「オンライン家庭教師の授業はどうやって受けるの?」
「始めるためにはなにが必要?」
自宅で授業を受けられる便利さから需要が高まっているオンライン家庭教師ですが、初めて利用を考えているご家庭では、疑問点や懸念点も多いでしょう。
今回の記事では、オンライン家庭教師について以下3点を解説します。
- オンライン家庭教師の特徴や授業の進め方
- オンライン家庭教師の始め方・選び方
- 授業の学習効率を高めるポイント
オンライン家庭教師はインターネット環境が整っていればスムーズに始められる
ため、ハードルは高くありません。
授業システムや始め方を理解して、オンライン家庭教師を利用した効果的な学習を行いましょう。
この記事の目次
オンライン家庭教師とは?特徴や授業の進め方
さまざまな種類のオンライン家庭教師がありますが、この記事ではトライのオンライン個別指導塾の情報を参考に、以下4つについて説明していきます。
- オンライン家庭教師とは
- 料金の目安は月10,000円(税込)から
- 利用するアプリと教材
- 授業の進め方は主に4つ
オンライン家庭教師とは
オンライン家庭教師では教師と生徒の自宅をインターネットでつなぎ、Webカメラやマイクなどを使用して遠隔で授業をします。
お互いの顔や手元をカメラで映しながら授業を受けられるため、オンラインでありながら対面授業と同じようにコミュニケーションがとれます。
教室に通う必要がなく、インターネット環境と機材があれば好きな場所で授業を受けられます
。
また、マンツーマンで授業を受けられるため、学びたい科目を選べる・授業のスピードを調整できるといった柔軟性も魅力です。
料金の目安は月10,000円(税込)から
オンライン家庭教師の月額授業料の目安は、10,000〜40,000円(税込)程度です。生徒の学年や受講目的、運営会社によって料金設定は幅広く設定されています。
授業料は月額固定制でなく、1コマごとにかかるケースもあります。
授業料の他にも、入会金・テキスト代などが別途必要になる会社もある
ため、事前に確認しておきましょう。
たとえばトライのオンライン個別指導塾では、1コマ60分で月4回の授業の場合、以下の料金になります。
※月謝は一例となっており、変動する可能性があります。
<授業料(月謝)の例>
小学生 | 中学生 | 高校生 |
14,960円(税込) | 17,160円(税込) | 19,360円(税込) |
利用するアプリと教材は?
多くのオンライン家庭教師では、無料のビデオ会議ツールであるZoomで授業が行われます。会社によってはSkypeやMicrosoft Teams、Google Meet、独自のシステムなどを使うことも。
いずれの場合もアプリは無料で利用できることが多いため、別途費用がかかる心配はありません。
教材は、塾や学校で使っている教科書や問題集、参考書など、生徒が使用したい教材を選択できることが多い
です。
市販の教材や会社独自の教材(有料の場合もあり)を使用する場合もあるため、不安な場合はあらかじめ確認しておきましょう。
授業の進め方は主に4つ
オンライン家庭教師における授業の進め方は主に4種類です。
1. 面談形式:生徒、教師の顔を映す
面談形式はお互いの表情が見えるため、生徒にとって安心感があり、教師は生徒の表情を読み取りながら授業できます。
英会話の授業や面接練習などでは、この形式が多いです。
顔と手元の教材は同時に画面に写すことができない
ため、都度カメラに映したり、口頭で説明する必要があります。
2. 画面共有形式:手元やノートなどの教材のみを映す
画面共有形式は、教師の板書や生徒のノートを画面共有し書き込む方法の他に、手元をカメラで写す方法もあります。
オンラインでも教材の写真やデータをお互いに共有できたり、手元のノートを映したりすることで、生徒の理解度やつまずくポイントを教師が把握できます。
お互いの表情が映らない形式
のため、生徒によっては教師とのやり取りに不安を感じる場合があります。
3. 面談+画面共有形式:両者の顔と教材を映す
この形式ではお互いの表情と手元の教材やノートの両方が見えるため、オンラインでありながら、訪問型の家庭教師と同じように授業を受けられます。
画面共有は前述のとおり、教材の写真やPDFデータを画面共有する方法と、手元をカメラで写す方法があります。
手元をカメラで写す場合は、顔を映す端末カメラの他に、手元を映す書画カメラなどもう1台カメラがあると便利
です。書画カメラはスマートフォンでも代用できます。
4. ホワイトボード形式:ひとつのボードを映す
ホワイトボード形式はオンライン上のホワイトボードを画面共有する
手法です。ホワイトボードを用いることで、グラフや図形問題なども分かりやすい説明を受けられます。
双方からの書き込みが可能なため、生徒側も質問しやすいメリットもあります。
