自宅で授業を受けられるオンライン家庭教師の派遣会社は複数あり、どのように選べば良いのか迷う保護者の方もいるのではないでしょうか。
オンライン家庭教師の選び方を間違えてしまうと、子どもと相性が合わず効果的に学習を進められない可能性もあるため注意が必要
です。
そこでこの記事では、オンライン家庭教師の選び方のポイントや利用するメリット、よくある質問を紹介します。子どもにとって最適な学習方法を模索している方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
オンライン家庭教師の選び方は?チェックすべき8つのポイント
オンライン家庭教師を選ぶ際にチェックすべき項目は、以下の8つです。
- 目標やレベルに合った授業をしてくれるか
- 料金が予算に合っているか
- 教師の指名や交代に応じてくれるか
- プロ教師・学生教師のどちらが指導するか
- 授業以外にも進路や受験に関するサポートを受けられるか
- 指導実績・合格実績が十分か
- 子どもとの相性が良いか
- 退会時の手続きが明快か
オンライン家庭教師を選ぶ時は指導する教師の質や指導内容以外に、子どもとの相性も大切なポイントです。また、費用や退会時の対応も事前に確認しておく必要があります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
1.目標やレベルに合った授業をしてくれるか
オンライン家庭教師は生徒一人ひとりの目的に沿った学習ができるのが特徴です。しかし、学力を伸ばすうえで重要視するポイントは 、それぞれの教師によって異なります。
たとえば、難関校の受験対策が得意な家庭教師もいれば、日々の学習を習慣づけることに長けた家庭教師もいるでしょう。
子どもの目標と指導する教師の方針が合致しなければ、効果的な学習効果は期待できません。
家庭教師を選ぶ時は、まず「何を目標に学習するのか」を子どもと話し合い、明確にすることが大切
です。そのうえで、目標にあったオンライン家庭教師を探しましょう。
また、確かな実力をつけるには、学力と指導レベルがあっていることも重要
です。子どもの学力を踏まえた指導が可能な家庭教師かどうかも合わせてチェックしましょう。
家庭教師の派遣会社が教師選びの相談に乗ってくれる場合は、子どもの目標や現在の学力などを詳しく伝えましょう。より子どもに合った教師を紹介してくれる可能性が高まります。
2.料金が予算に合っているか
オンライン家庭教師は継続することでより効果が出やすいため、予算内の料金に収まるように選ぶ必要があります。
オンライン家庭教師の利用に必要な費用は、主に10,000円から20,000円程度の月謝と、入会金やテキスト・教材費、管理費などです。
自宅で授業を受けられるため、教師に渡す交通費や送迎費がかからず、塾や対面形式の家庭教師より金銭的負担が軽く
なります。
浮いた費用は授業時間を増やしたり、自主学習用のテキスト購入に充てたりするのも良いでしょう。
家庭教師の派遣会社に担当者がいる場合は、予算内でより学習効果の出る方法を相談してみてください。
キャンペーンなどを活用すれば費用を抑えられる場合も
少しでも費用を抑えたい場合は、キャンペーンや各種割引を利用するのもおすすめです。申し込みの時期や条件が合えば、費用を抑えられる場合があります。
利用希望者が増える新年度・新学期は、通常よりお得な内容のキャンペーンが開催されることが多い傾向
です。キャンペーンを活用したい方は、こまめにWebサイトなどをチェックしてみてください。
オンライン家庭教師は塾に比べると費用は比較的安い
多くの場合、オンライン家庭教師の費用は一般的な学習塾より安価に設定されています。
文部科学省が発表している「令和3年度子供の学習費調査」では、子どもが学習塾に通う家庭が支払った年間費用は、私立小学校、公立・私立中学校、公立・私立高校で「40万円以上」の割合が最多となりました。
参照 : 「令和3年度子供の学習費調査」文部科学省
子どもが学習塾に通う家庭の平均年間支出額でも、最も費用が高い高校生では私立高校で年間44万7,000円、公立で年間36万3,000円と大きな出費であることがわかります。
私立 | 公立 | |
小学校 | 37万5,000円 | 20万8,000円 |
中学校 | 32万6,000円 | 35万6,000円 |
高校 | 44万7,000円 | 36万3,000円 |
参照 : 「令和3年度子供の学習費調査」文部科学省
上記を月額費用に換算すると、約17,000円~37,000円です。
一方、トライのオンライン個別指導塾の受講料は、月々1万円台から設定されています。交通費が発生しないため、トータルの費用でみても対面形式の塾より安価
