同志社大学 グローバル・コミュニケーション学部グローバル・コミュニケーション学科のアドミッションポリシー
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同志社大学 グローバル・コミュニケーション学部のアドミッションポリシー
グローバル・コミュニケーション学部では、一定期間の留学を含むカリキュラムを通して、実践的外国語運用能力を伸長すると共に、幅広い知識と教養を身につけることにより、グローバル社会で卓越したコミュニケーション能力を駆使し、facilitator、negotiator、administratorとして活躍できる人材の育成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。
グローバル・コミュニケーション学部の求める学生像
知識・技能:グローバル社会を舞台に活躍するためには、多様な価値観に目を向け、背後にある社会や文化に関する確かな理解が求められます。また、外国語で発信された情報を正しく理解できることはもちろん、自らの考えを外国語で的確に表現する能力を磨いていく必要があります。本学部の数値的な到達目標は、英語コースはTOEFL iBT®テスト79点(ITP550点)以上及びTOEIC® Listening & Reading Test 850点以上、中国語コースは中国語検定2級ないしHSK 6級(合計点の6割以上のスコア獲得を合格とみなす)、日本語コースは日本語実用テスト(Jテスト)準A級ないしビジネス日本語能力テスト(BJT)J1レベルです。これらの目標に向かい、継続的に努力ができる学生を求めています。
思考力・判断力・表現力:グローバル社会の様々な問題についての議論に加わっていくためには、多様な視点が存在することを十分考慮しながら、筋道を立てて考えることが必要です。状況に対して十分な観察を行い、問題点を整理し、自らの分析をしっかりした根拠と共に説明できなければいけません。論理的に思考し、自らのことばで意見を述べることができる学生を求めています。
主体性・多様性・協働性:世界には多様な文化、言語、社会があり、政治・経済や環境問題などもこれらと密接に関わっています。そのような中で、グローバルな人材となるためには、異なる文化や価値観を持つ人々に対する寛容の精神と、偏見にとらわれず相互理解に向けての努力を惜しまない姿勢が求められます。異なる背景を持つ人々と様々な違いを乗り越えて協働しながら、1つ1つの課題に対して主体的に取り組むことができる学生を求めています。
英語コース
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:人間の豊かなコミュニケーションは「ことば」を基本に成り立っています。21世紀に入り、人びとの諸活動は世界規模で国境を越えて相互に浸透するようになり、ビジネスではもちろん、政治や教育、文化交流などあらゆる分野で、異なる文化の人と人とを結ぶコミュニケーションの能力が求められています。その際、世界で最も広く使われている「ことば」の一つが英語です。グローバル社会を舞台にfacilitator、negotiator、administratorとして活躍し得る人材の養成を目標に掲げる本学部は、高い英語力を習得した人物を強く求めています。望ましい水準の目安としては、実用英語技能検定(英検)2級(あるいはTOEFL®テスト、TOEIC® Testsなどの同等水準)以上を挙げることができます。これは、本学部英語コースの卒業要件の一つである英語圏での一年間のStudy Abroadを実りあるものにするために、最低限必要な水準です。
けれども、この数値は一つの目安であって、外国語能力試験の成績を伸ばすことだけが英語学習の目的ではありません。日ごろから、英語ということばに関心を持ち、「聞く、話す、読む、書く」の4技能をバランスよく伸ばすことに留意してください。また、英文の内容を正確に理解し、趣旨を的確に把握し、その内容について批判的に考察できる読解力や、根拠や例を示して自己の考えを論理的に組み立て、まとめることのできる表現力を身につけるようにしてください。外国語を学ぶということは、単に文法や語彙を学ぶだけではなく、その背後にある文化を学ぶことであり、新しいものの見方や考え方、表現法やコミュニケーションの方法を学ぶことでもあります。ことばの学習に対する積極的な姿勢を何よりも大切にしてください。
国語(現代文):コミュニケーション能力とは「ことば」で物事を伝える力です。本学部英語コースは卓越した英語コミュニケーション能力を有する人材の育成をその教育目標に掲げていますが、この目標を達成するためには、まず、ことばに関心を持ち、その働きを理解したうえで、ことばを使って物事を伝える力を身につける必要があり、国語(日本語、特に現代文)の学習は不可欠です。具体的には、日本語の文章の内容を正確に理解し、趣旨を的確に把握し、その内容について批判的に考察できる読解力や、根拠や例を示して自己の考えを論理的に組み立てまとめることのできる表現力が必要となります。また、国語(日本語)力は単に日本語を「読む、書く」能力だけを指すのではなく、相手の言うことを正確に理解し、自分の意見を効果的に発信するという「聞く、話す」能力も含まれています。可能な限りこれらすべての能力向上に努めてください。日頃からことばに対する感覚を磨き、ことばに対する関心を深めることが最も大切です。新書や新聞の社説・評論など、身近なところにある論理的な文章を積極的に読むように心がけてください。
