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通信制高校を卒業するのは難しい?卒業要件や学習のポイントを解説

通信制高校を卒業するのは難しい?卒業要件や学習のポイントを解説

「通信制高校を卒業するのは難しいの?」

「通信制高校を卒業するための条件は?」

「スムーズに卒業するためのポイントが知りたい」

通信制高校への進学を検討しているものの、「卒業できなかったらどうしよう」「勉強についていけるのかな」といった不安を抱えている方もいるでしょう。

そこで本記事では、通信制高校の卒業要件や、スムーズに学習を進めるためのポイントについて解説します。

通信制高校を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

通信制高校を卒業するのは難しい?

通信制高校を卒業するのは難しい?

結論から述べると、通信制高校を卒業する難易度は人によって異なります。

通信制高校の卒業要件は、全日制や定時制の高校と比べて厳しくありません。しかし、通信制高校を卒業するには自己管理能力が重要であり、目標を立てて計画的に学習を進める必要があります。

通信制高校は、生徒が自宅で学習を行いながら、課題提出やスクーリング(登校)を通して単位を取得する仕組みの高校です。そのため、働きながら学ぶ生徒や、特別な事情を持つ生徒にとって通いやすい高校となっています。

通信制高校は、学習スタイルの柔軟さが魅力である一方、学習の進捗管理や時間管理を自分で行わなければならないのも特徴です。

自分で計画を立てて取り組むのが苦手、自主学習に自信がないといった生徒は、学習がスムーズに進まず、結果的に卒業が難しくなる可能性があるでしょう。

通信制高校の卒業要件

通信制高校の卒業要件

通信制高校を卒業するためには、目標を設定し計画的に学習を進める自己管理能力が大切です。卒業要件自体は全日制や定時制の高校に比べて厳しくないため、計画的に進めれば卒業を十分に見込めます。

通信制高校の具体的な卒業要件は、次のとおりです。

  • 36ヶ月以上の在籍
  • 74単位以上の取得
  • 30単位以上の特別活動

これらの要件をクリアすることで、通信制高校を卒業することができます。それぞれの要件について、以下で詳しく見ていきましょう。

36ヶ月以上の在籍

通信制高校の卒業には、36ヶ月以上の在籍期間が必要です。これは、全日制や定時制高校も同様で、一定の学習期間を確保する目的で定められています。

なお、他の高校から転入や編入をした場合、以前の学校での在籍期間も通信制高校での在籍期間に加算できます

たとえば、以前の高校に1年間在籍していた場合、その1年間が通信制高校の在籍期間に加算され、残り2年の在籍で在籍要件を満たせることになります。

単位取得数の上限

また、1年間で取得できる単位数には上限があります。1年間で取得できるのは35単位程度が上限となっており、それ以上の単位を取得することはできません。

1年次や2年次に多めに単位を取得したとしても、在籍期間を短縮して卒業することはできないため注意してください。

74単位以上の取得

通信制高校を卒業するには、少なくとも74単位の取得が必要です。単位は、以下3つをすべて完了することによって取得できます。

  • スクーリング
  • レポート
  • テスト

スクーリングとは、学校に登校し教師から直接指導を受けたり、実習を行ったりして学習の理解を深める授業形式です。科目によって必要なスクーリングの回数が決まっています。

学校によっては映像授業などの受講でスクーリングの回数を減らせますが、ゼロにすることはできません。いつスクーリングを受けるのか、スケジュール管理が大切といえるでしょう。

レポートも単位を取得するために必要です。科目ごとに課される問題集のようなもので、自分で解いたり、登校して先生に教えてもらったりしながら進めていきます。

レポートの形式は学校によってさまざまですが、穴埋め形式や記述形式が一般的です。レポートを提出しないと後述のテストが受けられないため、期日までに提出しましょう。

スクーリングとレポートの提出の後、テストで基準点以上の点数を取ることで単位を取得できます。テストの頻度は年2回、合格ラインは60点以上が一般的です。

ただし、学校によって頻度や合格ラインが異なる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。合格ラインに達しない場合、追試や補習が行われる学校も多いです。

