同志社大学 生命医科学部のアドミッションポリシー
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同志社大学のアドミッションポリシー
同志社大学は、創立者新島襄の建学の精神に基づき、「深く学問・技芸を探求するとともに、自治自立の精神を涵養し、国際感覚豊かな人物を育成する」ことを目的に、キリスト教主義を基本として人格を陶冶する教育を行っています。この教育理念を基本に置きながら、同志社大学では、140年を越える長きにわたって、社会的視野と倜儻不羈(てきとうふき・『才気がすぐれ、独立心が旺盛で、常軌では律しがたいこと』)の精神を兼ね備え、良心を手腕に運用しながら社会の発展に貢献できる人物を育成してきており、現在もその責務を果たすべく努力を積み重ねてきています。
同志社大学の学生受入に対する基本理念(アドミッション・ポリシー)は、上述の教育理念に基づいており、1)専門的・実学的能力を高める上で土台となる、幅広い教養と論理思考能力を育成するために必要な基礎学力を有し、2)知識の量だけでなく、社会的視野を持ち、大学での学習に対する意欲と熱意があり、3)多様な背景を持つ者と協働して学ぶ寛容の精神と主体性を持ち合わせ、4)優れた感性と特性を持った学生を受け入れることを目指し、次のような多彩な選抜制度を用意しています。
一般選抜入学試験
同志社大学の一般選抜入学試験は、高等学校教育を尊重しつつ、大学教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜することを目的としています。
入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。解答形式についても、マークシート方式をとらずにできるだけ記述式とし、論理的思考力や正確な表現力をみるよう努めています。特に計算力を問う出題については、記述式解答の方法をとり、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験
同志社大学の大学入学共通テストを利用する入学試験は、入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度合いを判定するとともに、各学部での教育に必要とされる能力と適性を備えたものを選抜することを目的とするものであり、大学教育を受けるにふさわしい基本的な能力等を判定しています。学部・学科・コース・方式によっては、個別学力検査において小論文や口頭試問などを課すことにより、志願者の能力や意欲、適性などをより多面的・総合的に評価・判定できるように工夫しています。
アドミッションズ オフィス方式による入学者選抜
同志社大学のAO入試は、学力のみを重視する選抜方法ではありません。同志社大学で学びたいという意志を持ち、かつ学力試験では評価できない多様な能力、大きな可能性を秘めている学生を積極的に迎え入れようとする能動的な選抜方法です。
同志社大学のAO入試は、いわゆる一芸一能入試とは大きく異なります。一芸一能でいかに優れていても、総合的な評価の結果不合格になる場合もあります。つまり、AO入試は知識の多寡だけを問うのではなく、ましてや一芸一能だけを評価するものでもなく、一人ひとりの能力や個性と真の学力を適切に評価し、学習意欲や将来的な可能性までをも含めて総合的に評価する選抜方式です。本学で勉強することを強く望み、独自の考えを持ち、自ら問題を発見し、それを解決する能力を有している生徒、すなわち“自ら学び、自ら考える”自治自立の人物を求めています。
同志社大学のAO入試は、大学教育を受けるに十分な基礎学力があり、出願資格を満たしていれば、自分の意志で出願できる公募制の自己推薦入試です。第一次審査(書類)と第二次審査で合格を判定します。提出書類をひとつひとつじっくり時間をかけて審査し、さらに直接会ったうえで、意欲・能力・適性・目的意識や将来性等を多面的・総合的に評価し、合格者を決定します。
推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験
学力・人物ともに優秀で、本学で学ぶことを強く希望する生徒が、学校長などの推薦を受けて、あるいは推薦を受けなくても、出願できる制度です。学部・学科・コースによって様々な出願資格を定めており、個人的研鑽を通して高度な技能や資格を習得した方や、スポーツ活動、競技会等で顕著な成績をあげた方々、あるいは、ボランティア活動や福祉活動で指導的な役割を果たした方など、多様な経験とそれに裏打ちされた能力や資質・適性などを、書類審査や小論文、面接、口頭試問などの判定方法により、幅広く多面的・総合的に評価し、合格者を決定します。
指定校制推薦入学試験
学力・人物ともに優秀で、本学で学ぶことを特に強く希望する者が、学校長の推薦を受けて出願できる専願制の入学試験です。本学の教育理念である、キリスト教主義、自由主義、国際主義に対する深い共感と理解を有し、入学後の勉学について明確な志向と意欲を持つ方を求めています。調査書や小論文、面接、口頭試問などを通じて、能力や資質等を多面的・総合的に評価し、合格を判定します。
法人内各学校推薦入学試験
学校法人同志社が設置する4つの高等学校で、創立者新島襄の人生やその思想、同志社建学の精神や教育理念についてより深く接し、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」に基づく「知・徳・体」の全人格教育を受けた者が、学校長の推薦を受けて出願できる専願制の入学試験です。良心を手腕に運用する人物、つまり自治・自立の精神にあふれ、博愛精神に富み、個人の尊厳を重んずる人物、高いモラルや高潔な人格を有する人物、そして国際社会で創造的な活動のできる人物を育成することを目的とする同志社一貫教育の精神を理解し、入学後の勉学について明確な目的意識を持つ方を求めています。調査書や小論文、面接、口頭試問などを通じて、能力や資質等を多面的・総合的に評価し、合格を判定します。
