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オンライン家庭教師の料金はいくら? 相場と選び方を徹底解説

オンライン家庭教師の料金はいくら? 相場と選び方を徹底解説

パソコンやタブレット1台で自宅から授業が受けられるオンライン家庭教師は、通塾する必要がない手軽さから広く普及しつつあります。

しかし、料金目安を把握していないと、どのように選んだら良いかわからない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、オンライン家庭教師を利用するのに必要な料金や金額の目安を解説します。ぜひ参考にしてください。 

この記事の目次

オンライン家庭教師の料金は月額10,000円から

オンライン家庭教師の料金は月額10,000円から

オンライン家庭教師の利用料金は、一般的に月額10,000円~50,000円程度です。料金全体の主な内訳は以下のとおりです。 

  1. 初期費用 (初月のみ)
  2. 授業料
  3. テキスト・教材費
  4. その他費用(システム費など)
  5. 体験授業料

これらの料金はコマ数や教師のランクなどによっても変動します。本記事での数字はあくまで目安として、それぞれの費用についてくわしくみていきましょう。 

初期費用(入会金):10,000円〜35,000円

オンライン家庭教師に限らず、学習サービスの利用開始時には入会金などの初期費用がかかります。金額は10,000円~35,000円程度です。

パンフレットなどに記載されている「月額料金」には初期費用が含まれないことが多いため、きちんと確認しておきましょう。

授業料:1時間あたり1,500円〜5,000円

オンライン家庭教師の料金は授業の長さによっても異なりますが、1時間あたりに換算すると1,500円~5,000円です。授業時間は多くが1コマ1時間~1時間半です。

学年ごとの料金目安は小学生に近いほど安く、高校生に近いほど高くなります。

なお、難関校受験に特化したコースや特別な実績を持った教師を指名する際は、追加料金が加算されることもあります。希望の授業内容に必要な最終料金を、契約前に確認しておきましょう。

テキスト・教材費:0円~別途発生するところもあり

授業料にテキストや教材の料金を含んでいるオンライン家庭教師の派遣会社が多いですが、別途テキストや教材の費用が発生する会社もあります。

手持ちのテキストを使用する場合は教材費がかかりませんが、教材を購入する場合はあらかじめ費用を確認しておきましょう。

また、テキスト・教材はカリキュラムが進むにつれて追加で購入が必要になることもあります。見積もりの時点で、教材費が授業料に含まれているのか、費用はどれくらいかを確認しておきましょう。

その他費用(システム費など):0円〜10,000円

システム費はオンライン家庭教師の派遣会社によっても詳細が異なりますが、一般的には通信環境や専用ツールなどを整備する目的で発生する費用です。

また、教師の選定や学習相談など授業以外のサポート体制があると、別途管理サポート費も必要になる場合もあります。

システム費と管理サポート費が授業料に含まれているオンライン家庭教師の派遣会社もありますが、別途必要な塾もあります。

システム費と管理サポート費が別途必要になるかどうか、事前に確認しておきましょう。

体験授業料:無料~

オンライン家庭教師の派遣会社によっては無料の体験授業を実施しています。

体験授業には契約前に以下の項目がわかるメリットがあります。

  • 教師と子どもの相性がわかる
  • オンライン形式の授業が子どもに合っているか判断できる
  • 授業の受けやすさ、コミュニケーションのしやすさがわかる
  • 継続していけそうか判断できる

教師と子どもの相性が悪ければ、コストに見合う学習効果を得ることは難しくなります。

そもそも、オンラインの学習環境に子どもが馴染めない場合もあるため、体験授業で事前に雰囲気を把握しておくのがおすすめです。

通信費はかかるが機材費がかかることはほぼない

オンライン家庭教師はインターネット環境とパソコンさえあれば十分な指導が受けられます。
そのため、通信費はかかりますが、普段から使っている端末があれば機材費はほぼかからないでしょう。

