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個別指導塾の1対1形式とは?メリットや選ぶポイントを解説

個別指導塾の1対1形式とは?メリットや選ぶポイントを解説

「個別指導塾って、どこまで丁寧に対応してくれるのだろう」

「1対1形式の個別指導塾と家庭教師、何が違うのかな」

「子どもに合った個別指導塾の選び方がわからない」

選択肢が多いがゆえ、塾選びに迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では個別指導塾の利用を検討している保護者の方に向けて、以下について解説します。

  • 個別指導塾の特徴や家庭教師との違い
  • 1対1形式の個別指導塾のメリット
  • 塾選びのポイント

子どもの性格やスケジュール、習熟度などにぴったり合う塾を見つけ、目標達成への第一歩を踏み出しましょう。

個別指導塾の1対1形式とは?家庭教師との違いも解説

個別指導塾の1対1形式とは?家庭教師との違いも解説

一括りに「個別指導塾」といっても、塾によって指導スタイルや学習環境はさまざまです。

ここでは、個別指導塾の指導形式ごとの特徴や、同じくマンツーマン指導である家庭教師との違いを詳しく説明します。

個別指導塾の授業は「1対1」「1対複数人」で行われる

個別指導塾とは、呼び名のとおり講師が生徒に対して個別指導を行う塾です。授業の形式は「1対1」「1対複数人」の2つのパターンがあります。

「1対1」形式では、1コマの中で講師1人が担当する生徒は1人のみです。そのため、授業内容を解説する時間だけでなく、演習に取り組む間も常に講師の目が行き届いた状態で学習を進めることができます

一方、「1対複数人」の形式では、講師1人が1コマで2〜8人の生徒を担当します。問題の解説は1対1で受けられますが、演習を行う間は他の生徒にも指導を行うため、講師が離席する時間が発生します

教室内の机の配置など、学習環境は塾によってさまざまです。生徒が集中しやすいようにブースで区切られていたり、完全個室のスペースを設けていたりと工夫されています。

個別指導塾の「1対1」「1対複数人」形式の違い

個別指導塾における「1対1」形式と「1対複数人」形式の大きな違いは、講師が生徒1人あたりに関わる時間の長さです。

「1対1」形式では講師が常に1人の生徒に手厚く指導するのに対し、「1対複数人」形式は指導時間が生徒の人数で分割されます。そのため、別の生徒に教えている間は質問などができません。

ただしその分、「1対複数人」形式のほうが授業料は安くなります

どちらにするかは、子どもの性格に合わせて選ぶとよいでしょう。

たとえば、以下のようなタイプの子どもには「1対1」形式の個別指導塾に向いています。

  • どこがわからないのかがわからず、質問ができない。
    →講師が生徒の解き方を見て、指導すべきポイントを見つけてくれる。
  • たくさん質問をして理解を深めたい
    →講師を独り占めできるため、子どもの聞きたいタイミングでいつでも質問できる。
  • 集中力が続かない
    →集中力が途切れたタイミングで、講師から声かけや励ましを受けられる。

反対に、疑問点などを十分に伝えられるタイプの子どもは「1対複数人」形式でも問題なく学習できるといえます。

  • 一人でも集中して勉強ができる
  • わからないところを講師に伝えられる
  • わからないところだけ質問したい

子どものタイプに合わせて、「1対1」形式と「1対複数人」のどちらを選ぶか検討するとよいでしょう。

【家庭教師と比較】1対1形式の個別指導塾との違いは?

同じ1対1形式である家庭教師と個別指導塾の違いは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、授業を受ける場所です。家庭教師では自宅に訪問した教師から自室やリビングで指導を受けるのに対し、1対1形式の個別指導塾は子どもが塾に行き教室内で授業を受けます。

2つ目は、授業外に受けられるサービスです。1対1形式の個別指導塾では、以下のようなサービスを利用できます。

  • 自習室
  • 塾のノウハウをもとに作成された教材
  • 塾で行われる模試
  • 長期休暇中の講習
  • 受験に関する膨大なデータに基づくアドバイス

もちろん、上記のサービスが受けられる家庭教師や1対複数人形式の個別指導塾も存在します。サービス内容は会社や教師によって異なるため、あらかじめ候補の会社の公式サイトを見て確認しましょう。

