同志社大学 / 法学部 法律学科
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同志社大学 法学部 法律学科のアドミッションポリシー

法学部法律学科は、法学についての体系的・専門的知識を修得し、これをもとに法を理解することができ、法学についての専門的な知識を活用して、法的問題の妥当な解決を図ることができ(いわゆるリーガルマインドを身につけ)、社会において幅広く活躍することができるような人材を養成することを目的としています。そのために次のような学生を求めています。

法律学科の求める学生像

知識・技能:社会科学に関する一般的素養を備え、常に新しい物事に向き合う精神を有し、幅広い視野の下で学問に取り組む意欲をもつ学生を求めます。
法学は、さまざまな社会的要因(法、経済、政治等)が複合的に関連し、それらの相互作用の下にある問題を取り扱います。法律はもちろん、それ以外の多様な社会科学的及びその他の学問的素養は、問題のより良い解決には極めて重要です。また、現代社会の変化の潮流は激しく、変化のスピードも速くなっています。そのような社会で起こるさまざまな問題への対処には、一度得た知識や認識にとどまることなく、常に新しい物事に取り組む姿勢が必須となります。法学についての体系的・専門的知識を修得し、リーガルマインドを身につけることを目指す法学部法律学科は、このようなことから、法学はもちろん、それ以外のさまざまな学問分野への興味関心を維持し、追究する意欲を有する学生を求めています。

思考力・判断力・表現力:論理的思考力、高度な日本語能力を有する学生を求めます。
法学にかかわる問題の中には、複雑な状況下で、相対立する利害関係が絡み合うものがあります。また、問題の解決法は多様であり、一つの解決法のもたらす効果はさまざまです。そのような問題についての判断を行う際には、複雑な状況や利害関係、多様な問題解決法やその効果などを明確に整理分析し、筋道を立てて説明・主張を行い、批判・反論を行うことが必要です。法的専門知識を活用し、法的問題の妥当な解決を図る技能の修得を目指す法学部法律学科は、以上を可能とする論理的思考力や高い言語能力(相手の主張を言語上及び文章上で正確に理解し、論理的・説得的に活発な批判的議論を展開し、それらに対応した論理的説得的な議論や文章を構成したりできる言語操作能力など)をもつ学生を求めています。

主体性・多様性・協働性:広く国際的な視野をもち、高度な外国語能力を有しつつ、社会における活躍の場を求め、主体性を持って多様な人々と協働する意欲に富む学生を求めます。
現代の法律問題は、国内的なものにとどまりません。市民活動自体や企業活動自体、政治問題自体が国際的な場合もあれば、国内的なものに見える場合であっても国外との密接な関わりを視野に入れなければ、的確な認識が不可能で、より良い解決策を提示できない問題も多くあります。また、現代日本が国際的におかれた状況を鑑みると、日本国内から外国の状況を見るだけではなく、国際的な場で日本の状況を発信しながら、問題に対応すること、又は、日本を離れた国際的な場に意識や身をおいて問題に対応すること、というようにグローバルな視野が不可欠になってきています。
法的専門知識を活用し、社会において幅広く活躍する人材の育成を目指す法学部法律学科において、学生の活躍の場(大学卒業後の進路)は、多種多様です。典型的な法律職である法曹(裁判官・検察官・弁護士)はもちろん、それ以外の法律関係職(司法書士、税理士など)、企業における法務担当者、国内の各種公務員・外交官や国際公務員、政治家、ジャーナリスト、会社従業員などがありますが、志望や適性に応じ、各自の自由な選択にゆだねられています。国際的な場面に乗り出す積極性をもつことが歓迎されますし、選択した場が国内であっても、ここで示したような認識をもって積極的に行動し、相互コミュニケーションを可能とする高度な外国語能力はもちろん、世界的な多様な事象に対して広い観点から分析を加えて判断を行える学生を法学部法律学科は求めています。