ただし、より学習しやすい環境を作るために追加の機材を揃えたほうが良い場合もあります。家計に無理のない程度に、前向きに検討してみてください。

オンライン家庭教師の費用を抑えるポイント

オンライン家庭教師は対面形式の家庭教師や塾より安価な傾向にありますが、以下のポイントに気をつければ、さらにコストを抑えられる可能性があります。 

  • 教科数を絞る
  • 教材を厳選して購入する
  • 割引キャンペーンを利用する

教科数を絞り必要最低限の授業だけを受けるようにすると、費用を抑えられます。得意科目を自主学習でカバーできる場合は、サポートが必要な苦手科目に絞るのもおすすめです。

教材・テキスト費を抑えたい場合は、手持ちのものを使用できないか、費用の安いものを利用できないかを教師に相談するのも良いでしょう。

また、オンライン家庭教師の派遣会社では割引キャンペーンが開催されることもあります。割引キャンペーンは不定期の開催も多いため、WEBサイトやSNSなどで情報を集めておきましょう。

トライのオンライン個別指導塾で必要な費用は入会金と授業料のみ

トライのオンライン個別指導塾なら、必要な費用は入会金と授業料のみです。使用する教材に指定はなく手持ちのものを使えるため、教材・テキスト費も抑えられます。

また、子どもに適した教材が手元にない場合は無料教材が利用可能です。コストを抑えつつ、一人ひとりに最適な学習カリキュラムをご提案します。

塾の費用目安は20,000円〜30,000円

オンライン家庭教師が月額10,000円台から受講できるのに対して、塾の費用は月額20,000円~30,000円程度が一般的です。

文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査」では、学習塾費を支出している多くの家庭が年間40万円以上、月に換算すると30.000円程度の費用を支払っていることがわかりました。

参照 :「令和3年度子供の学習費調査」文部科学省

参照 :「令和3年度子供の学習費調査」文部科学省

年間平均額は中学校で35万円前後、高校で40万円前後です。

通塾先が遠いとさらに交通費などもかかる可能性があるため、そのような場合はオンライン家庭教師のほうがトータルコストを削減できるでしょう。

しかし、塾を検討するなら料金面だけではなく、子どもに効果的な授業形式を選択する必要があります。

子どもの性格によって対面形式とオンライン形式のどちらが良いかは異なるため、メリット・デメリットを考慮しつつ体験授業などを活用して検討してみてください。

塾や家庭教師とどう違う?オンライン家庭教師のメリット7つ

塾や家庭教師とどう違う?オンライン家庭教師のメリット7つ

オンライン家庭教師には、対面形式の家庭教師や塾では得られない7つのメリットがあります。

  1. 塾と比較して費用を抑えられる
  2. どこでも授業を受けられて時間の節約になる
  3. スケジュールを調整できる
  4. 全国から相性の良い教師を見つけられる
  5. 距離感が保てるため人見知りの子どものストレスを軽減できる
  6. 送迎や在宅の必要がなく保護者の負担が軽減する
  7. 感染症のリスクを避けられる

それぞれくわしく解説するので、ぜひ参考にしてください。

メリット①塾と比較して費用を抑えられる

オンライン家庭教師を利用すると、通塾にかかる交通費や家庭教師へのお茶代などの費用を抑えることが可能です。
遠方への塾通いや対面式の家庭教師では、電車代やガソリン代なども毎月の予算に含める必要があります。

