洋々は慶應義塾大学や早稲田大学など、総合型選抜の合格実績が高い個別指導塾として知られています。 大学受験を視野に入れている高校生はもちろん、保護者様にとっても合格率は塾選びの重要な要素ではないでしょうか?
そこで、洋々の合格率がどのくらいなのか公式ホームページを基に調べてみました。
洋々の総合型選抜(AO入試)の合格率は
洋々の過去の合格率の記載について
洋々の公式ホームページには合格率の記載はありません。代表によると、2006年の創立以来、合格者数や合格率は一切公表していないとのこと。その理由は
- ガイドラインに沿った数字でも誤解を生じやすいから
- 受講生をサポートする質の向上より、上辺の合格者数の見栄えをよくすることに注意が向いてしまうのを避けたいから
というものでした。
合格率は公表されていませんが、合格大学は公開されています。以下では2024年度の総合型選抜の合格実績を一部抜粋してご紹介します。(順不同)
- 早稲田大学 国際教養学部 AO入試(9月入学)
- 慶應義塾大学(環境情報) 春AO入試
- 東京科学大学(旧:東京工業大学) 環境・社会理工学院C 総合型選抜
- 立命館大学(人文)プロポーズ方式 AO選抜
- 早稲田大学( 基幹理工)英語学位プログラム AO入試
- 慶應義塾大学(環境情報)SFC夏秋AO入試
- 慶應義塾大学(法/政治)FIT入試B方式
- 慶應義塾大学(法/政治)FIT入試A方式
- 慶應義塾大学(法/法律)FIT入試B方式
- 慶應義塾大学(法/法律 )FIT入試 AB両方式
- 慶應義塾大学(総合政策)夏秋AO入試
- 早稲田大学 国際教養学部 AO入学試験(4月入学)国内選考
- 慶應義塾大学(法/政治)FIT入試A方式
- 国際基督教大学 総合型選抜(英語外部試験利用)
- 早稲田大学(スポーツ科) 総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入学試験)
- 早稲田大学(創造理工/建築)AO入試 (創成入試)
- 日本女子大学(人間社会/現代社会) 総合型選抜
- 立命館アジア太平洋大学(国際経営学部) 総合型選抜活動アピール方式第1回
上記はごく一部ですが、洋々では国公立や慶應義塾大学・早稲田大学など難関大学の合格実績が豊富なことがわかります。
洋々の総合型選抜合格率は他の塾と比較してどうか
洋々では合格率が公開されていないので単純に比較することはできませんが、総合型選抜専門コースを開設している他の3つの塾の合格率、合格実績については下記のとおりです。
Loohcs志塾(ルークスしじゅく)
総合型選抜の合格率の記載はなく、2024年度の総合・学校推薦型選抜における
トータル人数が掲載されていました。内訳がわからないため、一覧としてまとめています。(順不同)
- 慶應義塾大学 136名
- 早稲田大学 13名
- 上智大学 27名
- 国際基督教大学 4名
- 東京理科大学 2名
- 中央大学 20名
- 明治大学 7名
- 青山学院大学 6名
- 立教大学 23名
- 法政大学 5名
- 立命館大学 14名
総合型選抜専門塾AOI
2024年度入試における大学入試全体合格率は97.7%。なお、公式ホームページに掲載されている合格大学は総合型選抜、一般選抜などが分類されておらず、また人数も公開されていないため、大学名のみを一覧としてまとめています。(順不同)
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 立教大学
- 上智大学
- 日本大学
- 明治大学
- 東京農業大学
- 法政大学
- 中央大学
- 東洋大学
- 国際基督教大学
- 立教大学
- 関西学院大学
- 関西大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 京都産業大学
- 近畿大学
- 甲南大学
- 関西外国語大学
- 駒澤大学
- 専修大学
- 立命館アジア太平洋大学
- 桜美林大学
- 國學院大学
