同志社大学 文学部 文化史学科のアドミッションポリシー
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:英語、外国語は、国際化した現代において不可欠というだけではなく、私たちが無意識に使っている自国語を相対化し、普遍的な思考と叙述をトレーニングさせる機能もあります。西洋史・東洋史を専攻する学生にとっては、いうまでもなく外国文献を読み解くことが研究の前提です。留学にも不可欠な能力となります。また、日本史を専攻する学生でも近現代史研究においてはもちろんのこと、前近代の研究でも外国の日本学の研究成果に目配りするために必要です。学術雑誌に載せる論文が英文要旨を要求しているように、研究内容を他言語で表現することは普遍的な分析概念を自覚的に設定させる契機ともなります。
国語(現代文・古典):卒業論文の作成につながる大学の歴史研究では、先行研究を正確に把握する理解力、文献史料を深く読み解く技能、そして自分の見解を論理的に伝える表現力、この三者が不可欠です。正確な読解力と表現力は思考の写し鏡なのです。また、日本史を専攻する学生は、1年次生から漢文・古文で書かれた史料を日常的に扱うことになり、東洋史を専攻する学生にとっても漢文講読は必須となりますから、それらの基礎学力は不可欠です。入試で漢文が出題されようとされまいと、きちんと学習しておいてください。
地理歴史(世界史・日本史):大学で専門の学問として歴史学を勉強するのですから、日本史や世界史の基礎的な知識と考え方を身につけておくことが必要です。大学での主体的・能動的な学びのためには、暗記だけではなく、歴史の大きな流れや時代・地域の特徴を理解することが大事です。歴史的な重要事項についての基本的な知識を習得しておくことは、総合的な歴史観を養う大学での授業を理解し、現代社会の諸問題を発見するのに役に立ちます。
入学者選抜制度
文学部文化史学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、文化史学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、筆記試験などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、文学部の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、文学部文化史学科の教育を受けるために必要な学力が備わっているか、大学入学共通テストにより評価しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、かつ文学部文化史学科で学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」および文学部文化史学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、文学部文化史学科で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、学部の核となり他の学生をリードし、ひいては大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、筆記試験では文学部文化史学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
- ※国際教養コースのアドミッション・ポリシーは、国際教育インスティテュートのウェブサイトを参照すること。
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同志社大学 文学部 文化史学科の基本情報
同志社大学 文学部 文化史学科の学生数・教員数・定員数
学部学生数 | 533人 |
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教員数 | -人 |
入学定員 | 125人 |
収容定員 | -人 |