会社により授業の進め方は異なるため、検討中のオンライン家庭教師がどの方法で授業を行うのか、事前に把握しておきましょう。
トライのオンライン個別指導塾では主に「面談+画面共有形式」を採用
授業を体験した生徒からは、オンラインでも「面談+画面共有形式」によって安心感があった、という声が寄せられています。
授業画面をスクリーンショットで保存できるのも、オンライン授業ならではのよさでしょう。
中学3年生
マンツーマンで数学の計算過程などを見てもらえるので、効率の悪いところを指摘してもらうことができ効率的に学習を進められました。オンラインだとスクリーンショットなどを行うことで板書の時間を削減でき、授業の進度を速めることができました。
オンライン家庭教師を利用するメリット
自宅で授業を受けられるオンライン家庭教師には、他にも以下のようなメリットがあります。
1. 全国の先生の授業を受けられる
住んでいるエリアを問わず全国から教師を選べます。子どもの目的に合った教師の授業を受けられるのが魅力です。
2. 教師の交通費が不要
訪問型の家庭教師では、教師が自宅に来るまでの交通費や駐車料金を支払う必要があります。
一方、オンライン家庭教師は移動が発生しないため、交通費や駐車料金を抑えられます。
3. 風邪などのリスクを抑えられる
教師と生徒が直接対面しないため、風邪などがうつる心配はありません。受験直前やテスト前など身体を大切にしたい時期におすすめです。
4. 授業以外での負担が少ない
家に訪問しないため、部屋の掃除などをする必要がありません。また、塾へ通う場合は送迎が必要になる場合もありますが、オンライン家庭教師は送迎が不要です。
訪問型の家庭教師や塾などで負担を感じている方は、オンライン家庭教師を選ぶことで負担を軽減できます。
オンライン家庭教師のデメリットは?
一方、オンライン家庭教師には以下のようなデメリットもあります。
デメリット | 対応策 |
デバイスの準備が必要 | ・パソコンやタブレットなど通信端末を購入する |
インターネット回線によって音声や画像が乱れることがある | ・現在使用しているインターネット回線の速度を調べ、必要に応じて環境を整える ・インターネット環境の整備費用を事前に調べる |
対面と比べて教師とのコミュニケーションが取りにくい | ・事前に保護者から積極的にコミュニケーションを取ってほしいと伝えておく ・遠慮することなく教師に質問・相談する |
集中力が低下しやすい | ・イヤホンをつけて周りの音を遮断する ・こまめにストレッチや水分補給を挟んでリフレッシュする |
オンライン家庭教師はこれらのデメリットを理解し、あらかじめ対策しておくことが重要です。
なお、トライのオンライン個別指導塾では「サポートスタッフの初回同席」や「環境設定のサポート」などが充実しているため安心して利用できます。
オンライン家庭教師の始め方・会社の選び方は?9つのポイントを紹介
オンライン家庭教師は比較的新しい授業形式のため、始め方や教師・会社の選び方に戸惑うご家庭も多いでしょう。
ここでは、オンライン家庭教師の授業を受け始める際の9つのポイントをご紹介します。
- 学習目的を明確にする
- 体験授業を受ける
- 教師と生徒の相性をチェックする
- 教師の経歴・指導実績を確認する
- 授業料金をチェックする
- 契約期間や解約条件を把握する
- 口コミと評判を確認する
- パソコンなどの必要な機材を用意する
- 教師と学習の進め方を相談する
1. 学習目的を明確にする
オンライン家庭教師に限らず学習サービスを利用する際は、利用する目的を親子でハッキリさせることが大切です。
- 受験対策
- 学校の定期テスト対策
- 苦手科目克服
- 自宅での学習習慣づけ
- 塾での学習へのサポート など
目的に応じて家庭教師やプランを選ぶ必要があるため、まずは利用目的を確認しましょう。
2. 体験授業を受ける
利用する前に体験授業を受けるのがおすすめです。実際に授業を受けてみて、サービス内容や教師のレベル、授業の雰囲気が合っているかを確認できます。
体験授業の際に、料金システムや機材、ツールについても確認しておくとよいでしょう。体験授業でのチェックポイントは以下を参考にしてください。
- ツールや機材の準備は必要か
- 授業形式は自分に合っているか
- オンラインでの授業に不安はないか
- 教師とのコミュニケーション方法に不安はないか
トライのオンライン個別指導塾では、体験授業を無料で受けられます。オンラインで簡単に予約できますので、お気軽にお問い合わせください。
3. 教師と生徒の相性をチェックする
体験授業を受けたあとは、子どもから授業の感想を聞き、教師と子どもの相性に問題がないかをチェックしましょう。保護者から見て良い教師であっても、子どもがあまり良い印象を持っていない可能性もあります。