地理歴史・公民:「ことば」は人間社会のなかで機能します。ことばの働きを理解し、ことばを使って効果的にコミュニケーションができるようになるためには、ことばの背後にある社会、文化の理解が不可欠です。上記の教科は受験のための必須教科ではありませんが、できるだけ幅広く履修し、社会、文化に関する基礎的知識を身につけてください。世界と日本の歴史・文化や、グローバル化する現代の政治・経済に関心を持ち、主体的に考える力を養うことで、本学部での学びはより豊かなものになります。こうした力を養うためにも、新書、入門的な専門書、新聞の社説・評論などを積極的に読むように心がけてください。
入学者選抜制度
グローバル・コミュニケーション学部では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、グローバル化社会に関する関心、学習意欲、表現力、コミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、幅広い学生を受け入れています。各種の推薦入学試験では、書類審査、小論文、口頭試問あるいは面接を取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方法において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、大学教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。
入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、グローバル・コミュニケーション学部英語コースの教育を受けるために必要な学力が備わっているか、一般選抜入学試験とは異なる側面から測定できる大学入学共通テストにより評価することで多様な学生の受け入れを行います。
自己推薦入学試験(公募制):グローバル・コミュニケーション学部英語コースで学ぶ高い意欲を持つ人物を選抜するために、出願書類では志望理由書の提出を求め「主体性・多様性・協働性」を評価します。また、英語の運用に関して高い「知識・技能」が備わっているかを評価するため、所定の英語外部試験を用いた出願資格条件を設定しています。小論文では学部で学ぶために必要な「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」が備わっているかを測るべく、英語の長文を読んだ上で、その内容や自分の考えを論理的に述べてもらいます。さらに口頭試問では英語による質問を行い、「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を測るとともに、日本語でも質問を行い、「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価します。このように自己推薦入学試験では、出願書類、小論文、口頭試問を通じて、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を総合的に審査しますが、とりわけ本入試においては英語に関する優れた「知識・技能」と、それに基づいた高い「思考力・判断力・表現力」を重視します。
指定校制推薦入学試験:グローバル・コミュニケーション学部英語コースで学ぶ高い意欲を持つ人物を学校長の推薦に基づいて選考するために、出願書類では志望理由書の提出を求め、「主体性・多様性・協働性」を評価します。また、英語の運用に関して一定水準以上の「知識・技能」が備わっているかを評価するため、所定の英語外部試験を用いた出願資格条件を設定しています。小論文では学部で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているかを測るべく、与えられたテーマに関する論述を行ってもらいます。口頭試問では、英語による質問を行い「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を測るとともに、日本語でも質問を行い、入学後の勉学における明確な志向及び意欲があるか、「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価します。このように指定校制推薦入学試験では、出願書類、小論文、口頭試問を通じて、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を総合的に審査しますが、とりわけ本入試においては優れた「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を重視します。
