同志社大学 社会学部 メディア学科のアドミッションポリシー
社会学部メディア学科は、同志社大学が掲げるキリスト教主義・自由主義・国際主義に基づく人間形成を根本的な教育理念として、情報社会において重要さを増すメディアの社会的機能とその直面する課題等に関して広く学術的知見に基づいた教育・研究を行っています。様々な社会的課題とメディアの関係や、メディアにかかわる課題等について、他者と協働して解決策を考案し、それを論理的にわかりやすく他者に伝えることができる人材の養成を目指しています。そのために、次のような学生を求めています。
メディア学科の求める学生像
知識・技能:メディアが飛躍的に発展した情報社会と言われる今日の世界を理解するために、メディアの社会的機能や課題に興味を持つ学生を求めます。テレビや新聞などのマスメディアや、インターネットやSNSといったメディアのシステムや技術に加えて、ニュースやテレビ・ドラマ、映画、漫画、広告、音楽などといった表現そのものに対する幅広い関心を持った学生を求めます。
思考力・判断力・表現力:インターネットなどを通じてあふれる情報の中には、有用なものと同時に、虚偽や有害なものもたくさんふくまれています。そうした情報を批判的に解釈すると同時に、様々な社会の課題を解決するために、メディアをいかにして利用できるかを考え、その考えを表現し、論理的にわかりやすく、他者に伝える意欲を持った学生を求めます。
主体性・多様性・協働性:メディアを通じて得られる多様な情報に触れ、多様な他者の存在を認める寛容な精神を育みたいという意思を持った学生を求めます。また、広く社会に対して関心を持つと同時に、主体的にメディアを利用し、多様な他者と協働してメディアのあるべき将来像を提示しようとする意欲を持った学生を求めます。
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:インターネットに代表される新たなメディア環境が社会の情報化を進展させ、グローバル化をおし進めています。このような社会を生き抜くためには、多様な価値観に触れて寛容な精神を育むことが重要です。多様な価値観に触れるためにも、国際言語である英語の基礎的な能力の向上は不可欠です。社会学部が望ましい水準として掲げる実用英語技能検定(英検)2級(あるいはTOEFL®テスト、TOEIC® Testsなどの同等水準)以上の能力を身につけていることが望ましいです。
国語(現代文):日本社会で生活する以上、多様な他者と触れ合い、理解し合うための基礎は日本語の言語能力です。メディアを通じて流通する情報を批判的に解釈し、広く有用な情報を発信する能力を養成するためにも、正確な日本語能力を身につけてください。
地理歴史・公民:メディア学科は社会学部に属する一学科として、メディアと社会のかかわりを中心に学修します。社会全般についての基礎的知識を身につけるため、地理、世界史、日本史、政治・経済、倫理などを学び、今日の社会が直面する諸課題やその背景を分析できる力を身につけてください。
数学:メディアの影響力などを理解するためには、様々なデータを統計的に分析する能力を持つことが必要とされます。統計の基礎は数学であるため、数学についての基礎的知識を持っていることが望ましいです。メディア学科での専門科目の習得と卒業に数学が必須ということではありませんが、論理的思考能力を養う上でも、数学の知識が役に立ちます。
入学者選抜制度
社会学部メディア学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、メディア学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、社会学部メディア学科の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、社会学部メディア学科の教育を受けるために必要な学力(知識・技能)が備わっているか、大学入学共通テストにより「知識・技能」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
自己推薦(スポーツ)入学試験:高等学校在学中に学業とスポーツ活動とを両立させた実績を持ち、同時に、本学入学後も社会学部メディア学科生としての学修意欲を常に持ちながら、本学の体育会に加盟している部でのスポーツ活動を継続することができる強い意志と能力を持つ人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、小論文では社会学部メディア学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、かつ社会学部メディア学科で学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、口頭試問では社会学部メディア学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」ならびに「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、社会学部メディア学科で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、学部の核となり他の学生をリードし、ひいては大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、口頭試問では社会学部メディア学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」ならびに「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
- ※国際教養コースのアドミッション・ポリシーは、国際教育インスティテュートのウェブサイトを参照すること。
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同志社大学 社会学部 メディア学科の基本情報
同志社大学 社会学部 メディア学科の学生数・教員数・定員数
学部学生数 | 360人 |
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教員数 | -人 |
入学定員 | 88人 |
収容定員 | -人 |