近畿大学 理工学部のアドミッションポリシー
理工学部は、近畿大学建学の精神に則り、実学教育のもとに社会で求められる創造性豊かな人材を育成します。このため学部教育での到達目標として、ディプロマ・ポリシーを達成するためのカリキュラムを提供し、国際化に対応できる学問的素養、的確な判断力、社会をリードできる能力の伸長を重視します。従って、各学科への適性を兼ね備えた基礎学力を持つ人材はもちろんのこと、基礎学力のみにとらわれず社会のニーズ変化に即した多種多様な能力を持つ人材も併せて受け入れます。具体的には、カリキュラム・ポリシーに従った教育課程に従って学修に励み、ディプロマ・ポリシーを達成できることが期待される、次のような資質を持つ人材を受け入れます。
1.
理工学部での履修に必要な基礎学力、思考力および表現力を有し、学修の遂行に意欲を持つ人。
2.
社会への貢献、公共の福祉を理解し、これらを尊重することのできる倫理観を持つ人。
3.
知的好奇心があり、自然科学及び科学技術に対して強い関心を有する人。
4.
将来の目標を定め、目的意識と主体性を持ち、多様な人々と協働して学修に取り組むことができる人。
本学部の入学試験では上記の人材を選抜するために、一般選抜における専門科目に関する学力試験、推薦選抜における口頭試問など多様な評価を複数の入学試験で適切な時期に行うとともに、高校時の学業成績なども踏まえ多元的な尺度で評価し、受験生が各自の適性に応じて適切な入学試験を選択できる機会を充分に提供しています。
また、理工学部に入学するまでに、次のようなことを身につけていることが望まれます。数学・理科については各学科コースのアドミッション・ポリシーをご参照ください。
国語
日本語の読解力、表現力、論理的な思考力
外国語
英語文章の大意を汲み取り、表現できる能力、平易な英語を聞きとる能力
数学
数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学Cのうち、当学部各学科・コースでの学修に必要な内容の基礎知識、計算能力および論理的思考力
理科
物理、化学、生物のうち、当学部各学科・コースの学修に関連する分野の基礎的知識、実験に基づく考察力および計算力
地歴・公民
社会の仕組みと変化する社会情勢に対応していくための基礎知識および社会的素養
特別活動
自主的、協調的な態度と社会への貢献および公共の福祉と倫理観に関する基本的理解
近畿大学のアドミッションポリシー
本学の「建学の精神」と「教育の目的」に共感する入学者を国内外から広く受入れます。
1. 本学が求める基礎学力と倫理観を備える人。
2. 謙虚に学ぶ姿勢を有するとともに、自ら課題を発見し解決していく意欲にあふれる人。
3. 「人に愛され、信頼され、尊敬される」前に、まず人を愛し、信頼し、尊敬することのできる人。
4. 社会のニーズに対応できる実学や教養及び国際性を身につけたい人。
5. 自分の得意分野を伸ばし、社会に貢献したいと考える人。
近畿大学 理工学部 理学科のアドミッションポリシー
理学科数学コースは、近畿大学の建学の精神に則り、数学を通して論理的な思考力や総合的な判断力、問題解決能力を身に付け、人生を自ら切り開くことのできる人材を育成します。このために、次のような入学者を受入れます。
1. 数学コースの履修に必要な数学的基礎学力を有し、数学の学修に意欲を持つ人。
2. 知的好奇心があり、数学を中心とする自然科学の研究や工学への応用に関心を持つ人。
3. 数学を学ぶだけでなく、教えることにも興味を持つ人。
4. 自分の将来の目標を定め、数学の学修や研究に対して目的意識を持って取り組むことのできる人。
また、理学科数学コースに入学するまでに、次のようなことを身に付けていることが望まれます。
数学
数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B、C
国語
基礎的な文章読解力や表現力、さらには論理的思考能力
理科
物理基礎・物理または化学基礎・化学で学修する基礎的知識
外国語
基礎的な読解力とコミュニケーション能力及び英語作文力
理学科物理学コースは、近畿大学建学の精神に則り、実学教育のもとに社会で求められる柔軟で創造性豊かな人を育てます。また、多様な視点とともに、権威に盲従すること無く自ら判断する力をもつことで、国際交流に貢献できる人材育成も目指しています。このために、次のような入学者を国の内外から広く受入れます。
1. 理学科物理学コースの履修に必要な基礎学力を有する人。
2. 自然現象に感動し、自然現象の原因を探ろうとする好奇心を持つ人。
3. 論理的思考力、数理的思考力を身につけようとする意欲のある人。
4. 科学を理解し、その能力で社会に貢献しようとする意欲のある人。
5. 理系としての文章読解力及び表現力、国際的情報発信力を磨きたい人。
