「オンライン家庭教師に興味があるけど、機材は何が必要?」
「ネット環境は今のままで十分?」
オンライン家庭教師を検討している方の中には、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
オンライン授業を受けるためには、機材や環境を整える必要
があります。この記事では以下について解説します。
- オンライン家庭教師の授業に使用する機材・ツール
- オンライン家庭教師の授業に必要なインターネット環境
機材やインターネット環境が整っていると授業に集中しやすく、学習の質が上がります。オンライン家庭教師を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
オンライン家庭教師で使用する機材・ツールは?必須・便利アイテム一覧
オンライン家庭教師の授業を受けるには、機材やツールが必要です。
授業形式や授業を受ける環境などによって必要なものが異なるため、事前に確認しておきましょう。
必須もしくはあると便利な機材・ツールは以下の通りです。
必須アイテム | ・パソコンやタブレット ・イヤホン(ヘッドホン) ・ビデオ会議アプリ |
便利アイテム | ・書画カメラ ・WEBカメラ ・マイク ・疲れにくい椅子 ・ペンタブレット ・スケジューリングツール |
上記をすべてそろえる必要はありませんが、授業に集中できるように状況を見て揃えていくと良いでしょう。
トライのオンライン個別指導塾では、タブレットのレンタルサービスを有料で行っています。
家庭教師の料金に加えて機材の購入費用が発生すると金額面の負担が大きいため、機材を持っていない場合は活用すると良いでしょう。
授業に必須の機材
必須なものは以下の3つです。
- パソコンやタブレット
- イヤホン(ヘッドホン)
- ビデオ会議アプリ
イヤホン(ヘッドホン)に関しては、パソコンにマイク機能やスピーカー機能が内蔵されていれば用意する必要はありません
が、より快適に授業を受けたい場合は用意しても良いでしょう。
パソコンやタブレット:お互いの顔を映す
オンライン家庭教師の授業を受ける際、パソコンやタブレットといった端末が必須
です。
スペックにこだわる必要はなく、カメラやマイクが内蔵されているパソコンやタブレットであれば、基本的に購入し直す必要はありません。
スマートフォンで授業を受けることも可能ですが、画面が小さいので目が疲れたり、問題や解説がよく見えなかったりする場合があります。授業をスムーズに受けられるよう、パソコンかタブレットの利用をおすすめします。
ノートパソコンを利用すれば、気分や状況に合わせて勉強場所を移動できます。
インターネット環境が整っていれば、今日は自室で、今日はリビングで、などその日によって授業を受ける場所を変えられます。また、外出先でも授業を受けることも可能です。
イヤホン(ヘッドホン):ノイズキャンセリング機能・Bluetooth対応が便利
パソコンやタブレットのスピーカー機能を利用して授業を受けることもできますが、イヤホン(ヘッドホン)を利用するのがおすすめです。
イヤホンを選ぶ際は、ノイズキャンセリング機能の有無とBluetooth対応可否を確認しましょう。ノイズキャンセリング機能がついているイヤホンは周囲の音が入りづらく、授業に集中できます
。
また、Bluetoothに対応しているイヤホンは有線でつなげる必要がないため、ケーブルが邪魔になることがありません。
ビデオ会議アプリ:ZoomやSkypeなど
ZoomやSkypeなどのビデオ会議ツールを使って授業を行う場合がほとんどです。なお、会社によっては、独自のシステムを導入している場合も。
アプリをインストールしたりアカウントを作成する必要はありますが、基本的に無料
で利用できます。
あると便利な機材・ツール
より快適で集中できる学習環境を作りたい方は、以下の機材も用意するとよいでしょう。
- 書画カメラ
- Webカメラ
- マイク
- 疲れにくい椅子
- ペンタブレット
- スケジューリングツール
購入する際の選ぶポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
書画カメラ:手元の教材を映す
手元の教材を映したい場合は、書画カメラがあると便利です。