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語:現代の法律問題は、急速なグローバル化の進展などを背景に、国内のみならず、国際的にも大きく影響される論点が生じています。個別にみれば国内法の問題と考えられるものであっても、巨視的にみれば様々な形で国外の動きに左右されるものもあり、また、国家間の問題や異なる国籍をもつ市民の間の紛争など、国際的な法律問題も多発しています。そして、大学卒業後、法律職はじめ会社従業員や公務員等、どの領域に進んだとしても、国際的な感覚を身につけておくことは、現代社会に生きる市民として必須の素養ということができます。こうした状況において、体系的・専門的な法的知識を学ぶためには、主体的に海外の動向を読み解き、国内の情報を発信し、かつコミュニケーションするための、高度な語学能力が必要となります。広く国際的な視野をもち、社会において幅広く活躍し、国際社会において多様な人々と協働する意欲に富む学生を求める法学部法律学科では、高度な外国語能力を習得した人物を強く求めており、英語を習得しておくことが望まれます。一つの水準としては、実用英語技能検定(英検)2級(又はTOEFL®テスト、TOEIC® LISTENING AND READINGテストなどの標準化英語試験の同水準)以上を取得することが挙げられます。高校での英語学習はもちろん、普段から語学の研鑽に励み、海外のニュースなどにも関心をもって接してください。

国語(現代文):現代の法律問題は、様々な人々の利害が複雑に錯綜する状況下で、体系的・専門的な法的知識をもとに、多様な解決手法の中から最も適切なものを選択し、問題を主体的に解決することが求められます。そのため、相対立する立場の意見に真摯に耳を傾け、そこに潜む論点を適確に整理・分析し、リーガルマインドに基づき、自身の見解を説得力をもって論理的に主張し、反論には適切に応答できる能力が必要となります。これらを実現するためには、高い論理的思考力や理解力が求められます。論理的思考力を有する学生を求める法学部法律学科は、高度な日本語能力を有する人物を強く求めており、国語を習得しておくことが望まれます。高校での国語学習はもちろん、普段から、新聞の社説や論説などを積極的に読み、それに対する自分の意見を整理するなど、論理的な文章に多く接し、かつこれについて自身の見解を論理的に主張できるよう、心がけてください。

地理歴史・公民:現代の法律問題では、体系的・専門的な法的知識をもとに、様々な利害が対立する中で最も適切な解決手法を選択し、問題を解決することが求められますが、そのためには、その法律問題の社会的・経済的・歴史的背景を理解することが不可欠です。また、変化の激しく、かつグローバル化する現代社会においては、法律問題が生じた要因とその解決策を考える上で、国内外の社会的・経済的・歴史的状況を深く認識しておくことが重要となります。体系的・専門的な法的知識をもとに、常に新しい物事に向き合う精神を有し、幅広い視野の下で学問に取り組む意欲をもつ学生を求める法学部法律学科では、社会科学に関する一般的素養を備えた人物を強く求めており、地理歴史又は公民を習得しておくことが望まれます。高校での地理歴史又は公民の学習はもちろん、普段から、国内外の歴史や社会・経済情勢に広く関心をもち、また、これらの問題を扱った書籍などを読み、現代社会の抱える諸問題をめぐる背景知識を深め、分析できるようにしてください。

入学者選抜制度

法学部法律学科では、多様な学生を受け入れるため、高等学校で学習する教科の学力のほかに、法律学に対する関心、高度な語学能力、学習意欲、表現力やコミュニケーション能力などを評価するさまざまな入学者選抜を実施しています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。

一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、法学部法律学科の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。

大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、法学部法律学科の教育を受けるために必要な学力が備わっているか、一般選抜入学試験とは異なる側面から測定できる大学入学共通テストにより「知識・技能」に重点をおいて評価しています。加えて、出願書類により「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」についても審査しています。

自己推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じて培われた基礎的・基本的な知識やそれを活用できる能力等を備え、高度な外国語能力を持った志願者を対象として実施しています。法学部法律学科で学ぶ高い意欲を持つ人物を選抜するために、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、小論文では法学部法律学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じて培われた基礎的・基本的な知識やそれを活用できる能力等を備え、かつ法学部法律学科で学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、小論文および口頭試問では法学部法律学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、法学部法律学科で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、学部の核となり他の学生をリードし、ひいては大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、その中でも事前課題の読書感想文においては、法学部法律学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているかを審査しています。口頭試問では、事前課題に関する内容を問うことで「知識・技能」、「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

  • ※国際教養コースのアドミッション・ポリシーは、国際教育インスティテュートのウェブサイトを参照すること。

同志社大学のAO(総合選抜)体験談

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法学部 法律学科
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同志社大学 法学部 法律学科の基本情報

同志社大学 法学部 法律学科の学生数・教員数・定員数

学部学生数 2,752人
教員数 -人
入学定員 683人
収容定員 -人

同志社大学 法学部 法律学科で取得できる資格

小学校教諭一種、中学校教諭一種(社会)、高等学校教諭一種(地理歴史、公民)、図書館司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員

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