2025/02/14
2025/04/02

フォトン算数クラブでこれから先、クラス落ちしないための対策法

フォトン算数クラブは東京の自由が丘、白金高輪、日本橋に校舎を展開する、中学受験の算数に特化した学習塾です。小学2年生から通うことができ、他塾に比べてさらに一年先取りして中学受験の算数のカリキュラムを進めていくことを特徴にしています。

「算数特化」「飛び級クラス」など独自のシステムでハイレベルな授業展開をしていますが、一方で周りについていけず、クラス分けに悩まれるお子さまや保護者様も多いのではないでしょうか。

本記事ではフォトン算数クラブの特徴を改めて確認し、どのようにクラス分けが行われるのか、クラス落ちしてしまった原因は何なのか、クラス落ちしないためにはどう対策をとればいいのかについて詳しくご紹介します。

フォトン算数クラブの特徴

算数に特化した学習塾

フォトン算数クラブは中学受験するお子さまに向けた、算数に特化した学習塾です。中学受験において算数は、一般的に他の科目に比べて差のつく科目とされており、算数が合格を左右するといっても過言ではありません。中学受験の算数は非常に複雑な難問が出されることもあるため、うまく解けずに途中で挫折してしまうお子さまも多くいます。中学受験に挑戦するのであれば、お子さまには算数に苦手意識を持たせたくないと考える保護者様も多いのではないでしょうか。

一年先取りのカリキュラム

フォトン算数クラブには、小学2年生から入塾できます。これは低学年から中学受験の算数に触れることで苦手意識をなくし、また一年先取りして中学受験の算数に取り組むという独自のカリキュラムになっているからです。つまり小学5年生には、中学受験の範囲を一通り終える計画となっています。

受験生となる小学6年生には、他の科目の勉強や暗記などにも力を注がなくてはなりません。そうしたときに重要な科目とされる算数が得意であれば、他の勉強をスムーズに進めることができます。

飛び級システムを導入

フォトン算数クラブでは小学2年生と3年生を対象に、「飛び級システム」を導入しています。これは他の学年と混ざるわけではなく、ひとつ上の学年の学習をするという特別クラスです。

例えば小学2年生で入塾すると、2年生の段階では2年と3年の授業を行い、3年生では4年、4年生では5年、5年生では6年の学習内容を学びます。小学3年生で入塾した場合、3年生では3年と4年、4年生では5年、5年生では6年の学習内容となります。

飛び級したお子さまが小学6年生になったときには自由選択講座を用意し、御三家や早慶レベルを受験するためのラストスパートに臨めます。

この飛び級システムは、お子さまの能力の限界に挑戦するために設けられています。周りより一足先にスタートして余裕をつくり、算数のさらなるレベルアップを図ります。

入塾までのハードル

フォトン算数クラブに入るためには、入塾テストを受ける必要があります。入塾テストはお子さま一人につき1年に1回受けられ、合格者のみ入塾資格が得られます。事前に推奨問題集とページ数が開示されるので、テスト前にしっかりと対策も立てて挑む人も多いようです。ちなみに学年が上がるごとに、難易度は高くなるようです。

フォトン算数クラブのクラス分け

少人数制のクラス編成

フォトン算数クラブはお子さま一人ひとりをしっかりチェックするため、1クラス12名までの少人数クラスとしています。年度や学年、教室によってもクラスの数は異なりますが、1学年1クラス、または多くて2クラスがほとんどのようです。

年3回のクラス分けテスト

フォトン算数クラブでは年に3回、大テストが実施されます。これは実質、クラス分けに関係する重要なテストです。クラス落ちしないためには、何とかこのテストでよい成績を収めておきたいものです。また、フォトン算数クラブで再びクラスを上げるのは非常に難しいとされているので、なるべく上位クラスをキープできるとよいでしょう。

クラス落ちをしないためには、自分の苦手な分野や過去に間違えた問題などをしっかりと攻略して、「絶対に解ける」と自信をもって言えるようになるまで繰り返すことが大切です。