パソコンやタブレットのカメラと書画カメラの両方を使用すれば、お互いの表情と手元の教材の両方が見えるため、オンラインでありながら訪問型の家庭教師と同じように授業を受けられます。
書画カメラは、以下のような機材です。電気スタンドのような形で、先端部分にカメラが付いています。
科学のおみせ:サイボックスーカタログNo : D20-2893-10
書画カメラは高額な場合もあるため、スマートフォンで代用するのもおすすめです。上から写せるタイプのスマホスタンドを利用することで、手元を写すことができます。
費用を抑えたい場合は、代用を検討しましょう。
Webカメラ:顔や表情が見える
パソコンやタブレットにカメラが付いていない場合や、内蔵カメラの画質が悪い場合
は、Webカメラの購入を検討しましょう。
画質が悪いと、お互いの表情を把握しづらかったり、板書内容が読みにくくなったりしてしまいます。
マイク:ノイズキャンセリングならクリアな音声に
家族が過ごしているリビングで授業を受ける場合は、ノイズキャンセリング機能がついたマイクがおすすめです。周囲の音が入りづらいため、教師とスムーズにやり取りできます
。
パソコンに内蔵されているマイクでも教師に声が届きますが、マイクの性能や距離によっては聞き取りづらいこともあります。
疲れにくい椅子:長時間の授業でも負担軽減
長時間の授業でも集中できるよう、疲れにくい椅子を用意するのがおすすめです。長時間パソコンの画面を見続けるだけでも子どもにとって負担になる場合があります。
また、姿勢が悪いと腰や首にも負担がかかります。成長に合わせて長く使えるよう、高さを変えられる椅子がおすすめです。
ペンタブレット:画面上に手書き入力ができる
タブレットと専用のペンを使用すればマウスより書きやすく、ノートを取る感覚で書き込むことが可能
です。
ノートの代わりとして使用したり、共有したテキストにポイントを書き込んで使うと便利です。
スケジューリングツール:学習予定を管理
勉強計画アプリを活用するのもおすすめです。勉強計画アプリとは、学習予定を作成し、実際に勉強した時間を記録・分析できるツールです。
授業開始時刻や自主学習の開始時刻に通知されるように設定し、学習の習慣化
に役立てましょう。
オンライン家庭教師利用時のインターネット環境は?
インターネット回線にはWi-Fi か有線LANのどちらかを利用して接続します。それぞれ特徴があるため、ご家庭の状況に合わせて判断するとよいでしょう。
- Wi-Fi:配線が不要で範囲内ならどこでも利用できる
- 有線LAN:通信速度が速く安定している
オンライン授業に必要な通信速度の目安は10Mbps以上です。
通信速度が遅いと「画面が固まる」「音声が二重に聞こえる」といった現象が起きるため、最低限の通信速度は確保しましょう。
通信速度はテストサイトで簡単に調べられるため、一度自宅のインターネット回線速度を調べておきましょう
。
通信速度が速く安定したインターネット環境を整えるポイントは、Wi-Fiと有線のどちらを利用するかによって異なります。以下でそれぞれの特徴も含めて解説します。
Wi-Fiを利用する場合
Wi-Fi は配線の必要がないため、Wi-Fi ルーターの無線が届く範囲であればどこでも利用できるのが特徴です。
オンライン授業を受ける部屋や場所にLANケーブルがなくても、インターネット回線に繋げられます。
Wi-Fi は、利用する場所を選ばないメリットがあるものの、通信速度や通信が不安定になる場合があります。
そのため、Wi-Fi を利用する際は以下の5点を確認しておきましょう。
1.通信速度に問題がないか
Wi-Fi の通信速度は、Wi-Fi ルーターのアンテナ数の多さとWi-Fi 規格に左右されます。
アンテナ数が多い Wi-Fi ルーターや、Wi-Fi 規格が「Wi-Fi 6」「Wi-Fi 5」に対応しているもの
を選びましょう。
2.速度制限の心配がないか
使用できるデータ容量に制限があるプランを契約している場合、決められたデータ容量を使い切ると一定期間速度制限がかかります。
速度制限がかかるとビデオ通話がスムーズに作動しなくなるため、データ容量に余裕のあるプランや、無制限のプランを選ぶと安心
です。
3.最大接続台数が十分か
Wi-Fi ルーターには最大接続台数が定められています