だと言えるでしょう。
3.教師の指名や交代に応じてくれるか
口コミサイトやWebサイトで評判が良い教師でも、子どもと相性が良いとは限りません。
特に、オンライン家庭教師はマンツーマン授業であり、教師との相性が成果に強く影響します。そのため、子どもと教師の相性が合わない場合は、教師を交代する必要があるでしょう。
成績向上のためには、相性の良い教師から継続して授業を受けるのが理想
です。しかし、理想の教師に巡り合えるまで時間がかかる場合もあります。
そのため、家庭教師の派遣会社に教師紹介を申し込む場合は、指導の開始前に、教師の交代に必要な手続きを確認しておきましょう。
また、家庭教師の派遣会社に子どもの性格や苦手分野を伝えた上で、最適な教師を指名するのもおすすめ
。ただし、会社によっては手数料や指名料がかかるため、事前の確認が必要です。
4.プロ教師・学生教師のどちらが指導するか
家庭教師には、主にプロ家庭教師と学生教師が存在します。それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
プロ教師 | ・多くの生徒を指導した実績がある ・生徒に合わせた指導法を実践できる ・志望校合格に向けて具体的な計画や対策を立てられる | ・料金が高め ・子どもと年齢が離れている場合、緊張しやすい |
学生教師 | ・子どもと年齢が近いため、親しみやすい雰囲気で指導できる ・受験を経験してから日が浅く、実体験に基づいた勉強方法を教えてもらえる ・プロ教師に比べると料金が抑えられる | ・プロ教師より指導経験が浅い |
学生教師は指導経験が豊富とはいえませんが、子どもと年齢が近く親しみやすい点がメリット
です。また、受験をしてから日が浅い学生教師であれば、実体験に基づいた勉強方法を教えてもらえるでしょう。
一方、プロ教師はやや料金が高めであるものの、豊富な実績を備えており、生徒の性格や学習スタイルに合わせた指導
をおこなってくれます。
どちらの教師を選ぶかは、子どもの性格や目的に合わせて検討するのがおすすめです。
5.授業以外にも進路や受験に関するサポートを受けられるか
オンライン家庭教師を選ぶ際は、指導力だけでなく、サポート体制が充実しているかも重要なポイントです。
受験対策や受験に備えた学力向上を目的に、オンライン家庭教師を利用する方も多いでしょう。効率的に学習を進めていくためには、受験に向けた学習計画や実力に合った志望校の選択などが重要です。
とはいえ、保護者や子どもだけで志望校や受験対策を検討していくのは難しい場合もあります。
そのため、日頃からコミュニケーションを十分にとり、学習面だけでなく進路や受験に関するサポートをしてくれる家庭教師の派遣会社を選ぶのがおすすめです。
なかには、教師が直接指導をおこなうだけでなく、担当スタッフが専任としてつき進路・受験サポートをおこなう家庭教師の派遣会社もあります。
そのため、サポート体制を事前に確認しておくと安心
です。
トライのオンライン個別指導塾なら教師と教育プランナーが二人三脚でサポート
参照:家庭教師のトライ
トライのオンライン個別指導塾では、教師とは別に「教育プランナー」が担任としてつきます。
教育プランナーが保護者や生徒と定期的に学習面談をおこなうため、教師には直接伝えづらい「授業の不満」「学習の悩み」などのこまめなキャッチアップが可能です。
学習カリキュラムの策定から教師の選任、日々の勉強サポートまで幅広くカバーし、教師とは異なるアプローチで生徒の目標達成を全力であと押し
します。
6.指導実績・合格実績が十分か
「学校の成績アップ」「志望校合格」などの指導実績や合格実績が十分にあるかも、オンライン家庭教師の派遣会社を選ぶ際に重要なポイントです。
指導実績や合格実績が十分な家庭教師の派遣会社は、成績アップや志望校合格のノウハウを熟知しており、適切な指導のもと効率的に学習できるでしょう。
公式サイトなどで指導実績や合格実績などを公開しているオンライン家庭教師の派遣会社も多いため、事前の確認がおすすめです。
また、ネット上の口コミやすでにオンライン家庭教師を利用したことのある身近な人物の意見も役に立つでしょう。
7.子どもとの相性が良いか
子どもとの相性は家庭教師を選ぶ上で非常に重要なポイントですが、判断基準には注意が必要です。
たとえば、雰囲気が良く和気あいあいとした授業は、子どもにとって楽しい授業となります。教師について子どもに尋ねれば、「相性が良い」と答えるでしょう。
しかし、結果が伴わなければ、その教師は「相性が良くない」可能性があります。そのため、教師を選ぶ際は授業の雰囲気だけでなく、成績を上げてくれることも重視しなければなりません。