- 武蔵大学
- 成城大学
- 南山大学
大学受験ディアロ
総合型選抜の合格率の記載はありませんでした。公式ホームページに掲載されている合格大学は総合型選抜、一般選抜などが分類されていませんでした。各学部を合算した合格者数を一覧としてまとめています。(順不同)
- 早稲田大学 12名
- 慶應義塾大学 8名
- 上智大学 23名
- 東京理科大学 20名
- 国際基督教大学 2名
- 学習院大学 24名
- 青山学院大学 20名
- 立教大学 文学部 25名
- 中央大学 22名
- 法政大学 48名
- 関西大学 2名
- 関西学院大学 2名
- 同志社大学 7名
- 立命館大学 4名
生徒数や算出方法が塾によって異なるため、洋々の総合型選抜の合格状況と比較して、他の塾が高いか低いかを明確に判断することはむずかしいのが実状です。
ですが、洋々では上記でご紹介した以外にも多くの生徒が総合型選抜で合格しているため、決して合格率が低いわけではないことがわかります。
洋々の総合型選抜の合格率が高い5つの要因
数ある塾のなかでも洋々は総合型選抜の合格率が高いと言われています。合格率が高い要因は、洋々独自のスタイル。なかでも特徴的なのが「ビジネスで用いられるメソッド」を受験に取り入れている点です。
志望校に合格するためにはどのような戦略を立てるべきか、設計したプロジェクトが予定どおりに進捗しているかを常に確認しながら進めるスタイルが高い合格率を生み出しています。
以下では、洋々の合格率が高い要因と併せて戦略的な特徴について詳しく解説します。
1. 人材採用のプロから面接アドバイスが受けられる
総合型選抜では面接が重視されます。そのため、洋々では世界トップクラスの経営大学院(ビジネススクール)の面接官や日本を代表する世界的メーカーの採用担当者など、人材採用の経験が豊富なプロが講師を務めています。
面接の本質を知っているプロからのアドバイスは、受講生自身が気付いていない強みや魅力、アピールポイントを引き出すきっかけになり、志望理由書をより深い内容に落とし込むことができます。
総合型選抜の面接は、会社の採用面接に似ていると言われています。自分が入学することで、どのように活躍できるのかを積極的にアピールする姿勢が求められる点はまさに採用面接同様。そのため、人材採用のプロからアドバイスを受けられる点は非常に有効です。
洋々で面接アドバイスを受けた受講生の方の中には、対話を通すことの大切さを実感し見事合格を勝ち取ったという声もあります。
納得できるまで模擬面接の指導を受けることで自信がつき、合格率アップの要因となる可能性があります。
2. 志望校に合わせた豊富なカリキュラムがある
洋々は完全個別指導塾のため、個々に合ったカリキュラムを組むことができます。書類作成講座、面接講座、小論文講座など総合型選抜に必要な講座や英語や数学などの講座もあります。
一言で総合型選抜と言っても、試験方式は大学や学科によって異なります。必要な講座を選択することで、時間を有効に活用でき合格率アップにつながります。
3. プロフェッショナルとメンターがサポートを行っている
洋々ではトップレベルの人気を誇る予備校講師や元大学教授など、さまざまな分野の
プロフェッショナルやエキスパートが講師を務めています。さらに、メンターと呼ばれる
スタッフが彼らを補佐しているのが特徴です。
メンターは総合型選抜を経験した現役の大学生が務めているため、受講生により近い立場でサポートができる点が魅力です。受講生とのディスカッションや、総合型選抜向けの書類作成のサポートなどを担当しています。
さらに、志望校の受験対策のアドバイスやイベント情報発信などもメンターが行っています。
プロフェッショナルとメンターが一丸となって受講生の志望校合格をサポートしています。
4. オンラインで質の高い授業を受講できる
洋々のすべての講座はオンラインでも受講できます。遠方で通塾が難しいとあきらめていたご家庭も、距離を気にせず受講できるのが魅力です。
