同志社大学 / 文学部 哲学科
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同志社大学 文学部 哲学科のアドミッションポリシー

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語:哲学科では、哲学・倫理学の古典を研究するうえで、英語、ドイツ語、フランス語、さらにはギリシャ語やラテン語等の外国語の学びが不可欠と考えています。とくに、哲学科の教育課程は、英語、ドイツ語、フランス語のうち、二カ国語を学ぶ仕組みになっています。しかし、どのような外国語であろうと、その習得には時間がかかります。それゆえ、まずは、日本の学校教育の制度からいっても、英語の学習を基本としてください。英語を勉強するさいにも、やはり、文献読解の基礎的技能としての読む力、書く力、話す力が重要になります。わけても、読む力を身につけることが肝要です。学習の目標は、辞書がなくても英語の文献を読めるようになるところにありますが、他方で、辞書を使いながら内容を正確に理解して、各人の視点からそれを分析できるようになるまで読み抜くことも大切です。辞書を使わないで文献を読み大意を掴む訓練と、辞書を丹念に調べて文献を丁寧に最後まで読む進める作業の二つに取り組んでほしいものです。

国語(現代文):哲学科では、文献を読むこと、自分が思っていることを他者に伝えること、自分が理解し考えたことを書くことが学習の基本となります。それゆえ、自分たちの母語である日本語については、読む力、書く力、話す力はもちろんのこと、日本語についての深い理解も求められます。その意味で、哲学は、言葉を駆使して物事を原理的にかつ批判的に考察する営みです。聖書の言うように、「初めに言葉ありき」ということです。そこで要求されるのは、自己の経験に根ざした論理的思考力、他者に伝わる自己表現力、さまざまな文章を書き分ける言語能力です。しかも、言葉は、他者とのコミュニケーションを成立させている、いわば道具の役目を担っています。言葉の力を身につけるためにも、国語(現代文)の学習を通じて、読書、対話、作文に取り組むことで、日頃から言葉についての意識を仲間とともに協動的に高めていってください。

地理歴史(世界史・日本史):哲学科では、哲学・倫理学の古典を学ぶことを旨としています。哲学を学ぶうえで欠かせないのが哲学史の勉強です。哲学史を学ぶうえでは、どうしても歴史の理解が必要になってきます。古典ギリシャを初めとする古代から現代まで、広く、西洋、東洋、日本の歴史の理解が要ります。そのさいに歴史的事実の把握が必要になることは言うまでもありません。歴史(世界史、日本史)の学習を通じて、まずは、哲学史を学ぶための土台として、そうした知識を蓄えていってください。つぎに大切になるのは、そのような知識を結びあわせて歴史的な流れを掴む思考力です。歴史についての知的教養がなければ、哲学的な洞察も浅いものに終わるでしょう。それゆえ、物事に対する原理的かつ批判的な目で、人間とそれを取り巻く世界について主体的に考えていくには、歴史感覚なり歴史観なり、世界の歴史についての鋭い意識がなければなりません。世界のさまざまなあり方に敏感になれる多様性の精神、世界でこれまで起こってきたできごとを通覧できる大局的なものの見方、それらを身につけてほしいと思います。

入学者選抜制度

文学部哲学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、哲学・倫理学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、筆記試験などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。

一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、文学部の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。

大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、文学部哲学科の教育を受けるために必要な学力が備わっているか、大学入学共通テストにより評価しています。

指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、かつ文学部哲学科で学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」および文学部哲学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、文学部哲学科で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、学部の核となり他の学生をリードし、ひいては大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、筆記試験では文学部哲学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

  • ※国際教養コースのアドミッション・ポリシーは、国際教育インスティテュートのウェブサイトを参照すること。

同志社大学のAO(総合選抜)体験談

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同志社大学 文学部 哲学科の基本情報

同志社大学 文学部 哲学科の学生数・教員数・定員数

学部学生数 326人
教員数 -人
入学定員 70人
収容定員 -人

同志社大学 文学部 哲学科で取得できる資格

中学校教諭1種免許状(社会)、高等学校教諭1種免許状(地理歴史)、高等学校教諭1種免許状(公民)、博物館学芸員、図書館司書、学校図書館司書教諭

同志社大学 文学部 哲学科の主な就職先・進学先

アパグループ、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、EIZO株式会社、株式会社村田製作所、株式会社島津製作所、有明産業株式会社、株式会社伊藤佑、株式会社静岡銀行、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社インターネットイニシアティブ、ネットビジョンシステムズ株式会社、学校法人関西医科大学、株式会社アバント、株式会社クリーク・アンド・リバー社、日研トータルソーシング株式会社、沖縄県、同志社大学大学院 文学研究科、京都大学大学院 文学研究科、京都大学大学院 地球環境学舎、大阪大学法科大学院 高等司法研究科、佛教大学 通信教育課程、株式会社アイコットリョーワ、株式会社オカムラ、日本アイ・ビー・エム株式会社、愛三工業株式会社、養父蒸留所、丸善薬品産業株式会社、株式会社ビックカメラ、きのくに信用金庫、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社デジタルホールディングス、株式会社Cygames、株式会社アウトソーシングテクノロジー、キャムコムグループ、住友林業ホームテック株式会社、アクセンチュア株式会社、奈良県、同志社大学大学院 神学研究科、京都大学大学院 人間・環境学研究科、立命館大学大学院 教職研究科、早稲田大学大学院 文学研究科

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