。スマートフォンやパソコン以外の家電類も接続しているご家庭は注意が必要です。
4.勉強部屋がWi-Fiルーターから遠くないか
電波が届く範囲には制限があるため、ルーターから遠い部屋にいるとインターネットへのアクセスに時間がかかる場合があります。
その場合は、ルーターの設置場所を変えるか、中継機を使用する
と解消できます。
5.遮蔽物が多くないか
Wi-Fi ルーターの周りに遮蔽物が多いと、電波が伝わりにくくなります。特に、水と金属は電波を減衰させる代表的な素材です。アルミ缶や開封前のペットボトルなどは、ルーターの近くに置かないようにしましょう。
また、人の身体も電波を妨げる要因の一つです。そのため、家族が集まるリビングにルーターを設置する際は、人に拒まれて電波が弱くならないように身長より高い位置に設置するのがおすすめです。
有線LANを利用する場合
有線LANは、ルーターやモデムと端末を有線LANケーブルで接続することで利用できます。有線で接続する必要があるため、端末を利用する場所に応じて配線を工夫する必要があります。
一方、周囲の環境に左右されることなく、通信速度が高く安定して利用できる点がメリットといえるでしょう。
有線LANケーブルは通信速度と周波数の違いでカテゴリ分類されており、カテゴリの数字が大きいほど通信速度が速くなります。
使用環境に合っていないケーブルを使用すると通信速度が遅くなってしまう場合もあるため、適切なケーブルを選びましょう。
オンライン家庭教師に関するよくある質問
最後にオンライン家庭教師に関するよくある質問と、回答を紹介します。
Q.体験授業は受けられる?
Q.オンラインでの学習効率を高めるポイントは?
Q.オンライン家庭教師の料金相場はどのくらい?
Q.体験授業は受けられる?
多くの会社で体験授業を受けられます。
体験授業を受けるメリットは以下の3点です。
- 教師と子どもの相性がわかる
- 実際の授業の様子がわかる
- オンライン授業の雰囲気や進め方がわかる
いくつかの会社で体験授業を受けて、比較検討するのがおすすめです。
体験授業を無料で実施している会社もあるため、ぜひ活用しましょう。
トライのオンライン個別指導塾では無料体験授業を受けられる
トライのオンライン個別指導塾では、無料の体験授業を行っています。対応科目は英語と数学(算数)で、授業時間は約30分です。
参照:《公式》トライのオンライン個別指導塾│授業満足度No.1
授業は完全マンツーマンで行うため、納得するまで質問することが可能
です。授業内容だけではなく、勉強方法についてもアドバイスできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
Q.オンライン家庭教師での学習効率を高めるポイントは?
子ども一人ひとりに合った学習計画を立てることが重要です。受験対策や定期テスト対策など、目的に合わせて学習計画を立てましょう。
多くの場合、教師や担当者と学習計画を相談できます。初回授業開始前に、学習計画をすり合わせておくことをおすすめします。
Q.オンライン家庭教師の料金相場はどのくらい?
授業料の相場は、10,000円〜40,000円(税込)/月です。
会社によって、1コマごとに料金が発生する「コマ制」と、月々の授業料が設定されている「月謝制」に分かれるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、授業料の他に、入会金や管理サポート費がかかる場合もあります。
入会金の相場は15,000円〜40,000円(税込)です。入会金には保証金が含まれている場合があり、退会時に返金される場合もあります。
まとめ
この記事では、オンライン家庭教師の授業で必要な機材・ツールやネット環境について解説しました。
- 必須は「パソコンやタブレット」「イヤホン(ヘッドホン)」「ビデオ会議ツール」の3つ。
- その他にもあると便利な機材・ツールは、授業形式や状況によって必要になったらその都度そろえればよい。
- スムーズに授業を受けるために、安定したインターネット環境が必要。
使用する機材に関して不安がある場合は、家庭教師の会社や教師に確認すると良いでしょう。
本記事をご参考に、快適な学習環境でオンライン家庭教師を受けてみてください。