また、転入や編入をした場合、以前在籍していた高校で取得した単位があれば、通信制高校の単位に加算することも可能です。

30単位時間以上の特別活動

特別活動に30単位時間(1単位時間は50分)以上参加するのも、卒業要件の一つとされています。特別活動とは、学内外での経験を通して、学習以外のスキルや知識を養うための活動です。

特別活動には、主に次のようなものが挙げられます。

  • ボランティア活動
  • 校外学習
  • 文化祭
  • 体育祭
  • インターンシップ
  • クラブ活動や部活動

特別活動はスクーリングに併せて実施されることが多いですが、内容やスクーリングの日数は学校によってさまざまです。そのため、無理なく参加できそうかを事前に確認した上で学校を選ぶようにしましょう。

通信制高校をスムーズに卒業するポイント

通信制高校をスムーズに卒業するポイント

通信制高校をスムーズに卒業するためには、以下3つのポイントを意識することが大切です。

  • 単位取得は計画的に行う
  • サポート体制が充実している学校を選ぶ
  • 通信制高校サポート校を利用する

各ポイントを詳しく見ていきましょう。

単位取得は計画的に行う

通信制高校には時間割がないため、自分のペースで学習を進められますが、卒業するためには規定の単位数を取得する必要があります。

そのため、各学期ごとに必要な単位数を確認したうえで、無理のないスケジュールを立て、計画的に単位を取得しましょう。

特に、苦手な科目や難易度の高い科目については、早めに取り組むことが大切です。これらの科目は、理解が深まるまで時間をかけて学習することで、テストの合格ラインを超えやすくなるでしょう。

サポート体制が充実している学校を選ぶ

サポート体制が充実している学校を選ぶのも、通信制高校をスムーズに卒業するために意識したいポイントの一つです。通信制高校を選ぶ際は、学習サポートや精神面のサポートが充実している学校を選ぶと、安心して通えるでしょう。

学習サポートとしては、個別指導やグループセッションのある学校がおすすめです。通信制高校は自主学習が中心になるため、学習についていけるか不安な場合は、これらのサポート体制が整っている学校を選びましょう。

個別指導は、一人ひとりの学習ペースや理解度に合わせて指導を受けられるのが魅力です。また、オンラインでの個別指導を行っている学校もあります。

オンラインであれば、仕事が忙しい生徒や、家庭の事情で通学が難しい生徒でも空いた時間で学びを深められます。

グループセッションは、他の生徒とコミュニケーションを取れるのが魅力です。通信制高校は対面での授業が少なく孤独を感じやすいため、仲間と一緒に学ぶことが学習のモチベーションにつながるでしょう。

また、精神面のサポートとしては、カウンセラーや相談員が常駐している学校がおすすめです。ストレスや不安を感じた際にいつでも相談できる体制が整っていれば、安心して学習を進められます。

このように、サポート体制が充実している学校を選ぶことで、無理なく卒業を目指せるでしょう。

通信制高校サポート校を利用する

通信制高校をスムーズに卒業するためには、通信制高校サポート校を利用するのも一つの手段です。

通信制高校サポート校では、通信制高校のカリキュラムに沿ったさまざまなサポートが受けられます。そのため、自分で目標を立てたり、計画的に学習を進めたりするのが苦手な生徒にぴったりといえるでしょう。

また、通信制高校サポート校によっては、一人ひとりに合わせた個別の学習支援を提供している場合や、他の生徒と交流できる機会が設けられている場合もあります。

学習の遅れを補ったり、モチベーションの維持に役立てたりすることもでき、卒業に向けて効率的に学習を進められるでしょう。

自分に合っている通信制高校サポート校を選べば、通信制高校の卒業をより確実なものにできます。

トライ式高等学院では一人ひとりの状況に合わせた丁寧なサポートを実施

トライ式高等学院では一人ひとりの状況に合わせた丁寧なサポートを実施

参照:通信制高校・サポート校のトライ式高等学院。不登校・ひきこもりから大学進学!

