大学受験を控えた高校生の方は、「仮面浪人」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
仮面浪人とは、大学に在籍しながら他の大学への再受験を目指す学生のことを指します。しかし、普通の浪人とはどのように違うのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、仮面浪人の基本的な概要やメリットとデメリット
について詳しく解説します。また、仮面浪人を決意した場合にどのようなポイントに注意すべきか
についても紹介します。
仮面浪人を考えている方やこれからの進路に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
仮面浪人とは?2つのタイプと浪人との違い
「仮面浪人」という言葉を聞いたことはあっても、具体的にどのような状態を指すのか、詳しく知らない方も多いでしょう。
ここでは、そもそも仮面浪人とは何か、通常の浪人とは何が違うのか解説します。
- 仮面浪人とは
- 仮面浪人の2つのタイプ
- 仮面浪人と浪人の違いとは?
- 浪人せずに進学・浪人・仮面浪人のどれを選ぶべき?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
仮面浪人とは
仮面浪人とは、大学に通いながら、別の大学への合格を目指して受験勉強を続けることです。
このような学生は、現在の大学に在籍しつつ次年度の入試で第一志望の大学を目指す、二重の立場にいます。
仮面浪人には、いくつかのメリットとデメリットがあります。メリットは第一志望校に再チャレンジできることや、再受験に失敗しても大学生でいられることなどです。
一方デメリットは、費用がかかることや勉強時間を確保しづらいことだと言えるでしょう。
仮面浪人と編入の違いは?
仮面浪人と編入は混同されがちですが、まったく異なるので注意が必要です。
仮面浪人は、現在の大学に在籍したまま別の大学を受験し、合格すれば新入生として1年生からやり直すことになります。
これに対して編入は、大学に途中年次から入学する制度で、合格すれば通常2年生か3年生として入学します。
つまり、仮面浪人は1からのスタート、編入は途中からのスタートという大きな違い
があるのです。
さらに、仮面浪人はどの大学でも可能ですが、編入は大学によって受け入れの基準や制度が大きく異なるという点も大きな違いだと言えるでしょう。
仮面浪人の2つのタイプ
仮面浪人には、主に2つのタイプがあります。
①大学の授業に出席し、単位を取りながら仮面浪人する
現在の大学に通いながら授業に出席し、単位を取得しつつ、次の年の大学受験を目指します。
現在の大学で学び続けられるので、万が一受験がうまくいかなかった場合でも、学業の遅れが少ないというメリット
があります。
一方で、授業と受験勉強の両立が難しく時間管理が求められること、現在通っている大学の学費がかかることがデメリットです。
②大学には通わず、籍だけ置いて仮面浪人する
大学に籍を置きながらも授業には出席せず、受験勉強に専念します。場合によっては休学することもあります。
メリットは、受験勉強に集中できるため、計画的に勉強を進めやすい
ことです。
一方でデメリットは、大学の単位を取得できないため、再受験がうまくいかなかった場合に学業の遅れが生じることです。
どちらのタイプもそれぞれのメリットとデメリットがあるので、自分の状況や目標に合わせて選択しましょう。
仮面浪人と浪人の違いとは?
仮面浪人と浪人は、次年度の受験に向けて受験勉強を続ける点では同じです。しかし、いくつか違いもあります。
仮面浪人 | 浪人 | |
在籍状況 | 大学に在籍しながら受験勉強をする | 大学に在籍せず受験勉強をする |
生活環境 | 大学に籍を置くため、大学の授業を受けたり友達と交流を図ったりできる | 予備校や自宅での勉強が中心となる |
リスク | 再受験に失敗しても現在の大学に在籍し続けられる | 再受験に失敗すると進学先がない状態が続くリスクがある |
大学で単位を取りながら仮面浪人する場合、大学の授業に参加しつつ、受験勉強を並行して行わなければならない点が大きな難しさでしょう。
浪人せずに進学・浪人・仮面浪人のどれを選ぶべき?