3つ目の違いは、講師と保護者の距離感です。個別指導塾では、講師と保護者が直接顔を合わせる機会があまりありません。

送迎や面談の際に塾長とは気軽に話ができますが、講師は別の生徒の授業をしていることもあるため、話す機会がほとんどないこともあります。

これに対して家庭教師は、授業前後に教師と保護者が直接会話する機会があるため、子どもの様子や学習の進捗状況などの情報共有がしやすくなります。

子どもの勉強について誰に相談すればよいかわからない保護者の方にとっても、家族以外で何気ない相談ができる家庭教師の存在が心強い味方となる場合があるでしょう。

オンライン家庭教師という選択肢も

新たな1対1形式の指導形態として「オンライン家庭教師」という選択肢もあります。パソコンやタブレット、スマートフォンなどを利用し、オンラインで家庭教師の授業を受けられるサービスです。

オンライン上で完結するため、教師を自宅に招かずに済みます。交通費が不要になるため費用を抑えられるほか、家の掃除や教師へのお茶出しなどに気を遣う必要もなくなります。

直接会わないオンライン授業といっても、お互いの顔や手元を映しながら進めるため、対面授業とほぼ変わらないと感じる人が多いです。

オンライン家庭教師のメリットやデメリット、口コミなどの詳しい内容が知りたい方は以下の記事をご覧ください。

1対1形式の個別指導塾を利用するメリット

1対1形式の個別指導塾を利用するメリット

1対1形式の個別指導塾を利用するメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 子どもに合った細やかな指導を受けられる
  2. 講師と距離が近くほどよい緊張感で勉強できる
  3. 都合に合わせて授業の振り替えができる

それぞれを詳しく解説していきます。

1.子どもに合った細やかな指導を受けられる

1対1形式の個別指導塾では講師がつきっきりで指導するため、子どもとの信頼関係をより早く構築できます。

授業中はわからないことをすぐに質問できたり、困った様子を察知して講師から声をかけたりと、一人ひとりのタイミングに合わせて適切に対応。

その結果、子どもが心理的に安心した状態で学習できるのです。

また、集団授業のように進度が遅すぎて退屈したり、速すぎてついていけなくなることがないため、子ども自身のペースで学習を進められます。

子ども一人ひとりに合わせたカリキュラムで指導

カリキュラム面では「苦手な科目だけ集中的に」「得意な科目をもっと伸ばす」など、子どもに必要な科目を重点的に学べます。もちろん、全教科を満遍なく学ぶことや、受験対策も可能です。

そのため、さまざまな目的の子どもに向いている指導形式だと言えます。

2.講師と距離が近いほどよい緊張感で勉強できる 

1対1形式の個別指導では、常に講師の目が行き届いた状況で授業を受けられます

人に見られているとほどよい緊張感が出るため、以下のような普段なかなか集中しづらい子どもにおすすめの指導形式です。

  • 自主的に勉強を進めるのが苦手で手が止まりやすい
  • 集団塾ではついつい居眠りしてしまう

また講師との距離が近いため、質問やわからない点にすぐに対応してもらえるだけでなく、進路についての相談やテスト勉強の取り組み方など、授業以外の相談ができることも大きなメリットです。

3.都合に合わせて授業の振り替えができる

1対1形式では、部活動や他の習いごとで忙しい場合でも、講師のスケジュールさえ空いていればある程度の振り替えが可能です。

ただし、塾によっては回数が決められている場合や、料金が変わる場合があるため、事前にきっちり確認しておきましょう。

個別教室のトライは完全1対1の個別指導塾

個別教室のトライは完全1対1の個別指導塾

個別教室のトライは、完全1対1形式の個別指導塾です。厳しい採用基準をクリアした講師によるマンツーマン指導と一人ひとりに合わせた専用カリキュラムで、効率良く学習を進めることができます。

また、万が一相性が合わない場合は、無料で交代することが可能です。

1対1の個別指導塾を利用したいと考えている方は、ぜひ個別教室のトライをご検討ください。

子どもに合った1対1形式の個別指導塾を選ぶ4つのポイント

子どもに合った1対1形式の個別指導塾を選ぶ4つのポイント

1対1形式の個別指導塾を選ぶ際に押さえたいポイントは以下の4つです。

  1. 目的や習熟度に合った指導をしてくれるか
  2. 講師の質が良いか
  3. 無理なく継続できるか
  4. サポート体制が充実しているか

これらに注意して、子どもに最適な塾を探しましょう。

1.目的や習熟度に合った指導をしてくれるか

まずは個別指導塾に通う目的を明確にし、候補の塾の指導方針と照らし合わせてみましょう

たとえば以下のように、達成したい目的を具体的に挙げてみます。

  • 定期テストで今よりも高得点を取れるように基礎を固めたい
  • 苦手科目を克服したい
  • 得意な科目をもっと伸ばしたい
  • 受験対策をしたい

目的が決まったら、候補の個別指導塾がそれに合う指導を行っているかを公式サイトでチェックします。目的に合わなければ、他の個別指導塾を検討しましょう。

また、目的に合っていても子どもの習熟度とズレがあると学習効果を期待できない場合があります。子どもの学力レベルに合った指導を受けられるかどうかも、体験授業の様子を見て確認しておきましょう。