法人内諸学校推薦入学試験:法人内学校での教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、グローバル・コミュニケーション学部英語コースで学ぶ高い意欲を備えた人物を選考するため、出願書類では志望理由書の提出を求め、「主体性・多様性・協働性」を評価します。また、英語の運用に関して一定水準以上の「知識・技能」が備わっているかを評価するため、所定の英語外部試験を用いた出願資格条件を設定しています。口頭試問では、英語による質問を行い「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」を測るとともに、日本語でも質問を行い、高い「主体性・多様性・協働性」を備えた人物であることを審査します。このように法人内諸学校推薦入学試験では、出願書類と口頭試問を通じて、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を総合的に審査しますが、とりわけ本入試においては優れた「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を重視します。
中国語コース
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:人間の豊かなコミュニケーションは「ことば」を基本に成り立っています。21世紀に入り、人びとの諸活動は世界規模で国境を越えて相互に浸透するようになり、ビジネスではもちろん、政治や教育、文化交流などあらゆる分野で、異なる文化の人と人とを結ぶコミュニケーションの能力が求められています。その際、世界で最も広く使われている「ことば」の一つが英語です。グローバル社会を舞台にfacilitator、negotiator、administratorとして活躍し得る人材の養成を目標に掲げる本学部は、高い英語力を習得した人物を強く求めています。望ましい水準の目安としては、実用英語技能検定(英検)2級(あるいはTOEFL®テスト、TOEIC® Testsなどの同等水準)以上を挙げることができます。
けれども、この数値は一つの目安であって、外国語能力試験の成績を伸ばすことだけが英語学習の目的ではありません。日ごろから、英語ということばに関心を持ち、「聞く、話す、読む、書く」の4技能をバランスよく伸ばすことに留意してください。また、英文の内容を正確に理解し、趣旨を的確に把握し、その内容について批判的に考察できる読解力や、根拠や例を示して自己の考えを論理的に組み立て、まとめることのできる表現力を身につけるようにしてください。外国語を学ぶということは、単に文法や語彙を学ぶだけではなく、その背後にある文化を学ぶことであり、新しいものの見方や考え方、表現法やコミュニケーションの方法を学ぶことでもあります。ことばの学習に対する積極的な姿勢を何よりも大切にしてください。
国語(現代文):コミュニケーション能力とは「ことば」で物事を伝える力です。本学部中国語コースは卓越した中国語コミュニケーション能力を有する人材の育成をその教育目標に掲げていますが、この目標を達成するためには、まず、ことばに関心を持ち、その働きを理解したうえで、ことばを使って物事を伝える力を身につける必要があり、国語(日本語、特に現代文)の学習は不可欠です。具体的には、日本語の文章の内容を正確に理解し、趣旨を的確に把握し、その内容について批判的に考察できる読解力や、根拠や例を示して自己の考えを論理的に組み立てまとめることのできる表現力が必要となります。また、国語(日本語)力は単に日本語を「読む、書く」能力だけを指すのではなく、相手の言うことを正確に理解し、自分の意見を効果的に発信するという「聞く、話す」能力も含まれています。可能な限りこれらすべての能力向上に努めてください。日頃からことばに対する感覚を磨き、ことばに対する関心を深めることが最も大切です。新書や新聞の社説・評論など、身近なところにある論理的な文章を積極的に読むように心がけてください。
地理歴史・公民:グローバル社会で異文化間交流をスムーズに進めるためには、自国の歴史はもちろん、相手国(地域)の歴史や文化についてもしっかり理解しておくことが必要です。とりわけ日本と長い歴史を共有する中国語圏の人びとと交流する際には、必要不可欠と言っても過言ではありません。本学部中国語コースでは中国語圏での1年間のStudy Abroadが卒業要件となっていますが、Study Abroad先で実り多い交流を実現するためにも、また将来中国語圏・東アジアを中心としたグローバル社会で活躍する際に求められる素養を身につけるためにも、近代における日本と中国語圏・東アジアとの関係についてしっかり学び、理解を深めておいてください。中国語コースでは、卓越した中国語コミュニケーション能力の修得を目ざしながら、政治や経済、社会、文化、言語などさまざまな領域から中国語圏の諸事象を学びますが、歴史的背景や歴史的経緯を把握していることで、より深い洞察や理解が可能となります。世界と日本の歴史、とくに近現代史により強い関心を持って歴史関連諸科目を学ぶように心がけてください。
入学者選抜制度