第一志望の大学は不合格だったものの他の大学に合格した場合、その後の進路には「浪人せずに合格した大学に進学」「浪人」「仮面浪人」の3つの選択肢があります。
どの選択肢を選ぶべきかは、個人の状況や目標によって大きく異なるため、一律に「これが良い」とは言えません。
したがって、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較検討し、総合的に判断するのが得策
です。
以下に、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
【浪人せずに進学】
メリット | ・1年間を無駄にせず、すぐに大学生活を始められる ・浪人や仮面浪人に比べ、予備校代や追加の学費がかからない ・受験のプレッシャーから解放され、大学生活を楽しめる |
デメリット | ・第一志望に進学できなかったことを後悔してしまう ・大学生活のモチベーションが下がる可能性がある |
適している人 | ・合格した大学に満足できる人 ・第一志望にこだわらず、早く大学生活を始めたい人 ・金銭的な負担を避けたい人 ・受験のプレッシャーから解放されたい人 |
【浪人】
メリット | ・第一志望校に再挑戦できる ・1年間しっかりと勉強に専念できる |
デメリット | ・予備校や受験料などの費用がかかる ・1年間を再受験に費やすため、同級生より卒業や就職が遅れる ・再受験に対するプレッシャーが大きい |
適している人 | ・第一志望校に強いこだわりがある人 ・1年間の受験勉強に集中できる環境が整っている人 ・受験のプレッシャーに耐えられる人 |
【仮面浪人】
メリット | ・第一志望校に再挑戦できる ・再受験に失敗しても、現在の大学に在籍し続けられる ・大学生活を実際に体験できる |
デメリット | ・大学の授業と受験勉強の両立が難しい ・大学の学費と浪人のための費用が両方かかる ・第一志望に合格した際、1年間の学費が無駄になる ・所属している大学の友達関係に悩む場合がある |
適している人 | ・第一志望校に強いこだわりがあるが、保険として現在の大学に在籍したい人 ・大学生活を送りながら受験勉強を続けられる人 |
どの選択肢が自分に合っているか、じっくり検討しましょう。
仮面浪人を選ぶ4つのメリット
仮面浪人を選ぶメリットは、次の4つです。
- 大学に籍を置きながら浪人できる
- 大学生活を体験できる
- 受験勉強のストレスを発散できる
- 取得した単位を移行できる場合がある
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
メリットをふまえた上で、仮面浪人に挑戦するかどうか検討してください。
1.大学に籍を置きながら浪人できる
仮面浪人の大きなメリットは、大学に籍を置きながら浪人できることです。
もし再受験がうまくいかなかった場合や浪人自体をやめた場合も、現在の大学に在籍し続けられるので、進学先がなくなるリスクがありません。
現役の大学生として在籍しながら、再度受験勉強を行えるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
滑り止めの大学を受けなくても良い
通常の浪人の場合は、第一志望の大学に合格できなかった場合に備えて、いくつかの滑り止めの大学を受験します。
しかし仮面浪人の場合は、すでに在籍している大学があるため、滑り止めの大学を受験する必要がありません。
滑り止めの大学を受験するための時間や労力が省かれるため、本命の大学の受験に集中できます。
再受験に失敗したときの不安を抱えることなく、落ち着いて再チャレンジできるでしょう。
2.大学生活を体験できる
大学生活を体験できることも、仮面浪人を選ぶメリットです。
実際に大学に通い、講義を受けたりサークル活動に参加したりすることで、実体験をもとに大学選びを見直せたり進路を考えるきっかけになったりします。
自分が本当に第一志望の大学や学部に満足できそうかを見直せるでしょう。
また、大学での友達や教授との交流を通じて、自分の進路について新しい視点を得ることもできます。
3.受験勉強のストレスを発散できる
受験勉強はストレスがたまるものですが、仮面浪人には、そのストレスを上手に発散できるメリットがあります。
たとえば、浪人生は家や予備校に引きこもりがちですが、仮面浪人は大学生として友人と会話する機会が多くあります。
勉強で行き詰まったときに、友人との会話で気分転換ができるのは大きなメリット
です。
適度に気分転換ができると、勉強へのモチベーションを維持しやすくなります。
また、受験勉強が最優先ではありますが、月に1回程度、自分の興味のあるサークル活動に参加するのも良い方法です。
サークル活動で気分をリフレッシュすることで、勉強に集中しやすくなります。
ただし、勉強と息抜きのバランスを取ることが重要です。勉強がおろそかにならないよう注意しましょう。
4.取得した単位を移行できる場合がある
大学や学部によっては、仮面浪人中に通っている大学で取得した単位を、進学する大学に移行できる場合があります。
取得した単位が移行できることで、次の大学で同じ科目を再度履修する必要がなくなるため、時間の節約につながるでしょう。
時間を節約できた分、他の科目やサークル活動などに時間を充てられます。