その部分を学習面への費用にあてたい場合は、オンライン家庭教師を利用して授業数や科目数を増やす方法を選択しても良いでしょう。

かかる費用と子どもへの学習効果を総合的にみて、判断するのがおすすめです。

メリット②どこでも授業を受けられて時間の節約になる

インターネット環境さえ整っていればどこでも授業を受けられるオンライン家庭教師は、自宅のほか、旅行・帰省先でも学習できます。

そのため、塾へ向かうための時間や開校日時を気にする必要もありません。

オンライン家庭教師なら、パソコン・タブレット・スマートフォンなどの機器と教材・テキストさえあれば、場所や時間を選ばずに授業を受けられます

また、特定の場所に通う必要もなく、子どもの体力に余裕が生まれやすいメリットもあるでしょう。

メリット③スケジュールを調整できる

予定が入ってしまった場合や体調不良時でも、教師と生徒のスケジュールが合えば調整できるオンライン家庭教師の派遣会社もあります。

スケジュールを調整しやすい派遣会社を利用すれば、部活動や習い事などで多忙な子どもでも続けやすいでしょう。

また、授業時間も調整できるオンライン家庭教師の派遣会社もあります。授業に慣れないうちは短く、テストや受験前は長くするなど、状況に合った授業時間に調整すれば、より快適に学習を進められます。

メリット④全国から相性の良い教師を見つけられる

塾や対面形式の家庭教師の場合、地域によっては教師自体が少なく、子どもに合った教師が見つからないケースもあります。

一方、全国から教師を探せるオンライン家庭教師は子どもに合った教師に出会いやすく、より高い学習効果が見込めるでしょう。

教師は指導実績だけでなく、志望校の卒業生、もしくは在学生であることを条件にして選ぶのもおすすめです。体験授業などを活用して、入会前に希望の教師がいるか確認してみてください。

メリット⑤距離感が保てるため人見知りの子どものストレスを軽減できる

子どもが人見知りの場合、塾だと周りに知らない生徒がいて緊張してしまったり、初対面の教師から対面で勉強を教わることに抵抗を感じたりすることがあります。

そこで無理に通わせると、勉強自体を嫌いになってしまう可能性もあるでしょう。

一方、実際に顔を合わせる必要がないオンライン家庭教師はある程度ストレスの緩和が可能です。

自室やリビングなどの落ち着く環境で授業が受けられるため、人見知りの生徒でもリラックスして無理なく学習しやすくなります。

メリット⑥送迎や在宅の必要がなく保護者の負担が軽減する

地理的な制約がなく時間的にも融通が利くオンライン家庭教師は、保護者にも多くのメリットが見込めます。

通塾では教室までの距離や授業が終わる時間によっては子どもを送迎しなければならず、対面形式の家庭教師では授業時間に合わせて保護者の在宅が必要です。

オンライン家庭教師なら送迎や在宅の必要がなく、保護者のスケジュールを考慮する必要がありません
授業のたびに教師に対応しなくても良いため、精神的な負担も軽減するでしょう。

メリット⑦感染症のリスクを避けられる

多くの生徒が集まる塾では感染症への注意も必要ですが、自宅で授業を受けられるオンライン家庭教師はリスクを最小限に抑えられます。

受験やテスト時期の体調不良は本調子でないまま本番を迎えることになるため、極力避けたいですよね。

オンライン家庭教師はすべてがインターネット上で完結するため、塾や通塾中に感染するリスクを回避できます
万が一子どもが罹患しても、体調が回復すればすぐに授業を受けることも可能です。

オンライン家庭教師のデメリットは?

オンライン家庭教師のデメリットは?