成績を上げるために、教師と生徒の相性はとても大切
です。受験対策で利用する場合や卒業まで利用したいと考えている場合は、教師と長い付き合いになるため、相性はより重要になります。
4. 教師の経歴・指導実績を確認する
受験対策で利用する場合は、教師の経歴や指導実績を確認しておくのがおすすめです。
志望校の合格実績がある教師なら、確かな経験に基づいた授業を受講できるため、目標の実現により近づけます。また、志望校に在籍している学生教師なら、実体験に基づいた指導
も期待できます。
オンライン家庭教師は教師の経歴や指導実績を開示していることが多いため、事前に確認しておきましょう。
5. 授業料をチェックする
授業料以外にも入会金や教材費がかかる場合もあるため、事前にしっかりと確認しましょう。
授業料は教師によって変動する場合があり、学生教師は比較的安価な場合が多いです。
学生教師は生徒と年齢も近く、打ち解けやすいというメリットがあります。料金や子どもの性格と合わせて検討
しましょう。
6. 契約期間や解約条件を把握する
会社によって契約期間や解約条件は異なります。契約に関するトラブルを避けるためにも、契約前に確認しておきましょう。
トライのオンライン個別指導塾では契約内容を明確に定めているので事前にご確認ください。
7. 口コミと評判を確認する
気になるオンライン家庭教師サービスを見つけたら、公式ホームページだけでなく口コミや評判もチェックしてみましょう。
実際に受講した生徒や保護者だからこそわかる良い点・悪い点をあらかじめ確認しておくことで、子どもに合ったサービスを選ぶことができます。
8. パソコンなどの必要な機材を用意する
授業には、パソコンやタブレットなどの端末とインターネット回線が必要です。
端末は、カメラやマイク機能が搭載されているパソコンやタブレットがあれば問題ありません。必要に応じてヘッドセット・タッチペン・手元を映すための書画カメラなどもあればより便利です。
また、インターネット回線が遅いと通信が途切れがちになるトラブルが起こりやすいため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
通信が途切れ途切れでは、授業に集中しづらく学習効率が落ちてしまいます
。
スマートフォンでも授業は受けられる
スマートフォンでも授業を受けることはできますが、画面サイズが小さく教師の板書が見づらいため、パソコンかタブレットでの受講をおすすめします。
9. 教師と学習の進め方を相談する
オンライン家庭教師はマンツーマン授業なので、受験対策や定期テスト対策など目的に合った学習ができます。
どのように学習を進めていくか教師と相談しながら決めましょう。
決められたカリキュラムは無いことが多く、自由度が高いのが特徴
です。
自由度の高さはメリットでもありますが、学習の目的や進め方が定まっていないと、優先度が低い授業になり、学習の効率が落ちてしまう場合も。
そのような事態を避けるためにも、学習の進め方はあらかじめ相談し、きちんと決めておくことをおすすめします。
トライのオンライン個別指導塾は専門性の高い教師を選抜
トライのオンライン個別指導塾は、生徒の成績や性格に合わせた指導が可能な専門性の高い教師
を選抜しています。授業を受けてみて教師と相性が合わなければ、何度でも無料で教師の交代ができます。
参照:《公式》トライのオンライン個別指導塾│授業満足度No.1
トライのオンライン個別指導塾では、一人ひとりに教育プランナーが担任としてつき、定期的な学習面談を実施しています。
教師に直接伝えづらいことも教育プランナーに気軽に相談できます。「こんな教師がいい」「授業内容を変更して欲しい」といった要望にも対応しているため、気軽に相談してみましょう。
オンライン家庭教師の授業の学習効率を高めるポイント5つ
授業の学習効率を高めるには、いくつかのポイントがあります。
- 積極的に質問する
- 人の目が気にならない場所でイヤホンを使用して受講する
- 定期的に学力をチェックする
- 自主学習もしっかり行う
- 親と教師で学習状況を共有する
訪問型の家庭教師や塾とは違ってオンラインでコミュニケーションを取る必要がありますが、オンラインでの授業もポイントをおさえれば効率よく学習することが可能です。
1. 積極的に質問する
オンライン家庭教師は、訪問型の家庭教師のように隣で直接指導しないため、表情や手元の動きを見て生徒の気持ちを察するのが難しい場合があります。そのため、生徒側から積極的に質問する姿勢も必要です。
自分から積極的に質問するのは苦手な生徒は、お互いの表情と手元を同時に共有できる「面談+画面共有形式」を取り入れているサービスがおすすめ
です。
生徒の表情と手元が見えることで、教師が生徒の理解度を把握しやすいのが特徴です。
2. 人の目が気にならない場所でイヤホンを使用して受講する
