照:《公式》トライのオンライン個別指導塾│授業満足度No.1
メリット6. 教材を活用できる
大学受験対策では自分のレベルに合った問題集や参考書を活用することが大切です。
塾では過去問題集や模擬試験など様々な教材を用意しており、貸出していることもあります。気になっている参考書が自分のレベルに合うかを試したい時や、特定の単元の問題演習をたくさん行いたい時などに便利です。
どんなレベルの教材が置いてあるか、どれぐらいの量の教材が置いてあるかは塾によって異なるので、気になる方は入塾前に確認するのがおすすめです。
メリット7. 志望大学に特化したカリキュラムで対策ができる
塾のカリキュラムは各大学の入試要項や過去の出題傾向を踏まえて作られています。志望大学に特化して対策できるため、効率的かつ効果的な学習が可能です。
また、志望大学への合格実績が豊富な教師や志望大学出身の教師に指導してもらえる
こともあり、より専門的な授業を受けられます。
一部の大学では、面接や小論文など独自の入試方式や試験科目を採用しています。塾では面接対策や小論文の書き方など、主要科目以外の授業に対応していることもあり、志望校に合った入試対策ができます。
難関大学への進学を目指す場合は、塾に通うメリットが特に大きいでしょう。
なぜなら、高度な知識や戦略が求められる難関大学の受験は、塾に通って専門的な指導やサポートを受ける価値が高いからです。
トライのオンライン個別指導塾では「難関大学入試対策コース」を設けており、全国33万人の登録教師の中から選抜された経験豊富なプロ教師や難関大生が、マンツーマンで授業をおこないます。トライは難関大学に多数の合格者を輩出しており、大学ごとの傾向に合わせて対策できます。
合格実績や指導経験のある教師が合格まで力強くサポートするため安心してお任せください。無料体験授業・資料請求もできますので、まずはお気軽にご相談ください。
その他のメリット
その他にも、塾に通うことには以下のメリットがあります。
- 目標設定と計画のサポートを受けられる
- 受験以外の情報やサービスを受けられる
塾では教師が勉強を教えるだけではなく、目標設定や学習計画の立て方をサポートしてくれます。生徒の目標に合わせた志望校や科目の選択・学習スケジュールの作成など、具体的なアドバイスを受けられるのもメリットでしょう。
また、塾では受験に関する情報だけでなく、進路についての情報を得たり、カウンセリングを受けたりすることも可能です。
受験スケジュールの作成、奨学金や留学制度の情報提供など、受験時に必要なサポートも一貫して受けられます
。
大学受験対策で塾に行く5つのデメリット
大学受験対策で塾に通うデメリットは以下のとおりです。
- 教育費用が増える
- 自分のペースで学習しづらくなる
- 心身の負担が増えることがある
- 塾や教師と相性が合わないことがある
- 塾に通っているだけで満足してしまう可能性がある
大学受験対策塾へ通うデメリットも把握し、子どもの負担が大きくならないよう最適な選択を
しましょう。
デメリット1. 教育費用が増える
大学受験対策で塾に通う最大のデメリットは、年間平均で数十万の教育費用がかかることです。塾に通うために必要な費用は授業料だけでなく、教材費や入会金など多岐に渡ります。
政府統計「令和3年度子供の学習費調査」によると、高校生の学習塾費の平均は全学年で年間約36.3〜44.7万円です。高校3年生では、公立校では年間約45万円、私立校では年間約53万円と費用が高くなります。
【高校生の学習塾費(年間、単位:円)】
全体 | 1年生 | 2年生 | 3年生 | |
公立 | 363,000 | 263,000 | 351,000 | 450,000 |
私立 | 447,000 | 314,000 | 478,000 | 534,000 |
参考元:政府統計「令和3年度子供の学習費調査」
授業数や通塾期間により費用がさらに増える可能性
があります。通塾に必要な費用を事前に確認し、検討しましょう。
デメリット2. 自分のペースで学習しづらくなる
塾の授業はカリキュラムに沿って進められるため、自分のペースで学習しづらくなります。
特に、集団授業では他の生徒との進度や理解度に合わせて学習が進む
ため、ペースが合わずに学習効率が落ちてしまうことも。自分のペースで学習を進めたい子どもにとっては、デメリットに感じるでしょう。
デメリット3. 心身の負担が増えることがある
塾に通うと時間的な制約が増えます。部活や習い事を行っている場合はスケジュールを合わせたり、睡眠や休息の時間が少なくなることで心身の負担が増える可能性があります。
過密なスケジュールになってしまうとストレスや疲労が蓄積され、効率的に学習できなくなるため、意識して休息時間をつくるよう心がけましょう
。
デメリット4. 塾や教師と相性が合わないことがある
