同志社大学 理工学部 機械システム工学科のアドミッションポリシー
理工学部機械システム工学科はものづくりを原点とする最先端技術に必要な機械システムの構築と創成に関わる技術分野について、講義と実習をとおして、それらの基礎を十分に学習し、次世代の機械とシステムの技術開発や問題解決を行う技術者としての能力と、それらを自らの良心に基づき運用できる技術者としての倫理観を身につけて、安全・安心な社会の発展に貢献する人材を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。
機械システム工学科の求める学生像
知識・技能:高等学校までの履修内容のうち、数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B、Cなどの「数学」科目と、物理基礎、物理の「物理」科目を通じて、基礎的な数理能力さらに英語力を身につけている学生を求めています。
思考力・判断力・表現力:高等学校までに培った確かな基礎学力に加え、様々な現象を解析する能力に基づく論理的思考力や判断力、それを的確に表現する力を身につけている学生を求めています。
主体性・多様性・協働性:自然現象に対する関心や探究心をもち、目的意識をもって観察・実験などに取り組み、科学的に探究する能力と態度を兼ね備えた「人間のための科学技術」に貢献しようとする学生を求めています。また、新たにものを創造できる独創性をもつ人材を求めています。
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:ものづくりにおいても、今後は国際的な分業や再編など、ますますグローバル化が進むと考えます。機械技術者が外国人の上司や部下と仕事をする機会も増えていくかもしれません。言語や文化が異なる人々と主体的に協働していくことが重要になりますが、そのために他の文化を理解しようとする力が必要です。また、海外の文献や特許等の技術資料を読むことや、平易で論理的かつ実践的な文章を書けることも必要です。将来、技術者として活躍するためにも英語力が求められます。機械システム工学科では技術者として必要な実践的な英語を身につける科目を用意していますが、それらを習得するためには高校での英語を履修しておいてください。
数学:機械工学では数学は物理と並ぶ重要な学問分野です。機械に関連する物理の現象ではニュートンの法則に代表されるような多くの自然の法則や定理が利用されますが、これらの自然の現象の本質を理解して、記述したりモデル化したりするためには数学が必要です。ものづくりの分野においても、機械に力が作用したときの変形や動作を表現したり、自在に制御を行うためには数学が必要となります。技術者として将来、安全・安心な機械の設計と生産に寄与することができるように機械システム工学科では数学の科目を配置しています。これらを理解できるように、数学、特に微分・積分、ベクトル、確率・統計を十分学習してください。機械工学に限らず、技術者として論理的な思考力を身につけるうえでも数学は重要です。
理科:機械工学において理科は重要な教科であり、特に物理は機械工学と深く関連しています。物理で学ぶ物体の運動や変形、熱や流体の流れを支配する多くの自然法則は機械工学に応用されています。機械システム工学科ではものづくりの分野において必要な、より高度な力学関係の科目を多く学びますが、これらを理解するためには高校の物理を履修して、しっかりと理解しておくことが必要です。また、機械は金属やプラスチックなどの材料からできています。材料の性質やその製法を理解して、各種の機械に合った適切な材料を選択するためには化学の知識も必要です。
入学者選抜制度
機械システム工学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、様々な物理・化学現象に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、面接、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重みづけを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、本学科の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、本学科の教育を受けるために必要な学力が備わっているか、大学入学共通テストにより評価しています。
推薦選抜入学試験(公募制):高等学校での学習および課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、本学科で学ぶ高い意欲をもつ人物を選抜するために、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、小論文では本学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では数学、理科、および英語について試問を行い、本学科で専門教育を受けるために必要な基礎的学力を備えているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを総合的に判断し適正に評価しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習および課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、かつ本学科で学ぶ高い意欲をもつ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、面接および口頭試問では本学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」および「主体性、協働性や多様性に対する理解」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向および意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、本学の建学の精神を深く理解し、本学科で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、学部の核となり他の学生をリードし、ひいては大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、面接および口頭試問では本学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」および「主体性、協働性や多様性に対する理解」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
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同志社大学 理工学部 機械システム工学科の基本情報
同志社大学 理工学部 機械システム工学科の学生数・教員数・定員数
学部学生数 | 469人 |
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教員数 | -人 |
入学定員 | 96人 |
収容定員 | -人 |