以上の資質を備えた学生を見出すために、推薦入試、一般入試、また大学入試共通テストを取り入れる共通テスト利用方式や高得点科目重視方式など、多様な入試制度を採用しています。また、理学科物理学コースに入学するまでに、次のような教科の内容を理解し、身につけていることが望まれます。
国語
基礎的な読解力、表現力、読書習慣
外国語
英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ
数学
数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C
理科
物理基礎・物理、及び理科の幅広い基礎的知識
地歴・公民
国際人としての基礎的知識及び社会的素養
理学科化学コースは、理工学部の人材育成の精神に則り、化学の基礎知識やその基本原理を学ぶことで、サイエンスの論理性に感動し、自然との調和を目指すことができる技術者・研究者・教育者を育成します。生命や環境に対する問題意識をもち、化学の知識と倫理観をもとに国内外で活躍できる人材の育成を目標としています。そのため、次のような入学者を受入れます。
1. 理学科化学コースでの履修に必要な基礎学力を有し、学修意欲のある人。
2. 知的好奇心があり、化学の基礎から応用までを学ぶ意欲のある人。
3. 理科・化学の面白さや重要性を教えることに強い関心をもつ人。
4. 生命や環境に対する問題意識をもち、これらを尊重することのできる倫理観をもつ人。
また、理学科化学コースに入学するまでに、次のような教科の内容を理解していることが望まれます。
国語
基礎的な読解力、表現力、理論的な思考力
外国語
基礎的な読解力・表現力
数学
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A・数学B・数学C
物理
物理基礎・物理
化学
化学基礎・化学
生物
生物基礎・生物
地歴・公民
変化する社会情勢(教育も含む)に対応していくための基礎知識と社会(教育)的素養
特別活動・課外活動
自主的、協調的態度と奉仕の心
近畿大学 理工学部 生命科学科のアドミッションポリシー
生命科学科は、生命現象から地球環境とヒトの相互作用までの幅広い分野を扱います。医療・薬品・食品・環境などの産業で活躍する人材、生命科学に関する研究をグローバルに牽引する人材、中学校や高等学校で理科・生物学を正しく生徒に教えることができる人材の育成を目指しています。そのために次のような学生を求めます。
1. 生物学を中心に生命科学に関する科目に興味を持ち、さらに深く学修したい人
2. 生命の仕組みや成り立ちを系統的に学修し、解き明かしたい人
3. ヒトの生命活動と環境や社会との間の相互の関わりや影響について深く学修したい人
4. 生命科学の知識・思考や技術を生かした専門的な職業に就き、国際的に活躍したい人
5. グローバルな視野をもち、生命科学の知識を広く社会に伝える職業に従事したい人
また、生命科学科に入学するまでに、次のような能力や知識を身につけていることが望まれます。
国語
基礎的な読解力及び表現力
外国語
基礎的な読解力及びコミュニケーション能力
数学
関数や図形に関する論理的な思考力
理科
生物:分子、細胞と生物個体および、生物を取り巻く環境との相互作用に関する基礎知識
化学:物質の化学的性質に関する基礎知識
物理:運動・エネルギーに関する基礎知識
地歴・公民
社会に関する一般的な知識
近畿大学 理工学部 応用化学科のアドミッションポリシー
応用化学科は、社会の要求に応える実践力を有し、国際的に活躍できる化学技術者を育成します。このために、応用化学科のディプロマ・ポリシーを達成するための到達目標を具体的に設定し、これらを到達できるカリキュラムを提供します。カリキュラム・ポリシーに従った教育課程に十分従事でき、ディプロマ・ポリシーを達成できることが期待される、次のような資質を持つ人材を受け入れます。
1. 化学の発展に携わる国際的にも通用する技術者あるいは研究者になるという明確な意志と目標を持つ人。
2. 高等学校教育における数学と理科の学修内容について、しっかりとした知識や能力を身につけている人。
3. 共同作業を伴う実験・研究において、積極的にコミュニケーションが取れる協調性のある人。
4. 応用化学科の学修・教育到達目標(http://www.apch.kindai.ac.jp/education01.html)を達成するための勉学に、意欲的・自主的・継続的に取り組める人。
当学科では、以上の資質を備えた学生を見いだすために、以下のような複数の方法で選抜を実施してします。推薦入学試験では、項目1,3,4を重視し、学校長からの推薦を基に、英語と数学の2科目を課して判定を行います。一般入学試験では、項目2,4を重視し、英語、数学、理科の3科目を課して選抜します。また、大学入学共通テストの結果を活用し、入学後必要とされる科目の中から2~4科目を課して、項目2,4を重視して選抜します。また、応用化学科に入学するまでに、次のような教科の内容を理解していることが望まれます。