2.講師の質が良いか

通塾の目的や、子どもの学力レベルに合っていても、講師の質が伴わなければ十分な学習効果を得られない可能性があります。そのため、講師の質も重要な確認ポイントです。

個別指導塾の講師には、大学生を中心とする学生講師と社会人のプロ講師の2タイプが存在します。

以下の表を見ながら、子どもに合っているほうを選択しましょう。

タイプメリットデメリット
プロ講師多くの実績と指導経験があり、子どもとコミュニケーションを取ることに慣れている。志望校合格など生徒の目的に向けて具体的な計画や対策を立てられる。学生講師に比べると料金が高い。
学生講師年齢が近く生徒にとって親しみやすい雰囲気があり、自らの実体験にもとづいた勉強方法を教えてもらえる。プロ講師に比べると料金が安い。プロ講師に比べると指導経験が浅い。

合格実績・指導実績も確認しておく

目的に合った「実績」のある塾かどうかも確認しておきましょう。

受験が目的の場合は「志望校の合格実績があるか」「特別講習や過去問演習など、志望校の受験対策を用意しているか」は確認しておきたいポイントです。

また、学校の授業の補足やテスト対策の場合は「通学している学校の生徒への指導実績があるか」も事前に確認しておきましょう。

個別教室のトライでは厳選された講師陣が指導を担当

個別教室のトライでは厳選された講師陣が指導を担当

個別教室のトライは、毎回同じ講師が担当する専任性のため、一人ひとりの理解度に合わせた授業を受けられます

万が一相性が合わない場合は、無料で交代することも可能です。

また、正社員の教室長がお子さまと保護者様を徹底サポート。目標や得意・苦手科目に合わせて一人ひとりに専用カリキュラムを作成します。

教室長にはやる気やモチベーションに関すること、志望校や進路の相談など、どのようなお悩みでもお気軽にご相談いただけます。

3.無理なく継続できるか

塾の費用やスケジュール、アクセスなどの観点から、保護者や子どもが無理なく継続できるかも確認しておきたいポイントです。

費用については、普段の授業料以外にも長期休暇の特別講習や実力テスト、模試、強化合宿など、さまざまな追加料金がかかる場合があります。

そのため、トータルでかかる費用を事前に把握し、無理なく継続できるかをシミュレーションしておきましょう。

そのうえで、子どものスケジュールや塾までの距離も確認しましょう。

学校や部活動、習いごとなどと両立できる日程で通えるかは要チェック。保護者の送迎が必要な場合は、時間帯やアクセスが負担にならないかも事前に確認しておくと安心です。

4.サポート体制が充実しているか

一人ひとりに合わせたカリキュラムの作成や、授業の振り替えなどのサポート体制が充実しているかも確認したいポイントです。

また、1対1形式の個別指導塾では講師との相性が重要です。そのため、「女性(男性)の講師がよい」「この講師を指名したい」といった講師についての要望を聞いてくれるか、相性が合わなかった場合に講師の交代に応じてくれるかもチェックしておきましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、1対1形式の個別指導塾の特徴や家庭教師との比較、利用するメリットや塾選びのポイントについて解説しました。

1対1形式の個別指導塾を利用するメリットは以下の3点です。

  1. 子どもに合った細やかな指導を受けられる
  2. 講師と距離が近くほどよい緊張感で勉強できる
  3. 都合に合わせて授業の振り替えができる

また、個別指導塾を選ぶ際に押さえたいポイントは以下の4点です。

  1. 目的や習熟度に合った指導をしてくれるか
  2. 講師の質が良いか
  3. 無理なく継続できるか
  4. サポート体制が充実しているか

個別指導塾が合うかどうかは、子どもの性格や到達目標、講師との相性次第です。本記事で紹介した内容をもとに、子どもにぴったりの個別指導塾を見つけてください。

まずは体験授業を受けて、実際に通うかどうか判断するのがおすすめです。通うと決めたら、あとは子どもの可能性と塾を信じて、成長を見守りましょう。