可能であれば保護者も一緒に体験授業を見学するのがおすすめ
です。子どもがリラックスしつつ、集中して授業を受けられているかもチェックしましょう。
無料体験授業を実施している場合も多い
オンライン家庭教師の利用を検討する際は、体験授業を受けるのがおすすめです。体験授業では、以下のポイントを確認しておくと安心です。
- オンライン家庭教師の授業形式が合っているか
- 授業の雰囲気や指導方針が子どもに合っているか
- 教師や授業の質が良いか
オンライン家庭教師の体験授業は、一般的に無料で受けられます。費用や口コミなどをもとにある程度候補を絞れたら、体験授業を受けて最終決定すると良い
でしょう。
8.退会時の手続きが明快か
オンライン家庭教師を契約する場合、退会時の手続きを必ず確認しておきましょう。思わぬ出費が発生するなど、トラブルになる可能性があります。
オンライン家庭教師の派遣会社によっては、退会時に違約金が発生する場合が
あります。
退会時に違約金が発生するパターンには、規定の契約期間を満了する前に解約手続きをおこなった場合などが挙げられます。
契約前には事前に契約期間や利用規定などを確認し、途中で解約する際に違約金がどれくらい発生するのかを確認しておきましょう。
また、授業料が前払いの場合は、解約時の返金についても併せて確認しておくと安心
です。
【全学年共通・学年別】オンライン家庭教師を選ぶ・利用する際の注意点
オンライン家庭教師を選ぶ時には、以下3つが当てはまる派遣会社は選ばないようにしましょう。
- 高額な教材を売っている
- 教師のレベルが低い
- 実績がない
オンラインでの学習サポートについて、独自ツールや教材を用意している家庭教師の派遣会社も存在します。
高額商材を勧める会社は、適切な指導ができなかったり、効果的な勉強の仕方を教えられなかったりと、実績が残せていないのかもしれません。
設立からある程度時間が経っているにもかかわらず合格実績を提示しない場合も、同様に指導力に問題がある可能性があります。
また、効果的な勉強方法は子どもの年齢や学年によっても異なります。オンライン家庭教師の派遣会社を選ぶ際は、効果的な学習ができるよう小中高生それぞれ違った観点で検討する必要があります。
ここからは、オンライン家庭教師に関する注意点を学年別で解説します。ぜひ参考にしてください。
小学生の注意点
小学生の子どもは、中高生に比べて集中力が高くなく、まだ学習習慣がついていないことも少なくありません。
オンラインでの指導は直接対面ではないため、子どもの集中力が途切れない対応ができる教師を選ぶ必要があります。
授業の進め方やコミュニケーションの取り方が子どもに合っているかは、実際の授業で見極められます。オンラインでの受講がストレスにならないか、集中できるかを体験授業で確認
してみましょう。
実際に授業を受ける際は「授業中にスマートフォンやゲームなどに気を取られないか」「部屋に1人でも集中できるか」などにも注意する必要があります。
授業に慣れないうちは「授業は誘惑の少ない人目のあるリビングで受けさせる」「授業中は物音や話し声を抑える」など、子どもが授業に集中できるよう保護者がサポートするのがおすすめ
です。
また、契約後も子どもと定期的に話をして、授業の様子や学習の進捗度合いを把握することが重要です。必要に応じて保護者も一緒に教師の授業に参加したり、学習内容について教師と相談したりするのも良いでしょう。
中学生の注意点
中学生になると部活動もスタートし、人間関係でも思春期特有の問題を抱えやすくなります。体力的・精神的な負担が増える中学生は、無理なく勉強することが学力向上を目指すうえで重要です。
部活動をしている子どもは朝練や放課後の活動で疲れてしまい、勉強時間の確保が難しくなるケースも珍しくありません。土日にも活動がある場合は、さらに勉強時間の確保が難しくなるでしょう。
移動の必要がなく、時間の融通が利きやすいオンライン家庭教師なら、帰宅後の時間を利用して生活のなかで無理なく授業を受けられます
。
また、部活動は大会前など忙しい時期もあるため、授業の振替ができるオンライン家庭教師の派遣会社を選ぶと安心です。ただし、振替には別途費用が発生する場合もあるので、あらかじめ条件を確認しておきましょう。
高校受験の対策を視野に入れている場合、志望校のレベルに合った授業を受けることも大切
です。子どもの志望校や目指すレベルが決まったら早めに教師と相談し、学習計画を立ててみてください。
高校生の注意点
部活動などで忙しい高校生も、オンライン家庭教師なら無理なく学習を継続できます。