国語
基礎的な読解力、表現力、論理的な思考力
外国語
基礎的な読解力・表現力
数学
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A・数学B・数学C
物理
物理基礎・物理
化学
化学基礎・化学
近畿大学 理工学部 機械工学科のアドミッションポリシー
機械工学科は、ものづくりに夢を抱き、将来機械技術者になるという明確な意思を持ち、自ら学ぶ意欲の旺盛な学生を求めています。
1. 社会の出来事に関心があるとともに、自ら考え努力できる人
2. 数学、物理学に興味があり、高等学校における内容を理解した人
3. 機械工学専門の講義、実験、演習そして研究に積極的に参加できる人
4. コミュニケーションの大切さを理解し、努力できる人
5. 科学技術に興味があり、機械工学の修得を目指す人
6. 科学技術の発展が社会と自然におよぼす影響を考えた『ものづくり』を目指す人
機械工学は、ロボット・工作機械・建設機械などの産業機械、自動車・鉄道・船舶・航空機・ロケットなどの輸送機械、さらにはIT機器・福祉機器などの分野や食品・薬品製造分野にわたり『ものづくり』の原点として広く活用されています。当学科は、実学教育に重点を置き、ものづくりの中核を担う機械技術者の育成を目指しています。同時に、単に機械を作るだけでなく、利用する人の立場を調査・想定し、社会への影響にも配慮できる人材の育成も目指しています。
機械工学科を志望する皆さんが、高等学校までの幅広い授業内容を理解していることを期待しています。具体的には、物理および数学の理解は必要と考えていますが、当学科では、上記の人材を多元的な尺度で選抜するために、以下のような複数の判定法を用いて評価を行っています。
1. 本学独自の入学試験において、数学、理科、英語の3科目を課す。
2. 学校長からの学業と人物の推薦をもとに、数学、英語の2科目を課す。
3. 大学入学共通テストにおいて、入学後必要とされる数学、英語、理科、国語、地理歴史の中から2~5科目を課す。
近畿大学 理工学部 電気電子通信工学科のアドミッションポリシー
電気電子通信工学科では、近畿大学の建学の精神のもと、理工学部の教育理念である「学ぶ意欲と習慣を身につけ、自律的に判断し、課題解決のために行動・チャレンジできる教養豊かで創造性に富む人材を育成する」ことに則って、この教育理念にかなう電気・電子・通信エンジニアを育成します。具体的には、幅広い専門知識を活用し、さまざまな課題に意欲的・継続的に取り組むことができるエンジニアの育成を目指しています。そのため以下のような姿勢・能力などを持った技術者志向の学生を受け入れます。学科では、入試制度ごとにアドミッション・ポリシーを設けており、推薦入学試験では、項目1、2を、一般入学試験では、項目1、3を、編入学試験では1及び専門知識の習熟度を重視します。
(1) 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ姿勢
(a)電気・電子・通信工学に関する興味と学ぶ意欲があり、科学技術の意義を理解し、社会に役立てようとする意志を持つ
(b)継続的な学修を行う習慣を身につけている
(2) 思考力・判断力・表現力等の能力
(a) 論理的に問題の解決に取り組むこと、物事を計画的に進めること、問題点を整理して解決法を抽出し、その実行にむけた取り組みができる
(b) 持続可能な社会の構築を目指して、社会への貢献と公益への寄与を果たすための取り組みができる
(c) 物事を表現するために必要となる基本的な読解力があり、自分の考えや行ったことを文章として記述できる
(3)知識・技能
(a) 電気・電子・通信工学を学ぶために必要となる、次の分野に対する基礎知識を持つ
・数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ及びA・B・Cで学修する知識
・物理基礎・物理で学修する知識
(b) 電気・電子・通信工学を学ぶために必要となる、次の分野に対する技能を持つ
・基本的な読解力、自分の考えや行ったことを文章として記述できる
・英語で記述された内容を理解し、自分の考えをまとめて表現できる
・必要に応じてコンピュータを利用できる
また、電気電子通信工学科に入学するまでに、次のような知識および能力を持つことが望まれます。
数学
Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ及びA・B・Cで学修する知識
理科
物理基礎・物理で学修する知識
国語
基本的な読解力、自分の考えや行ったことを文章として記述できる能力