グローバル・コミュニケーション学部では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、グローバル化社会に関する関心、学習意欲、表現力、コミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、幅広い学生を受け入れています。各種の推薦入学試験では、書類審査、小論文、口頭試問あるいは面接を取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方法において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重しつつ、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、大学教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、グローバル・コミュニケーション学部中国語コースの教育を受けるために必要な学力が備わっているか、一般選抜入学試験とは異なる側面から測定できる大学入学共通テストにより評価することで多様な学生の受け入れを行います。
自己推薦入学試験(公募制):グローバル・コミュニケーション学部中国語コースで学ぶ高い意欲を持つ人物を選抜するために、出願書類では志望理由書の提出を求め「主体性・多様性・協働性」を評価します。また、外国語学習への関心や意欲を評価するため、所定の英語外部試験および学習成績の状況による出願資格条件を設定しています。小論文では学部で学ぶために必要な「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」が備わっているかを測るべく、日本語の長文を読んだ上で、その内容や自分の考えを論理的に述べてもらいます。さらに口頭試問では、「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を測るとともに、「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価します。このように自己推薦入学試験では、出願書類、小論文、口頭試問を通じて、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を総合的に審査しますが、とりわけ本入試においては「知識・技能」と、それに基づいた高い「思考力・判断力・表現力」を重視します。
指定校制推薦入学試験:グローバル・コミュニケーション学部中国語コースで学ぶ高い意欲を持つ人物を学校長の推薦に基づいて選考するために、出願書類では志望理由書の提出を求め、「主体性・多様性・協働性」を評価します。また、外国語学習への関心や意欲を評価するため、学習成績の状況による出願資格条件を設定しています。小論文では学部で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているかを測るべく、日本語の長文を読んだ上で、その内容や自分の考えを論理的に述べてもらいます。口頭試問では、「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を測るとともに、入学後の勉学における明確な志向及び意欲があるか、「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価します。このように指定校制推薦入学試験では、出願書類、小論文、口頭試問を通じて、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を総合的に審査しますが、とりわけ本入試においては優れた「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を重視します。
法人内諸学校推薦入学試験:法人内学校での教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、グローバル・コミュニケーション学部中国語コースで学ぶ高い意欲を備えた人物を選考するため、出願書類では志望理由書の提出を求め、「主体性・多様性・協働性」を評価します。また、外国語学習への関心や意欲を評価するため、所定の英語外部試験および学習成績の状況による出願資格条件を設定しています。小論文では学部で学ぶために必要な「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」が備わっているかを測るべく、日本語の長文を読んだ上で、その内容や自分の考えを論理的に述べてもらいます。口頭試問では、「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」を測るとともに、高い「主体性・多様性・協働性」を備えた人物であることを審査します。このように法人内諸学校推薦入学試験では、出願書類、小論文、口頭試問を通じて、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を総合的に審査しますが、とりわけ本入試においては優れた「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を重視します。
同志社大学のアドミッションポリシー
同志社大学は、創立者新島襄の建学の精神に基づき、「深く学問・技芸を探求するとともに、自治自立の精神を涵養し、国際感覚豊かな人物を育成する」ことを目的に、キリスト教主義を基本として人格を陶冶する教育を行っています。この教育理念を基本に置きながら、同志社大学では、140年を越える長きにわたって、社会的視野と倜儻不羈(てきとうふき・『才気がすぐれ、独立心が旺盛で、常軌では律しがたいこと』)の精神を兼ね備え、良心を手腕に運用しながら社会の発展に貢献できる人物を育成してきており、現在もその責務を果たすべく努力を積み重ねてきています。