同志社大学 生命医科学部 医工学科のアドミッションポリシー
医工学科では、医療、福祉、健康など「生命」に関連する幅広いフィールドに存在するさまざまな課題を、機械工学および医学の複眼的視点を持って解決することのできる技術者や研究者を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。
医工学科の求める学生像
知識・技能:生命医科学に関連する基礎医学や機械工学の専門知識を得るために必要な、自然科学に関する基礎学力を有する学生を求めています。
思考力・判断力・表現力:日本語および英語での論理的思考能力と、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力の習得を目指す学生を求めています。
主体性・多様性・協働性:生命医科学に幅広い関心と向上心を持ち、自ら課題を発見し、解決する能力の習得を目指す学生を求めています。
グローバル社会における人や文化の多様性を尊重し、生命医科学に関する知識をもって、主体的に社会貢献する能力の習得を希望する学生を求めています。
多様性に富んだ集団でも能力を発揮し、協調して課題を解決できることを目指す学生を求めています。
国際社会に通用する技術者・研究者となることを目指す学生を求めています。
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:世界中の人材や知恵にアクセスし、グローバルな視点を持って難問を解決するためには英語を自由に使いこなせる能力が必要です。インターネット時代の現代社会では、英語を使いこなせる人は世界と物理的な障壁なく繋がり、多くの知識を得て、また世界に向けて情報を発信することができます。文法や発音も重要ですが、まずは外国人と英語でコミュニケーションが取れる語学力を身につけていくことが大切です。入学までには可能な限り英語の習得に励み、また入学後は更にレベルアップを図り英語で仕事ができる人材になるよう努力してください。
数学:医工学科において数学は専門科目の基盤科目であり習得が必須です。医用ロボット、医療・福祉機器、再生組織材料、信頼性のある生体・環境適合材料などの研究・開発を進める上で、数学は現象を理論的に展開する「道具」の役割をします。また、実験データの解析には、統計数学が必要不可欠となります。機械工学と医学の融合分野である“医工学”の可能性は、数学の論理的思考能力により大きく広がります。高校までに履修する数学の内容を十分理解し、数学基礎科目を習得しておいてください。
理科:医工学科で学ぶ機械工学と医学の幅広い知識を理解するためには、物理、化学、生物の基礎的な知識が必要となります。また、理科の学習を通して、論理的な思考力、課題発見・解決能力を養うことが大切になります。入学前に、物理、化学、生物などの科目を履修していることが望ましいですが、理科の基礎知識を学ぶための講義科目が用意されていますので、向上心をもって主体的に学ぶことが重要です。例えば、自然現象を数理モデルを通して理解し、表すことができる能力は、「生命」に関わる幅広いフィールドに横たわる課題解決のための基礎になります。高校生のうちから、物理現象や数式、生命科学に親しむことを意識して、理科を学習することが大切です。
入学者選抜制度
医工学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、機械工学と医学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価するために、異なる選考方法による入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、面接、口頭試問などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、医工学科の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成度・定着度を測るとともに、医工学科の教育を受けるために必要な総合的な学力が備わっているかを、大学入学共通テストの結果により評価しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じて、十分な基礎学力を備え、かつ医工学科において機械工学と医学の融合分野を学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、調査書等では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、志望理由書では「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているか、口頭試問では生命医科学部医工学科で必要な基礎学力を有しているかを中心に確認し、適正に評価しています。