外国語
英語で記述された内容を理解し、自分の考えをまとめて表現できる能力
情報
必要に応じてコンピュータを利用できる能力
近畿大学 理工学部 社会環境工学科のアドミッションポリシー
社会環境工学科は、安全・安心な社会基盤(社会生活に不可欠な公共物)の整備や維持管理を通して社会貢献できるプロフェッショナルな建設技術者を育成する学科です。本学科は、卒業後、公務員・総合建設業・設計会社・道路や鉄道系企業などの建設技術者として目覚ましい活躍ができるように、次のような入学者を受入れます。
1. 私たちの生活に密接に関係する社会基盤の整備や防災に対して興味・関心が高い人
2. 入学後の基礎・専門科目を修得する上で必要な高等学校の学修内容(国語・外国語・数学・理科に関する基礎的な知識)を学んでいる人
3. 社会貢献の精神を忘れず、常に自分自身を研鑽して向上できる意欲を持てる人
当科には、附属高等学校、指定校、協定校に対する推薦入試、英語・数学・理科を試験科目とした一般入試、一般入試と大学入学共通テストの総合点で合否判定する共通テスト併用入試、外国人留学生入試といった入試制度があります。推薦入試、外国人留学生入試では、面接試験で主にアドミッション・ポリシー1と3を、調査書でアドミッション・ポリシー2を確認し、合否判定します。また、一般入試、共通テスト併用入試の試験結果でアドミッション・ポリシー2を確認し、合否判定します。種々の入試を組み合わせてアドミッション・ポリシー1~3を満たす生徒を評価・選抜します。
近畿大学 理工学部 情報学科のアドミッションポリシー
情報学科では、国際的に通用する高度な学問的素養を持ち、豊かな社会の実現に貢献し、社会的責任を有する自立した技術者の育成を目指しています。このため学部教育での到達目標として、ディプロマ・ポリシーを達成できるようなカリキュラムを提供し、広い視野から問題の核心を的確に把握する洞察力、技術的な課題を解決する専門能力、進歩を遂げる情報技術に対応できる柔軟な思考能力と創造力について資質を持つ人材を受け入れます。具体的には、カリキュラム・ポリシーに従った教育課程に十分従事でき、ディプロマ・ポリシーを達成できることが期待される、次のような資質を持つ人材を受け入れます。
1. 技術と人間、社会、文化の関わりについての基礎的な洞察力を持つ人。
2. 技術者の社会的責任について理解し、それを誠実に遂行しようとする倫理観を持つ人。
3. 知的好奇心があり、工業製品あるいは社会システムに対して、情報分野における幅広い専門技術の知識を応用することに強い関心を持つ人。
また、情報学科に入学するまでに、次のような教科の内容を理解していることが望まれます。
数学
数学的公理や定理を活用した推論能力、論理的思考力
理科
自然現象を数式や化学式でモデル化する能力
外国語
文法に則って英文の文意を正確に理解する能力
国語
日本語の基礎的な読解力、及び論理的な記述力
近畿大学 理工学部 エネルギー物質学科のアドミッションポリシー
エネルギー物質学科では、理工学部が掲げる教育理念「学ぶ意欲と習慣を身につけ、自律的に判断し、課題解決のために行動・チャレンジできる教養豊かで創造性に富む人材を育成する」に則り、これらの能力を基盤として幅広い専門知識を活用し、エネルギー関連技術の発展に寄与する理工系人材の育成を目指しています。そのため以下のような資質をもちつつ、講義・ゼミ・実験における様々な共同作業に積極的に参加し、自他共に成長するために努力できる学生を受入れます。
1. エネルギー関連技術に関する興味と学ぶ意欲があり、エネルギー関連技術と社会の発展に貢献したいという明確な意志をもつ人。
2. 継続的な学修を行う習慣を身に付けている人。
3. エネルギー関連技術を学ぶために必要な、高等学校教育における数学と理科の学修内容を理解している人。
当学科では、以上の資質を備えた人材を選抜するために、以下のような複数の方法で判定を行います。
1. 推薦入学試験では項目1,2を重視して判定を行います。
2. 一般入学試験では、項目1,3を重視して選抜します。
3. 大学入試センター試験の結果を活用する場合、項目1,3を重視して選抜します。
4. 編入学試験では項目1および専門知識の習熟度を重視します。
エネルギー物質学科に入学するまでに、次のような教科の内容を理解していることが望まれます。
国語
基本的な読解力、自分の考えや行ったことを文章として記述できる能力
外国語
記述された内容を理解し、自分の考えをまとめて表現できる能力
数学
Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ及びA・B・Cで学修する内容
物理
物理基礎・物理で学修する内容
化学
化学基礎・化学で学修する内容
生物
生物基礎・生物で学修する内容
地歴・公民
社会に関する一般的な知識