ただし、単位の移行が認められるかどうかは大学や学部によって異なるため、事前に確認することが重要です。
仮面浪人を選ぶ4つのデメリット
仮面浪人には、メリットだけでなくもちろんデメリットも存在します。具体的には、以下の4つです。
- 浪人にかかる費用がかさむ
- 大学生活と受験勉強を両立する必要がある
- モチベーションを維持する必要がある
- 所属している大学の友達関係に悩む場合がある
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。仮面浪人をするかどうかは、デメリットも考慮して慎重に検討してください。
1.浪人にかかる費用がかさむ
仮面浪人のデメリットの一つとして、浪人にかかる費用がかさむ点があげられます。
具体的には、以下のような費用が必要です。
▼大学の学費
大学に入学する際、入学金・授業料・施設設備費・実験実習費・諸会費などを含めた「初年度納付金」を支払う必要があります。初年度納付金は、年間で約80~150万円ほどかかります。
▼予備校や塾の費用
再受験に向けて予備校や塾に通う場合、授業料などの費用も追加でかかります。仮に予備校に通わずに自宅学習を選んだとしても、参考書代などの費用がかかるでしょう。
▼受験費用
再受験する際の受験料(1大学あたり1~4万円)や、合格した場合の新しい大学の入学金も必要です。
このように、仮面浪人をするためにはかなりの金銭的負担がかかることがわかります。
仮面浪人を決める前に、費用面を保護者とよく話し合い、計画を立てることが重要です。
2.大学生活と受験勉強を両立する必要がある
仮面浪人を選択すると、大学生活と受験勉強を同時に行う必要があります。これは非常に難しいことです。
大学の授業や課題、サークル活動やアルバイトなどに時間を割きながら、受験勉強にも十分な時間を確保しなければなりません。
特に、単位を取るためにしっかりと授業に出席する場合、勉強時間が確保しにくくなります。
両立のバランスを取れずにどちらかに偏ってしまうと、大学の成績が落ちたり、受験勉強が疎かになったりするリスクがあります。
仮面浪人を選ぶ際は、これらのデメリットを十分に理解し、覚悟を持って取り組むことが求められるでしょう。
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でしょう。
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3.モチベーションを維持する必要がある
仮面浪人を選ぶ際、モチベーションの維持は大きな課題となります。
たとえば、大学生活には友達との交流やサークル活動、アルバイトなどの誘惑が多く、受験勉強に集中するのが難しくなります。
周囲の友達が大学生活を楽しんでいる中で、一人で勉強を続けるのは容易ではありません。
誘惑に流されずに、目標に向かって日々努力を重ねる強い意志が求められるでしょう。
また、浪人に失敗しても大学生でいられるという安心感も、モチベーションを低下させることがあります。
このように、仮面浪人をする際は、自分自身でモチベーションを高め、維持する努力が必要です。
4.所属している大学の友達関係に悩む場合がある
所属している大学の友達関係に悩む可能性があることも、仮面浪人のデメリットです。
具体的には、以下のような悩みが出てきます。
▼仮面浪人を打ち明けるかどうか
大学の友達に仮面浪人のことを打ち明けてしまうと、友達関係のトラブルとなる場合があります。
仮面浪人は、通っている大学をやめて他の大学へ入学したいということを意味するため、人によっては自分の大学が軽んじられたと感じる人もいるからです。
トラブルを避けたい場合、大学の友達に対しては基本的に仮面浪人のことを隠していくことになります。
▼秘密を守るストレス
仮面浪人をしていることを友達に隠す場合、秘密を守るためのストレスが大きくなります。
さらに、受験に合格して別の大学に進学することを考えると、現在の友達関係をどう維持すべきか悩むこともあるでしょう。
深い関係を築くべきか、それとも距離を置くべきか悩み、友達関係がぎくしゃくする可能性があります。
▼孤独感
仮面浪人を隠すことで友達と本音で話せない状況が続くと、孤独感を覚えることがあります。
特に、サークル活動や遊びの誘いを断る際に理由を説明できない場合、孤独感が増すことがあるでしょう。
仮面浪人は学業面だけでなく、心理面でも大きな負担をともなう
ことを理解しておく必要があります。
仮面浪人を成功させるために押さえておきたいポイント
仮面浪人を成功させるためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。具体的には、次の5つです。
- 保護者の同意を得ておく
- 仮面浪人中の大学生活の送り方を決めておく
- 不合格の原因を洗い出し受験計画を立てておく
- 仮面浪人をする期間・失敗したときのことを決めておく
- 誘惑に負けない強い意志を持つ
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
仮面浪人を決意している方はもちろん、するかどうか迷っている方もぜひ参考にしてください。
保護者の合意を得ておく
仮面浪人を成功させるには、保護者の理解と協力が欠かせません。仮面浪人は、大学の学費や予備校の授業料など、通常の浪人よりも費用がかかります。