とりわけ、本入試においては、入学後の勉学に対する明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、医工学科において機械工学と医学の融合分野を学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、調査書等では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、志望理由書では「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているか、口頭試問では生命医科学部医工学科で必要な基礎学力を有しているかを中心に確認し、適正に評価しています。
とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
同志社大学 生命医科学部 医情報学科のアドミッションポリシー
医情報学科では、医療、福祉、健康など「生命」に関連する幅広いフィールドで、医学および医情報学の複眼的視点から創意工夫をもって課題解決へと導くことのできる技術者、研究者を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。
医情報学科の求める学生像
知識・技能:生命医科学に関連する基礎医学や生体情報の取得・制御と、生体情報処理機構の情報システム構築への展開に関する知識を得るために必要な、自然科学の基礎学力やヒトを主体とする情報利用に関する技術を身につけるために必要な基礎的な知識・技能を有する学生を求めています。
思考力・判断力・表現力:日本語および英語の基本的な読解能力と表現能力を有し、論理的思考能力と、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身につけたいと希望する学生を求めています。
主体性・多様性・協働性:生命医科学に関する様々な問題について幅広い関心と向上心を持ち、自ら課題を発見し、解決する能力を習得したいと希望する学生を求めています。また、これらを協働して行うことを目指す学生を求めています。
国際社会に通用する技術者、研究者となることを希求する学生を求めています。
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:科学技術の世界は既にグローバル化されており、世界中から発信される新しい情報の理解や、世界へ向けての情報の発信には英語が欠かせません。英文読解や英作文、英語会話力なくして先端科学技術に接することは困難です。入学までにできる限りこれらの能力を磨いておいてください。
数学:医情報学科においては数学の知識は必須です。数学を理工学や医学に応用するための基礎として、高等学校学習指導要領に準ずる数学の知識と技法を習得しておいてください。さらに、数学を通して、大学で学ぶ上で必要となる論理的思考能力を身につける努力をしておいてください。
理科:生命を理解し、医学に関連する技術や知識を学んでいくうえで、理科の知識が基礎となります。理科3分野(物理、化学、生物)の理解が必要です。大学の講義に連結させるために、これらの科目について、十分な理解を得るように努力してください。
国語(現代文):グローバル化に適応するために英語は必須ですが、同時に、日本語の能力も欠かせません。読解力、表現力などを身に付けておく必要があります。
入学者選抜制度
医情報学科では、医療、福祉、健康など「生命」に関連する幅広いフィールドで活躍できる技術者、研究者を目指す多彩な学生の入学を期待しています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、面接、口頭試問、自己アピールなどを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、多様な志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、医情報学科の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、医情報学科の教育を受けるために必要な学力が備わっているか、大学入学共通テストの結果により評価しています。
アドミッションズ・オフィス方式による入学者選抜:従来の教科・科目の筆記試験だけでは測ることができない一人ひとりの多様な能力や将来の可能性、医情報学科で学びたいという目的意識・学習意欲を持って、自ら問題を発見し、その解決に向けて主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を備えた人物を適正に評価するために、出願書類に加えて、自己アピール、面接および口頭試問などによる丁寧な選抜を行っています。とりわけ、本入試においては、学びに対する高い意欲、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。また生命医科学部医情報学科で必要な基礎学力を有しているかを中心に確認し、審査しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、かつ医情報学科で学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、調査書等では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、志望理由書では「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているか、口頭試問では生命医科学部医情報学科で必要な基礎学力を有しているかを中心に確認し、適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、医情報学科で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、調査書等では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、志望理由書では「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているか、口頭試問では生命医科学部医情報学科で必要な基礎学力を有しているかを中心に確認し、適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