周囲に人がいたり、生活音や話し声などの雑音があったりすると、気が散って集中力に欠けてしまうでしょう。
子どもが集中して授業を受講するためには、人の目が気にならないスペースを確保することが理想です。
また、授業中は雑音を発生させないよう家族が配慮したり、ノイズキャンセリング機能があるイヤホンを使用したりするなど、工夫することをおすすめします。
3. 定期的に学力をチェックする
授業を受けているだけでは学習の理解度が測れないため、模試やテストで定期的に学力をチェックしましょう。なかには、オリジナルの在宅模試を導入しているオンライン家庭教師もあります。
模試の結果は教師に共有して授業内容に反映してもらうことで、苦手分野の克服
も近づきます。
4. 自主学習もしっかり行う
授業時間以外の自主学習も重要です。
授業で教わったことは、自主学習で定着させられるようにしましょう。『わかる』と『できる』は異なります。授業でわかったことを自分でできるようにするためには自主学習が欠かせません。
また、プリントや問題集などで復習を行い、そこでわからなかった問題を次の授業で教師に質問すると、より知識の定着を測れます。
オンライン家庭教師の授業を受けるだけでなく自主学習も行い、学んだことの定着率を高めましょう
。
5. 親と教師で学習状況を共有する
教師と子どもだけでなく、教師と保護者も積極的にコミュニケーションをとりましょう。
オンライン家庭教師は送迎が不要なこともあり、保護者と教師の関わりが少なくなりがちです。
しかし、より成果を上げるには教師と保護者で学習状況や子どもの性格などを共有
し、上手く連携を取るのがおすすめです。
オンライン家庭教師に関するよくある質問
オンライン家庭教師を利用する上でよくある質問と回答を紹介します。
Q. 自分に合った先生を見つけるには?
Q. 先生は交代できる?
Q. オンライン授業に慣れるまで時間はかかる?
Q. オンライン家庭教師でトラブルはある?
Q. 塾や習い事で忙しくても大丈夫?
利用時にスムーズに対応できるよう確認しておきましょう。
Q. 自分に合った先生を見つけるには?
オンライン家庭教師では全国の多くの教師の中から自分に合う人を探せるため、どの教師に依頼をするか迷う方もいるのではないでしょうか。
サービス担当スタッフに経歴や指導実績などの希望を伝えた上で、担当教師の候補を紹介してもらうのがおすすめです。
希望に合う教師や相性の良い教師と出会えると、より学習を進めることができます。先生の選択肢を広げるために登録教師数の多い会社を選ぶのも大切
です。
Q. 先生は交代できる?
教師の交代に対応してくれる会社がほとんどです。交代を希望する際にはオンライン家庭教師会社に問い合わせましょう。
教師との相性は実際に授業が始まらないとわかりません。苦手と感じる教師の授業を受けていると学習自体も苦痛に感じる場合もあるため、早めに変更するのがおすすめです。
Q. オンライン授業に慣れるまで時間はかかる?
近年では学校でもパソコンやタブレットを使用した授業が導入されているため、スムーズに慣れる生徒が多いです。
ただし、インターネットの接続が不安定、音声が聞こえないなどのトラブルも起こりうるため、念のため初回授業には保護者の方が同席すると安心
でしょう。
Q. 塾や習い事で忙しくても大丈夫?
塾や予備校と違い、希望する時間帯で授業を受けられたり、通塾時間が不要なので、塾や習い事と両立することができる
でしょう。
オンライン家庭教師会社によっては、授業の振り替えにも対応してくれます。
塾や習い事で忙しい場合は、授業の振替に対応してくれるか事前に確認しておくと安心です。
まとめ
この記事では、オンライン家庭教師の特徴や授業の進め方、始め方、選び方、授業の学習効率を高めるポイントを解説しました。
ポイントは以下の3つです。
- オンライン家庭教師は、全国から教師を選べるほか通塾の必要がなく、子ども・保護者共に負担が少ない
- 「面談+画面共有形式」の授業形式であればお互いの表情と手元を同時に共有することができ、コミュニケーションがスムーズ
- オンライン家庭教師にはデメリットもあるが、受講のポイントを押さえれば効率よく学習できる
全国のレベルの高い教師による授業が自宅で受けられるオンライン家庭教師は、年々人気が高まっています。
オンラインで1対1の授業となるため、教師との相性が重要になります。
運営会社も様々であるため、体験授業を活用して子どもに合った家庭教師を見つけることをおすすめ
します。
高校3年生
マンツーマンだと相談しやすく、自分がわからない箇所を重点的に学習できるのが良かったです。オンラインではあるものの、先生と常に対話しながら学習するため、まるで隣にいるような安心感がありました。また参考書のわからない問題をすぐに解決できたことも助かりました。