経済的な不安を抱えながら勉強に取り組むのは難しいものです。勉強に集中するためには、学費や予備校の費用について、保護者と十分に話し合っておく必要があります。
仮面浪人を決意したら、まずは保護者に相談しましょう。仮面浪人中に通う大学の学費や予備校・塾その費用を含めて、具体的な金額を伝えることが大切です。
保護者の同意を得られれば、経済的な心配をせずに勉強に専念できます。保護者とよく話し合い、仮面浪人を成功させるための協力体制を整えておきましょう。
仮面浪人中の大学生活の送り方を決めておく
仮面浪人中の大学生活の送り方を事前に決めておくことも、受験合格の鍵となります。
以下の点を考慮して計画を立てると良いでしょう。
▼大学に通うかどうか
仮面浪人中に大学に通うかどうかを決めることが最初のステップです。
通う場合は、授業と受験勉強のバランスを考える必要があります。
大学に通いながら受験勉強をするのか、それとも大学を休学して勉強に専念するのか、自分に合ったスタイルを選びましょう。
▼サークル活動やアルバイト
サークル活動やアルバイトを行うかどうかも重要なポイントです。
こうした活動はリフレッシュやストレス解消・自由に使えるお金を増やすことにつながりますが、受験勉強の時間を確保するためにも慎重に選びましょう。
▼授業の履修
もし大学に通う場合、どれくらいの授業を履修するかを決めることも大切です。
進級や卒業に必要な単位を確保しつつ、受験勉強に集中できる時間を確保するために、履修する授業の数を調整しましょう。
これらのポイントを考慮して受験勉強を進めることで、仮面浪人の後の志望校合格に近づけます。
不合格の原因を洗い出し受験計画を立てておく
仮面浪人をする際は、前回の不合格の原因を徹底的に洗い出すことも忘れずに行いましょう。
せっかく浪人をしても、不合格の原因がわからないままやみくもに勉強しては同じ結果になりかねません。
また、仮面浪人は限られた時間の中で受験勉強を行う必要があります。
そのため、不合格の原因を分析して、効率的に勉強を進めることが重要です。
自分の弱点が何だったのか、どの科目で点数が伸びなかったのかをしっかりと振り返りましょう。
そのうえで、どの科目や分野に重点を置くのかなど受験に向けての計画を立てることが大切
です。
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仮面浪人をする期間・失敗したときのことを決めておく
万が一仮面浪人に失敗した場合の進路についても考えておきましょう。主な選択肢は、次の3つです。
- 今の大学に残る
- 仮面浪人を続ける
- 他の進路を選ぶ
どうしても第一志望を諦めきれない場合、もう1年仮面浪人を続ける選択肢もあります。
理論上、仮面浪人は4年間続けられ、留年や休学をすればそれ以上も可能です。
しかし、長期化するとモチベーションの維持や費用の確保が難しくなる上に就活の時間を削ることにも繋がるため、あまりおすすめできません。
「1年以内」など期限を決め、集中して取り組んだ方が良い
でしょう。
誘惑に負けない強い意志を持っておく
仮面浪人に成功するポイントは、誘惑に負けずに強い意志を持って受験勉強を続けることです。
友達から遊びに誘われたりアルバイトに時間を取られたりと、勉強以外のことに時間を割きたくなる誘惑は常にあります。
しかし目標を達成するためには、そういった誘惑に負けずに勉強に集中することが必要不可欠です。
強い意志を持つためには、「絶対に志望校に合格する」という自分の目標を明確にし、それを常に意識することが大切
です。
目標を紙に書いて部屋に貼っておくなど、目に見える形にしておくと良いでしょう。
また、勉強に集中できる環境を整えることも重要です。自宅や図書館、カフェなど、自分に合った場所で勉強する習慣をつけましょう。
まとめ
本記事では、仮面浪人の概要やメリットとデメリット、そして、仮面浪人を決意した場合、どのようなポイントに注意すべきかについて解説しました。
仮面浪人とは、一度大学に入学して大学に通いながら、別の大学への合格を目指して受験勉強を続けることです。
仮面浪人のメリットは以下のとおりです。
- 大学に籍を置きながら浪人できる
- 大学生活を体験できる
- 受験勉強のストレスを発散できる
- 取得した単位を移行できる場合がある
一方で、デメリットには以下のようなものがあります。
- 浪人にかかる費用がかさむ
- 大学生活と受験勉強を両立する必要がある
- モチベーションを維持する必要がある
- 所属している大学の友達関係に悩む場合がある
仮面浪人を考える際は、これらのメリットとデメリットをよく理解し、自分の状況や目標に合った選択をすることが大切です。
そして、仮面浪人を成功させるためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 仮面浪人に必要な費用を確保しておく
- 仮面浪人中の大学生活の送り方を決めておく
- 不合格の原因を洗い出し受験計画を立てておく
- 仮面浪人をする期間・失敗したときのことを決めておく
- 誘惑に負けない強い意志を持っておく
仮面浪人を決意したら、しっかりとした計画を立て、強い意志を持って取り組んでください。
本記事で解説した内容を参考に、第一志望の合格に近づきましょう。