大学受験をする場合、効率的な受験対策などの具体的なアドバイスが必要な場面が増えていきます。
そのため、オンライン家庭教師を選ぶ際は学習面のほか、受験・進路のサポートが充実しているか確認すると良いでしょう。
「受験は情報戦」とも言われるなかで、オンライン家庭教師で以下のような情報を得られると、効率よく受験に向けて学習を進められます。
- 大学受験に向けた学習方法
- 志望校を決めるコツ
- 志望校の入試問題の傾向 など
また、子どもの志望校の受験経験がある教師や、志望校在学・出身の教師なら、教師自身の経験をもとにした指導を受けたり情報を得たりできます
。
オンライン家庭教師を利用するメリット
オンライン家庭教師の利用には、子どもと保護者双方にメリットがあります。
ここでは主な6つのメリットを紹介します。
- 自宅で授業を受けられる
- 保護者の時間的・金銭的な負担を減らせる
- スケジュールを調整しやすい
- 全国から子どもにあった教師を探せる
- 人見知りの子どもにも向いている
- 感染症のリスクを避けられる
1.自宅で授業を受けられる
オンライン家庭教師の最大のメリットは、自宅で授業を受けられることです。
通塾の必要がないため、子どもの時間的・体力的な負担を抑えて学習を進められます。また、インターネット環境さえ整っていれば、自宅以外にも旅行・帰省先など、どこでも授業を受けられます。
オンライン家庭教師の利用は、自宅学習の習慣がつくのも大きな魅力
です。授業後に机に向かったまま、すぐに復習や宿題をおこなえれば、自然と自宅学習を習慣化ができるでしょう。
2.保護者の時間的・金銭的な負担を減らせる
対面式の家庭教師を利用する際は授業料と別に教師の交通費を負担する場合もあり、加えてお茶出しや挨拶など保護者の負担が出てきます。
また、通塾では距離が遠かったり授業時間が夜遅かったりすると、保護者の送迎が必要です。
対して、オンライン家庭教師は教師の交通費やお茶代などの諸費用が発生せず、授業時間に合わせて保護者が在宅する必要もありません。
送迎の必要もないため、保護者のスケジュールを考慮しなくて良いメリットもあります。
保護者の負担を軽減できる
のも、オンライン家庭教師のメリットと言えるでしょう。
3.スケジュールを調整しやすい
オンライン家庭教師は予定が入ってしまった場合や体調不良時でも、教師と生徒のスケジュールが合えば柔軟に調整可能です。
部活動などで多忙な子どもでも無理なく授業を受けられる
でしょう。
また、授業時間も調整できるため、授業に不慣れな時や部活動などで忙しい時は短く、テストや受験前は長くするなど、子どもに合わせて快適に学習を進められます。
4.全国から子どもにあった教師を探せる
オンライン家庭教師は地理的な制限がなく、日本中から子どもに合った教師を探すことが可能です。子どもの性格や目標に合わせて教師を選べるため、より高い学習効果が見込めます。
一方、塾や対面形式の家庭教師の場合、地域によっては教師自体が少なく、子どもに合った教師が見つからないケースもあります。
志望校に在学中・出身の教師の授業を希望していても、志望校が遠方の場合、自宅付近の塾や家庭教師では該当の教師が少ないこともあるでしょう。
全国から教師を探せるオンライン家庭教師なら、志望校在学中・出身の教師や指導経験が豊富なプロ家庭教師など、より子どもに最適な教師を見つけやすい
です。
5.人見知りの子どもにも向いている
人見知りの子どもは初対面の教師から勉強を教わることにストレスを感じてしまうことがあります。特に、マンツーマンで指導する対面の家庭教師では、抵抗を感じる子どもも少なくありません。
オンライン家庭教師なら自室やリビングなどの落ち着く環境で、画面越しに授業が受けられるため、人見知りの子どもでも比較的ストレスなく授業を受けられるでしょう。
授業に慣れずストレスを感じやすい場合は、授業時間を短くしたりカメラをオフにしたりするなど、臨機応変な対応も可能です。
教師と相談しながら無理なく学習を進められる
のも、オンライン家庭教師ならではのメリットといえます。
6.感染症のリスクを避けられる
受験やテストが近くなるとインフルエンザや風邪などの罹患に注意が必要ですが、オンライン家庭教師は自宅で学習指導を受けられるため、感染症のリスクを最小限に抑えられます。
教師やほかの生徒と対面する必要がないため、流行時期でも安心して授業を受けられます。
万が一、子どもが感染症に罹患しても、体調さえ回復すれば自宅療養中も学習が進められ、周りにうつす心配もありません。
オンライン家庭教師の選び方に関するよくある質問
ここからは、オンライン家庭教師の選び方に関するよくある質問を紹介します。
オンライン家庭教師が向いている子どもの特徴は?