フォトン算数クラブでクラス落ちする原因

「できる」状態に達していない

フォトン算数クラブでクラス落ちした場合、お子さまが問題そのものの意味や解き方を理解していない、わからない状態のままになっている可能性があります。フォトン算数クラブの授業は入塾テストに合格できるレベルを持っていれば、基本的にはついていける内容になっているようです。万が一クラス落ちした場合や成績不振の場合は、お子さまがどこでつまずきを感じているのか、問題は解けるけれど時間がかかっているから苦手なのではないか、など確認してみましょう。

宿題がおろそかになっている

フォトン算数クラブは宿題が多いという声もありますが、出題される範囲は基本的に授業で扱った内容のものなので、授業がしっかりと理解できていればそれほど時間はかかりません。

フォトン算数クラブ独自の仕組みとして、授業が終わったあとに習ったことを忘れないように、その日のうちに自宅で20~30分程度の問題を解いて、翌日までにメールまたはファックスで塾に宿題を提出するというものがあります。クラス落ちしてしまった場合、こうした宿題がおろそかになっていなかったか、改めて確認してみましょう。

高学年になるにつれて、他の塾と並行して通う人も増えるでしょう。そうなると宿題の量に追われ、どうにも手が回らなくなってしまうお子さまがいます。高学年になったとき大変な思いをしないためにも、フォトン算数クラブの宿題のルーティンには早いうちから慣れておくとよいでしょう。またスケジュール管理は、保護者様がサポートしてあげるのが望ましいです。

大手学習塾の学習と混乱している

フォトン算数クラブは算数特化の学習塾のため、ほとんどの方が他の学習塾にも通っています。フォトン算数クラブでは先取り学習を大切に、大手進学塾よりも先のことを習って、大手進学塾が復習になるように考えながら授業が展開されます。

解き方がしっかりと理解できているお子さまにとっては絶好の復習となりますが、一方で、フォトン算数クラブと進学塾で問題の解き方が異なっており、混乱を生じてしまうお子さまも稀にいます。

お子さまがクラス落ちしてしまった場合、どの解き方で答えを導けばよいか混乱している可能性もゼロではないので、確認してみる必要があります。

フォトン算数クラブでクラス落ちしないための対策

オリジナルテキストを完璧にする

フォトン算数クラブでは、先生たちによって研究されつくした内容を詰め込んだオリジナルテキストで学習を進めていきます。このオリジナルテキストとは先生がクラスのお子さまたちのレベルに合わせて問題を選んだ、そのクラスのためだけのテキストです。カリキュラムに縛られることなく、クラスのお子さまたちの理解度を重視しており、毎回冊子にして配布されるものです。

つまり、クラス落ちしないためには、まずこのオリジナルテキストを完璧にすることが重要です。同レベルのお子さまと同じテキストを使っているので、すべてをしっかりと理解して解くことができれば、クラス落ちすることはまずありません。

授業ではオリジナルテキストをお子さまが解いたあと、問題ごとに先生が丸つけに回ります。赤丸がついた問題は毎日のように繰り返し解いて、着実に自分のものにしておきましょう。

先生に相談する

フォトン算数クラブでクラス落ちしないためには、とにかく授業内容が「できる」状態になってから帰宅する癖をつける必要があります。

フォトン算数クラブでは授業中はもちろん、授業の前後の時間を使って先生に質問することができます。わからないままにしておくと自宅での宿題も進みませんし、解けないことで苦手意識が芽生えてしまいます。少しでもわからない、引っかかると感じたら、その日にうちに塾で解決してくるよう、保護者様は声がけをしてみてはいかがでしょうか。

また前述のとおり、並行して通っている大手塾と問題の解き方が違う場合なども、早めに先生に相談するとよいでしょう。フォトン算数クラブでは解き方の強要はせず、お子さまの解きやすい方法を尊重してくれるとのことです。

まとめ

フォトン算数クラブでクラス落ちに悩まれる方に向けて、原因や対策についてまとめました。

冒頭で述べた通り、中学受験において算数は合格を左右する非常に重要な科目です。ひとつつまずいてしまうとなかなか先へは進めず、解けないことで負のループにはまってしまい、算数が苦手になってしまうお子さまはとても多くいます。
お子さまの学年にもよりますが、一人ひとりに合った対策でクラス落ちを避けつつ、成績を伸ばしていきましょう。お子さまに合わせた最適な学習習慣を構築するには、個別指導塾という選択もありますので、柔軟に検討をし、後悔しない選択を行いましょう。

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