同志社大学 生命医科学部 医生命システム学科のアドミッションポリシー
医生命システム学科は、医療、福祉、健康など「生命」に関連する幅広いフィールドで、医学・生物・物理・化学の複眼的視点から創意工夫をもって課題解決へと導くことのできる技術者、研究者を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。
医生命システム学科の求める学生像
知識・技能:生命医科学に関連する基礎医学や細胞生物学の専門知識を得るために必要な、自然科学に関する基礎学力を有する学生を求めています。
思考力・判断力・表現力:日本語および英語の基本的な読解能力と表現能力を有し、論理的思考能力と、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身につけたいと希望する学生を求めています。
主体性・多様性・協働性:生命医科学に関する様々な問題について幅広い関心と向上心を持ち、自ら課題を発見し、解決する能力を習得したいと希望する学生を求めています。また、国際的に通用する技術者、研究者となることを希求する学生を求めています。
英語:高等学校までの教育課程の範囲内で、英語を用いたコミュニケーションに必要とされる理解力と表現力の習得が望まれます。発音、語彙、文法などの細部の把握に加えて、正しい知識に基づいた大局的な理解や豊かな想像力と批判精神を養う英語カリキュラムに対応できる能力を目指すことが望まれます。
数学:高等学校学習指導要領に基づく基本的な数学の知識と技法を習得しておくことが望まれます。生命科学においてあつかう自然現象は、複合的であることが多く、様々な問題の本質を数学的に考え、把握することが必要となります。また、情報の電子化とともに医療分野でも大規模データベースを用いた解析、いわゆるビッグデータの時代に対応するためにも総合的な数学の素養を身につけることが望まれます。
理科:高等学校学習指導要領に基づく基本的な物理、化学、生物の知識を習得しておくことが望まれます。自然現象の本質を見抜く力は、正しい知識に加えて、発見や洞察を行う能力、自然現象を定量的に、また論理的に考察する能力が必要とされます。幅広い好奇心を持ち特定の技術や知識のみにこだわらず総合的に理解する能力の習得が望まれます。
国語(現代文):高等学校学習指導要領に基づく基本的な読解力と明確な日本語での表現力の習得が望まれます。特に主体的な経験に基づく日本語の運用能力は、グローバル化時代に最も見直すべき基本的な能力と考えられます。積極的な国語の基本的素養の習得を目指すことが望まれます。
医生命システム学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、生命医科学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、面接、口頭試問などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、医生命システム学科の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、医生命システム学科の教育を受けるために必要な総合的な学力が備わっているかを、大学入学共通テストの結果により評価しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じて、十分な基礎学力を備え、かつ医生命システム学科において生命医科学を学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、調査書等では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、志望理由書では「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているか、口頭試問では生命医科学部医生命システム学科で必要な基礎学力を有しているかを中心に確認し、適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、入学後の勉学に対する明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、生命医科学を学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、調査書等では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、志望理由書では「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、面接では「主体性・多様性・協働性」が備わっているか、口頭試問では生命医科学部医生命システム学科で必要な基礎知識を有しているかを中心に確認し、適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。