同志社大学の学生受入に対する基本理念(アドミッション・ポリシー)は、上述の教育理念に基づいており、1)専門的・実学的能力を高める上で土台となる、幅広い教養と論理思考能力を育成するために必要な基礎学力を有し、2)知識の量だけでなく、社会的視野を持ち、大学での学習に対する意欲と熱意があり、3)多様な背景を持つ者と協働して学ぶ寛容の精神と主体性を持ち合わせ、4)優れた感性と特性を持った学生を受け入れることを目指し、次のような多彩な選抜制度を用意しています。
一般選抜入学試験
同志社大学の一般選抜入学試験は、高等学校教育を尊重しつつ、大学教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜することを目的としています。
入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。解答形式についても、マークシート方式をとらずにできるだけ記述式とし、論理的思考力や正確な表現力をみるよう努めています。特に計算力を問う出題については、記述式解答の方法をとり、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験
同志社大学の大学入学共通テストを利用する入学試験は、入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度合いを判定するとともに、各学部での教育に必要とされる能力と適性を備えたものを選抜することを目的とするものであり、大学教育を受けるにふさわしい基本的な能力等を判定しています。学部・学科・コース・方式によっては、個別学力検査において小論文や口頭試問などを課すことにより、志願者の能力や意欲、適性などをより多面的・総合的に評価・判定できるように工夫しています。
アドミッションズ オフィス方式による入学者選抜
同志社大学のAO入試は、学力のみを重視する選抜方法ではありません。同志社大学で学びたいという意志を持ち、かつ学力試験では評価できない多様な能力、大きな可能性を秘めている学生を積極的に迎え入れようとする能動的な選抜方法です。
同志社大学のAO入試は、いわゆる一芸一能入試とは大きく異なります。一芸一能でいかに優れていても、総合的な評価の結果不合格になる場合もあります。つまり、AO入試は知識の多寡だけを問うのではなく、ましてや一芸一能だけを評価するものでもなく、一人ひとりの能力や個性と真の学力を適切に評価し、学習意欲や将来的な可能性までをも含めて総合的に評価する選抜方式です。本学で勉強することを強く望み、独自の考えを持ち、自ら問題を発見し、それを解決する能力を有している生徒、すなわち“自ら学び、自ら考える”自治自立の人物を求めています。
同志社大学のAO入試は、大学教育を受けるに十分な基礎学力があり、出願資格を満たしていれば、自分の意志で出願できる公募制の自己推薦入試です。第一次審査(書類)と第二次審査で合格を判定します。提出書類をひとつひとつじっくり時間をかけて審査し、さらに直接会ったうえで、意欲・能力・適性・目的意識や将来性等を多面的・総合的に評価し、合格者を決定します。
推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験
学力・人物ともに優秀で、本学で学ぶことを強く希望する生徒が、学校長などの推薦を受けて、あるいは推薦を受けなくても、出願できる制度です。学部・学科・コースによって様々な出願資格を定めており、個人的研鑽を通して高度な技能や資格を習得した方や、スポーツ活動、競技会等で顕著な成績をあげた方々、あるいは、ボランティア活動や福祉活動で指導的な役割を果たした方など、多様な経験とそれに裏打ちされた能力や資質・適性などを、書類審査や小論文、面接、口頭試問などの判定方法により、幅広く多面的・総合的に評価し、合格者を決定します。
指定校制推薦入学試験
学力・人物ともに優秀で、本学で学ぶことを特に強く希望する者が、学校長の推薦を受けて出願できる専願制の入学試験です。本学の教育理念である、キリスト教主義、自由主義、国際主義に対する深い共感と理解を有し、入学後の勉学について明確な志向と意欲を持つ方を求めています。調査書や小論文、面接、口頭試問などを通じて、能力や資質等を多面的・総合的に評価し、合格を判定します。
法人内各学校推薦入学試験
学校法人同志社が設置する4つの高等学校で、創立者新島襄の人生やその思想、同志社建学の精神や教育理念についてより深く接し、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」に基づく「知・徳・体」の全人格教育を受けた者が、学校長の推薦を受けて出願できる専願制の入学試験です。良心を手腕に運用する人物、つまり自治・自立の精神にあふれ、博愛精神に富み、個人の尊厳を重んずる人物、高いモラルや高潔な人格を有する人物、そして国際社会で創造的な活動のできる人物を育成することを目的とする同志社一貫教育の精神を理解し、入学後の勉学について明確な目的意識を持つ方を求めています。調査書や小論文、面接、口頭試問などを通じて、能力や資質等を多面的・総合的に評価し、合格を判定します。