塾によって教育方針や授業形式が異なり、教師の性格や指導スタイルも様々なため、相性が合わないこともあります。相性が合わないとモチベーションの低下につながり、効果的な学習ができない可能性もある
でしょう。
相性が合わない塾や教師には質問や相談がしにくく、わからない問題や不安を解決できなくなる可能性があります。大学合格に向けて対策を進めていくために、塾や教師との相性はしっかりと見極める必要があります。
デメリット5. 塾に通っているだけで満足してしまう可能性がある
塾に通っているとそれだけで満足してしまい、「自主学習をしない」「授業に参加するだけで成績が上がると思ってしまう」ような子どももいます。
塾へ通うだけでは成績は上がらないことを前提とし、塾へ通うことはあくまでも学習の補助的な位置づけだと考え、自宅学習も重要であることをきちんと認識しましょう。
塾は無駄だったと振り返る人も
塾に通うことが必ずしも合格を保証するわけではなく、「無駄だった」と感じる人もいます。
そう感じる原因は、相性が悪い塾に我慢して通い続けていたことや保護者に勧められてやる気のないまま塾に通っていたことなどが挙げられるでしょう。
塾に通うことはあくまで手段であり、受験成功の鍵は自分自身の意欲や継続的な努力にあります。志望校に合格するために、本当に塾が必要なのかを家庭でよく相談してから入塾することが大切です。
大学受験対策塾の選び方は?おさえておきたい5つのポイント
大学受験対策ができる塾は多数存在するため、どの塾にするか迷う方もいるのではないでしょうか。
そこで、大学受験対策塾を選ぶ際に大切な5つのポイントを紹介します。
- 志望大学・学部を明確にする
- 無料体験授業を受ける
- 口コミや評判を確認する
- 通塾し続けられるか確認する
- 費用に問題がないか検討する
自分に合った塾を選べるよう、ぜひ参考にしてください。
1. 志望大学・学部を明確にする
大学・学部により求められる学力や入試内容が異なるため、まずは塾を選ぶ前に志望校を明確にしましょう。志望校をある程度絞りこんだら大学に関する情報を集め、入試情報や合格者の傾向を把握します。
検討している塾のカリキュラムや授業が志望校の入試に合う内容か、自分の目標に適しているかを確認してください。
2. 無料体験授業を受ける
多くの塾では無料体験授業を実施しており、利用することで実際の授業スタイルや学力診断テスト、教師の指導方法、教材の質などを体験できます。
授業スタイルや雰囲気、レベルが自分に合っているか確認すると良いでしょう。
塾の無料体験に参加するメリットは以下のとおりです。
- 無料で実際の授業やテストを受けられる
- 教室や自習室の雰囲気がわかる
他の塾生たちの雰囲気を感じてやる気が上がる - 教室長などが学習相談に乗ってくれる場合もある
入塾前の体験授業で刺激を受けて「塾に通いたい!」と勉強に前向きになる生徒も多いです。
トライのオンライン個別指導塾では無料体験授業を受けられる
トライのオンライン個別指導塾では、無料の体験授業を行っています。対応科目は英語と数学で、所要時間は約60分です。指導実績が豊富な教師による授業を、無料で体験できます。
参照:《公式》トライのオンライン個別指導塾│授業満足度No.1
授業は完全マンツーマン指導のため、納得するまで質問可能です。授業内容だけではなく、勉強方法についてもアドバイスできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
3. 口コミや評判を確認する
塾を選ぶ際は、他の受講生や保護者の口コミ・評判を参考にすることをおすすめします。
ネットに掲載されている口コミや知人からの情報、塾の公式Webサイトなどで評判を確認しましょう。特に、実際にかかる料金や塾の対応に関する情報は、重要な判断材料
です。
4. 通塾し続けられるか確認する
塾の場所やアクセスも考慮すべきポイントです。
通塾には時間や交通費がかかるため、自宅や学校からの距離や交通の便が問題ないか確認しましょう。
自分のスケジュールと塾の授業時間が合うかどうか
を確認することも重要です。
5. 費用に問題がないか検討する
ご家庭の経済状況と照らし合わせて、塾の授業料・支払い方法に問題がないかを確認しましょう。
塾によって授業料は大きく異なりますが、必ずしも料金の高い塾に通えば成績が上がるわけではありません。費用に見合った授業やサポートが提供されているか確認するのがおすすめです。
また、入塾のタイミングによっては、割引キャンペーンなどを利用することで費用負担が少なくなる場合もあります。上手く活用し、無理のない範囲で通える塾を選びましょう
。
大学受験と塾に関するよくある質問
最後に、大学受験対策の塾に関連する、よくある質問と回答を紹介します。
Q.塾で模試を受けることは可能?