一方で、オンライン家庭教師にはデメリットも存在します。 

  1. インターネットの接続トラブルが起こる可能性がある
  2. 授業に集中できる環境を用意する必要がある
  3. 周りに切磋琢磨できる仲間がいない

子どもに効果的な学習環境を与えるために、事前に把握しておきましょう。

デメリット①インターネットの接続トラブルが起こる

オンライン家庭教師はインターネットを利用する性質上、接続トラブルなどが発生する可能性があります。

接続トラブルが発生すると、授業そのものが受講できなかったり、音声や映像が途切れたりして、授業に集中できなくなってしまったりすることもあるでしょう。

事前にネット回線を確認して必要に応じて回線を変更するなど、対策しておく必要があります。

デメリット②授業に集中できる環境を用意する必要がある

自宅で学習できるオンライン家庭教師は、勉強のオン・オフが切り替えづらいデメリットもあります。

慣れ親しんだ自室ではリラックスして授業が受けられる一方で、緊張感が少なく集中が途切れる可能性もあるでしょう。

そのため、オンライン家庭教師を利用する際は子どもが勉強に打ち込めるような環境を整える必要があります。

パソコンや教材以外のものが視界に入らないようにし、授業中は生活音や話し声が邪魔にならないよう家族が協力するなど、集中しやすい環境作りへの協力が必要です。

デメリット③周りに切磋琢磨できる仲間がいない

マンツーマン指導のオンライン家庭教師は、仲間と切磋琢磨して勉強する環境にはなりにくいでしょう。

しかし、オンライン家庭教師はほかの生徒を気にせず教師と向き合えるため、子どもが集中して自分の課題に向き合えます。

ただし、子どもの性格によっては一緒に勉強する仲間がいる環境の方が適していることもあります。

不明点や悩みは同年代のほうが相談しやすい内容もある上、テスト結果などを競うことで学力が伸びるタイプの子どももいるでしょう。

子どもの性格をよく考慮したうえで、塾とオンライン家庭教師のどちらが良いか検討してみてください。 

オンライン家庭教師の料金に関するよくある質問

オンライン家庭教師の料金に関するよくある質問

最後に、オンライン家庭教師の料金に関連するよくある質問を3つ紹介します。よりサービスの理解を深めるためにも、ぜひ参考にしてください。

Q.オンライン家庭教師での授業は対面授業と比べて受けにくい?
Q.コマ制と月額固定制の違いは何?
Q.オンライン家庭教師でも体験授業を受けられる?

Q.オンライン家庭教師での授業は対面授業と比べて受けにくい?

オンラインでの学習経験がない保護者世代は、オンラインで授業がちゃんとできるのか疑問に思うのも無理はないでしょう。

しかし、近年では学校の義務教育でもオンライン授業が取り入れられてきています。

そのため、現代の子どもたちにとって、デジタルツールを使用した学習はごく身近なものと言えるでしょう。オンライン家庭教師の授業形態にも、早い段階で順応する期待が持てます。

また、トライをはじめとして、指導を担当する教師にオンライン授業のための研修を実施している派遣会社も多いです。

そのため、デジタルツールを用いて対面授業に劣らない授業が展開できると言えます。

Q.コマ制と月額固定制の違いは何?

オンライン家庭教師には、コマ制と月謝固定制という異なる料金形態があります。

授業1コマあたりの費用があらかじめ定められているコマ制は、1ヶ月に受けるコマ数で月謝が決まる一方で、月額固定制は最初から1ヶ月の授業時間と金額が決められています。

月額固定制は授業を休むとキャンセル料が発生することもあるため、スケジュールを柔軟に調整したいならコマ制を選ぶと良いでしょう。

一方、コマ制は授業回数で月の授業料が変動するため、授業回数をしっかり把握して授業料を確認しましょう。

Q.オンライン家庭教師でも体験授業を受けられる?

多くのオンライン家庭教師の派遣会社では、体験授業が受けられます

教師と子どもの相性が悪ければ十分な学習効果は得られません。あらかじめ教師や授業に求める内容を判断基準として用意しておき、体験授業を受けてミスマッチを防ぎましょう

まとめ

本記事では、オンライン家庭教師の料金やオンライン家庭教師のメリット・デメリット、費用を抑えて利用するコツを解説しました。

オンライン家庭教師は対面形式の塾に比べて授業料が安く、通塾にかかる交通費なども削減できます。保護者の時間的・経済的負担も軽減できるでしょう。

ただし、マンツーマンで授業をおこなう性質上、同年代の勉強仲間が作れない点には注意が必要です。周囲と切磋琢磨して伸びるタイプの子どもには、オンライン家庭教師は向いていないかもしれません。

周りが気になってしまう・自宅で集中して授業を受けたい子どもの場合は、オンライン家庭教師の体験授業を受けてみるのもおすすめです。

オンライン家庭教師が子どもに適しているかを確認の上、利用を検討してみてくださいね。