一人ひとりに合ったカリキュラムで効率的に卒業を目指せる通信制高校サポート校を選ぶなら、トライ式高等学院がおすすめです。

トライ式高等学院には、「特進科」「普通科」の2つのコースと、「通学」「在宅」「オンライン」の3つの受講スタイルがあります。

コースと受講スタイルは目標や希望に合わせていつでも変更できるため、その時々に合った方法で学習を進められるのが魅力です。「志望校に合格したい」「心身の調子を整えながら自分のペースで通いたい」など、一人ひとりに合ったスタイルで卒業が目指せます。

また、トライ式高等学院は、不登校の生徒へのサポート体制が充実しているのも特徴です。体調が安定しない方や自宅から出るのが難しい方でも、カウンセラーや教師が親身に寄り添い、卒業や夢の実現を目指します。

これらの充実したサポート体制により、トライ式高等学院の卒業率は99.5%と高い水準を誇っています。

通信制高校に関するよくある質問

通信制高校に関するよくある質問

通信制高校に関するよくある質問を、以下にまとめました。

  • 通信制高校の入試は難しい?
  • 通信制高校から大学に進学するのは難しい?

それぞれの質問について、詳しく見ていきましょう。

通信制高校の入試は難しい?

通信制高校の入試は、全日制高校に比べると難易度が低い傾向にあります。

多くの通信制高校では書類審査や面接が中心であり、学力試験を実施する学校が少ないためです。ただし、難易度は低いものの、書類選考や面接の準備は事前にしっかり行っておく必要があります。

書類審査では志望動機や学習計画が重視されます。通信制高校を受験する動機や、入学してからの学習計画を具体的に書き、入学への意欲と計画性をしっかりアピールしましょう。

また、面接対策では、自分の考えを明確に伝える練習をしておくことが重要です。自分の意欲や目標を明確にし、自分の言葉で伝えられるように準備しておきましょう。

通信制高校から大学に進学するのは難しい?

結論から述べると、通信制高校から大学に進学することは十分に可能です。

通信制高校は自分のペースで学習できるため、計画的に学習を進められる生徒であれば志望校合格を目指せるでしょう。一方で、自己管理が苦手な生徒にとっては、通信制高校から大学への進学は難しい場合もあるため注意が必要です。

自分で目標を設定することや、計画を立てて学習することが苦手な場合は、通信制高校サポート校や予備校などを利用するとよいでしょう。受験に向けた勉強計画を提案してもらったり、専門的な指導を受けたりすることで、より徹底した受験対策ができます。

高い大学進学率・合格実績を誇るトライ式高等学院では大学受験対策も可能

高い大学進学率・合格実績を誇るトライ式高等学院では大学受験対策も可能

参考:通信制高校で大学進学|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

トライ式高等学院は、「家庭教師のトライ」で長年培ってきた受験対策のノウハウと、プロ講師の個別指導で大学受験を徹底サポートしているのが特徴です。

一般的な通信制高校の大学進学率が24.1%程度であるのに対し、通信制高校サポート校である「トライ式高等学院」の進学率は69.7%と高い水準を誇っています。

参照:
学校基本調査 / 令和5年度 初等中等教育機関・専修学校・各種学校 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)
オープンキャンパス受付中!不登校からの大学進学を目指すならトライ|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

また、大学だけでなく、プログラミングや料理など専門学校の受験対策ができるのも魅力の一つ。専任講師による個別指導で、通信制高校から大学や専門学校まで、さまざまな進路を目指せます。

まとめ

まとめ

本記事では、通信制高校の卒業要件やスムーズに学習を進めるためのポイントについて解説しました。

通信制高校を卒業するための要件は、次の3つです。

  • 36ヶ月以上の在籍
  • 74単位以上の取得
  • 30単位以上の特別活動

これらの要件を満たすことで、通信制高校を卒業できます。

また、通信制高校は目標に向けて計画的に学習する「自己管理能力」が特に大切です。長期的な見通しを持ち、卒業を目指して計画的に学習を進めましょう。

通信制高校をスムーズに卒業するために意識したいポイントは、次のとおりです。

  • 単位取得は計画的に行う
  • サポート体制が充実している学校を選ぶ
  • 通信制高校サポート校を利用する

単位取得には、レポートやスクーリング、テストをクリアする必要があります。学習サポートや精神面のサポートが充実している通信制高校を選べば、安心して単位取得を目指せるでしょう。

自分で目標を設定したり、計画的に勉強したりするのが苦手な場合は、通信制高校サポート校を利用するのもおすすめです。

通信制高校のサポート体制や通信制高校サポート校をうまく活用し、自分に合った方法で通信制高校の卒業を目指しましょう。