Q.塾と予備校の違いは?
Q.難関国公立大学を目指す場合は塾に通うべき?
大学受験対策の塾について迷いを解消できるよう、ぜひ参考にしてください。
Q. 塾で模試を受けることは可能?
ほとんどの塾で模試を受けることが可能です。
本番の試験に近い形式で行われる模試は、自分の学力を確認するための重要な機会です。塾では実際の入試と同じ時間枠や難易度で行われることが多く、自身の弱点や改善点を把握するのに役立ちます。
また、学校で受けられない模試を受ける際にも、個人で申し込むと手間がかかりますが、塾ではスムーズに申し込みできる場合が多い
です。
模試の結果によって学習状況を客観的に把握できます。得意科目や苦手科目、理解度などを把握することで、効果的な学習計画の見直しや課題の設定が可能になるでしょう。
Q. 塾と予備校の違いは?
予備校に行くべきかどうかは、個人の学習スタイルや目標により異なります。塾と予備校の違いは以下のとおりです。
塾 | 予備校 | |
特徴 | ・学校の授業サポート、テスト対策に向いている ・受験対策も可能 | ・受験対策に特化 ・一方的な講義形式が多い ・教師のレベルが高い ・教師の実績が豊富 |
受験対策に特化した予備校では、過去の出題傾向に基づいた授業や模試の提供・過去問の解説など、大学受験に向けてより専門的なサポートが受けられるメリットがあります。
学校の授業が十分理解できており、受験対策に集中したい子どもには予備校が最適でしょう。
Q. 難関国公立大学を目指す場合は塾に通うべき?
学力や学習環境によって左右されますが、難関国公立大学への進学は塾なしでも可能です。
自分で得意不得意な分野を把握し、参考書やオンライン家庭教師などで必要な学習内容をしっかりと網羅できれば、合格する可能性はあるでしょう。
しかし、難関国公立大学を目指す場合には以下の3つの理由から、塾に通うことを選択する生徒も多いです。
- 2025年共通テストから6教科8科目の対策が必要
- 共通テスト(センター試験)と個別学力検査の両方の対策が必要
- 個別学力検査のレベルが高く、記述問題も多い
難関国公立大学は受験科目が多いほか、問題のレベルも高い傾向にあるため、対策にコツが必要
です。塾に通うことで、自分の強化すべき分野に絞って教われたり、適切なカリキュラムで学習できたりするなど、メリットが豊富にあります。
また、塾には同じ目標を持つ仲間が集まりよい刺激を受けられるため、モチベーション維持にも効果的です。
通塾するか否かは、志望校のレベルや子どもの習熟度、学習習慣、性格などから判断しましょう。
まとめ
この記事では、大学受験する高校生は塾に行くべきか、塾のメリット・デメリット、塾を選ぶ際のポイントについて解説しました。
ポイントは以下のとおりです。
- 塾に通う高校生の割合は33.2%
- 子どもの学力や志望校、性格によるが、基本的には塾に通うのがおすすめ
- 塾選びは志望校に合わせて慎重に行うべき
状況や目標によっては、独学や他の勉強方法で受験対策をすることも可能。子どもに合った最適な方法を選ぶことが大切です。
塾に通うことで得られるメリットはたくさんありますが、費用や通学時間・スケジュールの問題で難しい場合もあるでしょう。その場合はオンライン家庭教師を利用する方法も
あります。
子どもに合った学習方法で、志望校合格を目指しましょう。