オンライン家庭教師が向いている子どもの特徴は、以下の4つです。
- 人見知りしやすい・対面だと緊張しやすい
- ほかの生徒がいると視線が気になり、授業に積極的になれない
- 部活などで忙しく、時間を有効に使いたい
- 自宅でも集中して勉強できる
オンライン家庭教師は特に、ほかの生徒を気にせず自分のペースで学習したい子どもや、部活動などが忙しい子どもと相性が良いでしょう。自宅でも集中して勉強できる子どもにもおすすめです。
機材などの準備は必要?
オンライン家庭教師を利用する際、特別な機材は必要ありません。基本的には、インターネット回線とパソコン、もしくはタブレットがあれば問題ないでしょう。
スマートフォンで授業を受けることも可能ですが、画面が小さいと目が疲れたり、問題や解説がよく見えなかったりする場合があります。授業をスムーズに受けられるよう、パソコンかタブレットの利用がおすすめ
です。
オンライン家庭教師の授業は、対面と比べて教材やノートなどを共有しづらかったり、音声が聞こえづらかったりする場合もあります。リビングなどの共有部分で学習する際、周りの音が気になることもあるでしょう。
ここでは、オンライン家庭教師の授業を受けるのに必須ではないものの、あると便利なおすすめ機材を紹介します。
■書画カメラ
書画カメラは、手元を画面に映す際に利用します。
パソコンやタブレットのカメラと書画カメラの両方を使用すれば、お互いの表情と手元の教材の両方が見え、オンラインでありながら訪問型の家庭教師と同じように授業を受けられます。
■Webカメラ
パソコンやタブレットにカメラが付いていない場合や、パソコンに内蔵されたカメラの画質が悪い場合は、Webカメラの購入を検討しましょう。
画質が悪いと教師が生徒の表情を把握しづらく、十分に配慮できない場合があります。
■イヤホン
パソコンやタブレットのスピーカー機能を利用して授業を受けることもできますが、イヤホンを利用するのもおすすめです。
イヤホンを選ぶ際は、ノイズキャンセリング機能の有無を確認しましょう。
ノイズキャンセリング機能がついているイヤホンは周囲の音が入りづらく、授業に集中できます。
■マイク
教師とスムーズにコミュニケーションを取りたい場合は、マイクを購入するのも良いでしょう。
パソコンに内蔵されているマイクでも教師に声は届きますが、マイクの性能や距離によっては聞き取りづらいこともあります。
家族が過ごしているリビングで授業を受ける場合は、ノイズキャンセリング機能がついたマイクがおすすめです。
周囲の音が入りづらいため、集中して教師とスムーズにやり取りできます。
個人契約はデメリットが大きい?
オンライン家庭教師は個人と直接契約する方法もありますが、デメリットも存在します。個人契約のメリットは派遣会社を挟まない分、契約内容をアレンジしやすく費用も比較的安く済むことです。
しかし、個人の家庭教師は「指導者としての教育」を受けていないケースも多く、指導力にばらつきがあります。個人契約を選ぶ場合は、家庭教師の指導能力をきちんと見極めなければなりません。
また、個人契約はトラブルが重大化しやすいデメリットがあり、指導内容や授業料・キャンセル時の扱いなどを明確に取り決めていないと金銭問題に発展する可能性
もあります。
個人のオンライン家庭教師を希望するなら契約書の内容をしっかり読み込み、不明点を残さないように注意しましょう。
一方、会社から派遣される家庭教師は研修を受け、効果的な指導方法や学習のステップも十分に把握しています。指導力のばらつきもなく、トラブル時の窓口も用意されています。
安心してオンライン家庭教師を見つけたい方は、家庭教師の派遣会社を検討してみてください。
まとめ
この記事では、オンライン家庭教師の選び方のポイントや利用するメリット、よくある質問を紹介しました。
オンライン家庭教師は継続のしやすさや授業料の安さなど、さまざまな魅力があります。小中高生いずれの学年でも効率良く学習でき、部活動などで忙しい生徒や人見知りの生徒でも継続しやすいでしょう。
また、全国から教師を探せるため、子どもに最適な教師をお探しの方は、ぜひ本記事を参考に子どもに合ったオンライン家庭教師の派遣会社を選んでください。