また、オンラインでも教室と同じクオリティの授業が受けられるのも洋々の強み。録画を視聴する一方向型や大人数を対象にした講義型とは違い、マンツーマンで指導を受けられます。
洋々では国内のみならず海外からの受講者が多いのも特徴。オンラインでも質の高い授業が受けられる点が高く評価されているからこそです。
5. バックアップサポートが充実している
洋々はバックアップサポートが手厚いことでも知られています。受講講座に関することなら、授業時間外でも回数無制限で質問ができます。
たとえば総合型選抜に欠かせない志望理由書のまとめ方や併願校の相談、メンタルカウンセリングを受けることも可能。他にもさまざまな側面から受講生をサポートする体制が整っています。
メールや電話でも対応しているため、直接話しにくいことでも相談できる点が魅力。
また、保護者様向けサポートがあるのもポイントです。受験を控えたお子さまとのご家庭での関わり方やサポートの方法に関する相談にも乗ってもらえます。
総合型選抜の合格率を上げるためにできる4つのこと
1. アドミッションポリシーを理解する
総合型選抜で重視されるのは「アドミッションポリシーに合致した人物像かどうか」という点です。アドミッションポリシーとは「大学の教育理念、目的、特色等に応じて受験生に求める能力、適性等についての考え方を求めたもの」で、大学全体はもちろん、学部・学科ごとに理念や特色を設けていることが多いです。詳しくは各大学のパンフレットや公式ホームページに掲載されているので、丁寧に読み込むのはもちろん、洋々のメンターに相談することも大切です。
実際に受験を経験したメンターならではのアドバイスを参考にすることで、大学に対する理解を一層深めることができます。
2. 入学後の意欲や将来像を明確にする
総合型選抜の評価基準は、「志願する大学で学ぼうとする意欲を多面的・総合的に評価すること」と定めています(文部科学省)。どんな勉強をしたいのか、学んだことを社会でどのように活かしていきたいのかを明確にすることで、より具体的なアピールにつながります。
洋々では書類作成講座や面接講座を通して、自分自身を大学にアピールするスキルを学ぶことができます。各講座のプロフェッショナルやエキスパート、メンターと議論を交わしながら自身の将来像を明確にしましょう。
3. 自己分析を行う
総合型選抜では、また、大学を目指すにあたり高校時代にどんな努力を重ねてきたのか、どんな学生生活を過ごしてきたのかも明確にできると合格率を上げることができます。成果だけでなく、その過程もアピールポイントになるため自己分析が欠かせません。
洋々の書類作成講座では自己推薦書の書き方の指導を受けることができます。
他の志願者と似たような内容では差別化をはかることができません。合格率を上げるために、部活動や生徒会活動、課外活動などがあれば具体的なエピソードを交えつつ、しっかりアピールしましょう。
4. 相性の良い塾を選ぶ
総合型選抜の合格率を上げるには、受験生一人ひとりに寄り添った塾を選ぶことが何より大切です。志望大学の対策に特化しているか、細かなことも相談できる環境が整っているかなどを複合的に判断して選びましょう。
また、意欲的に総合型選抜に臨むためには、意志や考えを尊重してくれる塾を選ぶことが重要です。志望理由などを受験生の意に反して変更すると、面接や実際の入試で必ずボロが出ます。受験生の意志や考えを踏まえて相談に乗ってくれる塾かどうかをしっかりと確認しましょう。
まとめ
洋々における総合型選抜の合格率は、具体的な数字こそ公表されていないもののある程度高いと想定されます。ただし、総合型選抜は一人ひとりの個性を重んじる入試であり、人それぞれ相性の良い塾はことなります。トライなら志望大学に合わせた志望理由書・面接の対策も指導可能です。自分にあった塾はどこか、個別指導のノウハウが長けた塾がどこなのかをしっかりと検討をすることをおすすめいたします。
総合型選抜での合格を勝ちとるためには、個別指導塾など様々な選択肢を視野に入れ、最適な環境、内容にて学習を進められるように対策、準備を進めることが重要です。